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日本での発症率は?先天性内反足はどのような病気なの?

更新日:2018/06/15 公開日:2016/11/24

内反足の基礎知識

内反足とは、足に変形の見られる病気のことで、足が内側を向く内反に加え、尖足、内転、凹足といった変形が見られます。どのように変形し、どのような症状が見られるのか、特に先天性内反足について、ドクター監修の記事で解説します。

内反足とは

内反足とは、足が内側を向いて変形する病気を指します。多くは内反変形に加え、尖足(せんそく)、内転(ないてん)、凹足(おうそく)といった変形が見られ、中でも出生時から内反変形が存在するものを先天性内反足といいます。

尖足

足先が下を向くように足関節が変形してしまった状態です。足先のみが地面につく状態になり、かかとを地面につけることができません。

内反

足が内側に向けて変形してしまった状態です。

内転

内反に似ていますが、足のつま先側が内側を向いた状態を指します。

凹足

足裏の土踏まずが高く、甲高に変形した状態を指します。偏平足の逆といえます。

内反足の症状

先天性内反足の場合、生まれたときから変形を確認することができます。軽度の場合は矯正を行うことで改善していきますが、多くの場合はアキレス腱を切る手術が必要になります。

他の病気が起因して起こる先天性内反足

先天性内反足の場合、単純に足が変形しているというだけでなく、他の先天性の病気の合併症として併発する場合があります。合併症の場合は、合併症特有の症状が現れるのも特徴です。代表的なものとしては、多発性関節拘縮症(たはつせいかんせつこうしゅくしょう)、二分脊椎(にぶんせきつい)、などがあります。

先天性内反足の原因と発症率

先天性内反足の原因については明らかにされていません。発症率は約1,000~2,000人に1人の割合で、女児よりも男児に多いとされており、男女比は約2対1の割合となっています。

先天性内反足の原因について、詳しくは『どうして足が変形してしまうの?先天性内反足の原因とは』をご覧ください。

先天性内反足の検査と診断

先天性内反足は、足の変形が見て取れるため、視診や触診で診断可能です。また、生後3か月を超えるとX線検査で骨の状態を知ることができ、先天性内反足の症状と類似している内反位足の可能性を消すことができます。

先天性内反足の治療と予後

先天性内反足に関しては、Ponseti法という治療法が効果が高いとされ、多くの医療機関で行われています。徒手による矯正、ギプス固定などマニュアル化され理解されやすい治療法です。治療成績は良好で、しっかり治療をすれば、大きな障害なく日常生活を送ることができます。

治療法について、詳しくは『ギプス・装具による矯正から?先天性内反足の治療法とは』をご覧ください。

監修協力:あいち腰痛オペクリニック 河重 俊一郎