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貧困の連鎖を防ぐ「生活困窮世帯の子どもの学習支援」とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/31

生活福祉

「生活困窮世帯の子どもの学習支援」とは、家庭による事情で教育を受けられない子供達に生活支援や学習支援を行うことです。今回はそんな子供達をサポートしてくれる「生活困窮世帯の子どもの学習支援」についてご説明します。

家庭による違いはありますが、生活困窮世帯の子ども達は中卒で社会に出ることも多く、低学歴低所得になって貧困が連鎖してしまうという傾向があります。では、その負の連鎖を断ち切るためにも具体的にどういった支援が受けられるのか見ていきましょう。

学習支援をきっかけとした包括的な支援

ボランティアの教員OB達による無料塾などの学習支援を行っています。また、ホームフレンドの派遣や居場所の確保、調理実習や食事の提供などで基本的な生活習慣を身につけ、子どもの心に寄り添って子ども達を育成していきます。教育と生活、そして家庭のことを含め包括的に支援することを目的としています。自治体によってさまざまな支援をしているので興味のある方は問い合わせてみるといいでしょう。

「生活困窮世帯の子どもの学習支援」が受けられる対象者とは

基本的には中学生が対象になっています。しかし、対象者に小学生も含まれる場合があり、各自治体によって変わってくるので問い合わせて確認してみましょう。

また、自治体によっては養育環境に問題があって学習することが難しい子どもや、外国語を母国語にしていて日本語での学習に支援が必要な子どもも支援が受けられる場合があります。主に支援が受けられる対象者は以下になります。

・生活保護受給者世帯

・児童扶養手当を受給している世帯

・就学援助を受給している世帯または同等の収入額の世帯

・収入状況や世帯状況で支援が認められる世帯

まずは相談窓口へ!「生活困窮世帯の子どもの学習支援」を活用したい場合

基本的には各自治体などが設置している相談窓口へ行く必要があります。相談内容、生活状況から個人の支援プランを作成して、関係機関と連携して支援する機関へと繋いでくれます。また、学校などの教育機関と連携もしているので、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーから関係機関などへ繋いでくれる場合もあります。支援機関に繋げるだけがゴールではなく、その後も子どもや親の生活に必要な支援を考えてサポートしてくれます。そして支援の結果困っていることが解決した場合、支援は終了となりますが、その後も一定期間支援員が見守ってくれます。

「生活困窮世帯の子どもの学習支援」は生活困窮世帯自立支援制度の一環で始まった

平成27年4月から施行された、生活困窮者自立支援制度の一環として始まった「生活困窮世帯の子どもの学習支援」は、生活困窮世帯の子ども達をあらゆる方面からサポートしてくれる制度です。勉強で悩んでいるにもかかわらず家庭の経済的な事情で塾に通えない子や、不登校で学校に行けなくて進学できない子達を無料塾などでサポートしたり、生活面からサポートしたりと学習支援だけではないのが特徴です。その背景には生活困窮世帯が抱える問題が非常に複雑で多面的、ということがあげられます。問題を総合的に支援していくことが、問題解決の近道になるのです。

生活困窮世帯の子ども達にとって、高校卒業が自立に繋がる一つの大きなポイントになってくるので、主に中学生を中心に支援していきます。自治体によっては小学生から高校卒業までサポートしてくれる所もあります。学習支援以外にも親の支援を行うための家庭訪問を実施し、親の問題も同時にサポートしていきます。

「生活困窮世帯の子どもの学習支援」や生活困窮世者自立支援制度についての相談は

各都道府県の相談窓口へ問い合わせをしてください。相談窓口は、都道府県の他に市や町の福祉担当部署や社会福祉協議会、社会福祉法人、NPOに設置されます。また厚生労働省のウェブページで各都道府県の相談窓口の連絡先を掲載しているのでスマ―トフォンやパソコンで調べることができます。

教育機関に通っている子どもの場合は各教育機関の相談員に直接相談してもいいでしょう。相談内容は秘密厳守なので、悩んでいることがあったら気軽に相談窓口を利用してみましょう。