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外耳炎の原因を知って正しいケアを

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/17

外耳炎の基礎知識

外耳炎は、軽い痛みやかゆみが徐々に眠れないほどのつらい痛みに変わっていき、悪化すると耳閉感や難聴、耳だれを起こすこともあります。外耳炎を起こす原因と、予防につながる正しいケアについて、ドクター監修の記事で解説します。

外耳炎になると、耳の入り口から鼓膜までの外耳(外耳道)といわれる部分が炎症を起こします。軽い痛みやかゆみが、徐々に眠れないほどの痛みに変わっていき、さらに悪化すると耳閉感や難聴、耳だれを起こすこともあります。本記事では、外耳炎を起こす原因と予防につながる正しいケアの仕方についてお伝えします。

外耳炎の原因とは

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの外耳と呼ばれる部分に炎症が起きることによって発生します。そのほとんどは、耳掃除などで外耳道の皮膚の表面につけてしまった傷に細菌や真菌(カビ)などが付着して炎症を起こして発症します。ひんぱんな耳かきはもちろん、耳掃除をしていると、ついつい耳かきを奥の方まで入れて耳垢をガリガリとかき出したくなりますが、その行為が外耳炎を引き起こす原因となっている可能性があります。特に、お風呂やプールに入った後の耳垢が湿ってふやけた状態のときに耳掃除をすると、外耳道が傷つきやすく外耳炎になりやすいといわれています。耳の中が湿っているときは、できるだけ耳の中を触らないように注意してください。また、ヘアスプレーといった整髪料や毛染め剤のような刺激物が外耳道に入ることも外耳炎の原因となります。使用の際は、注意するようにしましょう。

耳垢のタイプと役割

耳垢の状態は人によって違っていますが、大きく二つのタイプにわけられます。

乾性耳垢

薄いかさぶた状のかさかさした耳垢で、日本人の約85%がこのタイプといわれています。比較的、自然に排出されやすいタイプです。

湿性耳垢

粘土状の湿った耳垢。乾性耳垢に比べ、耳垢腺や脂腺の数が多いため、耳垢ができやすい上、乾性耳垢よりも自然に排出されにくいタイプです。

耳垢は不要なもの、汚いものというイメージがありますが、実は自浄作用があり、表皮を保護したり、雑菌などを駆除したりする働きのある分泌物です。そのため、耳垢は取りすぎてもよくありません。自然排出されにくい湿性耳垢の場合でも、年に2~3回ほど専門医で除去してもらう程度でよく、乾性耳垢の場合は、日常生活においてはさほど耳掃除をする必要はありません。外耳道の皮膚は、普通の皮膚と比べて薄く非常にデリケートにできています。外からの刺激には特に弱いため、平常時からできるだけ耳の中を触らないようにすることをおすすめします。耳掃除をやりすぎないこと、また、入浴などの際は水やシャンプーなどが耳に残らないように気をつけましょう。