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どうして足が変形してしまうの?先天性内反足の原因とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/24

内反足の基礎知識

先天性内反足は、原因が明らかにされていない病気ですが、他の病気の合併症として症状が現れることがあります。原因やほかの病気の合併症、先天性内反足と間違えやすい内反位足について、ドクター監修の記事で解説します。

先天性内反足(せんてんせいないはんそく)は、生まれつき見られる足部の変形です。原因にはどのようなものがあるか、他の病気の合併症として起きている場合、どのような病気が考えられるのか、詳しく見てみましょう。

先天性内反足とは

先天性内反足とは、生まれつき足が内側を向いて変形している病気を指します。多くは内反変形に加え、尖足(せんそく)、内転(ないてん)、凹足(おうそく)といった変形も見られ、出生後、早期の治療が必要となる病気です。

詳しくは、『日本での発症率は?先天性内反足はどのような病気なの?』で解説しています。

先天性内反足の原因

内反足は、足部は構成する骨の配列異常や変形、靭帯や筋肉といった軟部組織の異常、足全体の成長障害などが病態として見られる病気です。なぜこのような変形が起こるかに関しては、原因は明らかにされていませんが、遺伝的な要因が関与しているのではないかと考えられています。具体的な予防策などについては講じられていません。

他の病気の部分症状として生じる先天性内反足

他の病気の合併症の1つとして内反足が現れることがあります。代表的なものに多発性関節拘縮症(たはつせいかんせつこうしゅくしょう)、二分脊椎(にぶんせきつい)、羊水過少症などがあります。

多発性関節拘縮症

関節が硬くなり、筋肉がうまく収縮しないため、足に変形をきたすことがあります。

二分脊椎

先天性の脊椎の異常です。歩行障害や足の変形を引き起こすことがあります。

羊水過少症

羊水が極端に少ない状態のことを指し、一般には100mLを下回る場合を羊水過少としています。ポッター症候群などといった、腎臓の形成不全が起こる病気などによっても併発します。

先天性内反足と間違えられやすい内反位足

先天性内反足と間違えやすい病気に、内反位足(ないはんいそく)があります。内反位足は、内反足のように骨に異常がある訳ではなく、母親のおなかにいる間についたクセであり、ほとんどの場合、矯正と成長にともない治癒していきます。

先天性内反足における治療

治療法としては、Ponseti法という治療法が一般的で、きちんと治療をすれば普段の生活に大きな障害は発生しないということで、多くの医療機関で用いられています。徒手による矯正やギプスでの固定などを行います。

詳しくは、『ギプス・装具による矯正から?先天性内反足の治療法とは』で解説しています。

監修協力:あいち腰痛オペクリニック 河重 俊一郎