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半月板損傷の手術方法は?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/17

半月板損傷の治療

半月板を損傷した場合、手術が行われることがあり、その方法には縫合術と切除術の2つがあります。それぞれのメリットやデメリットを含め、半月板の手術方法について、ドクター監修の記事で解説します。

半月板を損傷した場合、症状によって手術が必要かどうか判断されます。本記事では、縫合術、切除術という2種の手術方法におけるメリット、デメリットについて解説します。

半月板損傷に対する治療法とは

半月板損傷の治療方法は、半月板の形状や損傷部位、損傷程度、不安定性の違いなどにより、保存療法と手術療法の2つに分かれます。手術療法には、縫合術と切除術の2つがあります。手術が必要になるのは、痛みに加えて、半月板のひっかかりでひざが動かないなど日常生活で支障がある場合です。また、痛みが長く続き、くり返し水がたまるといった症状があり、スポーツ時や日常生活、働くときに大きな支障がある場合にも手術が行われることがあります。

半月板損傷後の手術療法について

半月板損傷の手術は、関節鏡を用いて行われ、軽度の場合は日帰りできることもあります。関節鏡を用いた手術は、1cmほどの小さな穴を3か所ほど開けて行います。術後の傷が小さく、早期の回復が期待できます。

半月板縫合術と半月板切除術の違い

半月板の手術には、半月板縫合術と、半月板切除術の2種類の方法があります。それぞれの手術方法で、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

半月板縫合術のメリットとデメリット

若年層では、スポーツ時の外傷によって半月板に縦断裂が起こることが多く、この場合は原則として関節鏡を使った縫合術が行われます。ただ、前十字靱帯損傷を合併している場合は、半月板縫合術だけでは再断裂の可能性が高いため、同時に靱帯再建もされます。縫合術では、半月板の損失は少なく抑えられますが、入院期間やリハビリ期間が長引く傾向があります。また、縫合術後、完治する場合もありますが、完治しないケースもあります。

半月板切除術のメリットとデメリット

半月板の水平断裂や、横断裂の場合には、切除術がとられます。日本では、半月板手術の9割が損傷部分を切除するともいわれています。一般的に、中高年の症例においては半月板に変形が見られることが多く、部分切除が選択されることが多いようです。切除する際は、ひざ関節の荷重に大きな役割を果たしている部位を考慮し、なるべく全摘出にならないように行われます。縫合術に比べ、入院期間やリハビリ、回復期間が短いのが特徴です。切除した部分は再生されないため、手術後は、周辺の筋肉を強化してひざの負担を軽減させる運動療法などを行うことがあります。