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低所得者や高齢者世帯の強い味方!「生活福祉資金貸付制度」とは

更新日:2016/11/01 公開日:2016/10/31

生活福祉

低所得者や高齢者、障がい者の暮らしを経済的に支える「生活福祉資金貸付制度」という制度があります。今回はこの「生活福祉資金貸付制度」の特徴や対象者、申請方法についてご説明します。

現在、国内にはさまざまな理由で生活が困難になっている方がいます。収入や貯金がなく福祉サービスを利用したくてもできない障がい者・高齢者の方、生活再建の資金を借りられない低所得者の方々。そんな人たちの助けとなるのが生活福祉資金貸付制度です。この制度は困っている世帯の状況に合わせ、就職に必要な知識・技術の習得や進学の費用、介護サービスにかかる費用などの貸付けができるというものです。

生活や就学、福祉を受ける資金が借りられる「生活福祉資金貸付制度」

生活福祉金貸付制度の支援資金は大きくわけて4つに分類され、貸付け可能な費用としてそれぞれ2つから3つの種類があります。世帯の状況に応じて、適切な資金が貸付けできます。貸付限度額や利子、保証人の有無などはそれぞれで違います。詳細は以下の通りです。

総合支援資金(保証人:原則必要、なしでも可能 利子:保証人あり/無利子 保証人なし/年1.5%)

 生活支援費…限度額:月15~20万

 住宅入居費…限度額:40万

 一時生活再建費…限度額:60万

福祉資金

 福祉費…限度額:580万(保証人:原則必要、なしでも可能 利子:保証人あり/無利子 保証人なし/年1.5%)

 緊急小口資金…限度額:10万(保証人:不要 利子:無利子)

教育支援資金(保証人:不要 利子:無利子)

 教育支援費…限度額:月3.5~6.5万

 就学支度費…限度額:50万

不動産担保型生活資金(利子:年3%、または長期プライムレートのいずれか低い利率))

 不動産担保型生活資金…限度額:土地の評価額の70%程度、月30万(保証人:必要)

 要保護世帯向け不動産担保型生活資金…限度額:土地および建物の評価額の50?70%程度、生活扶助額の1.5倍(保証人:不要)

「生活福祉資金貸付制度」が利用できる対象者とは

生活福祉資金貸付制度は低所得者や障がい者、高齢者のための制度です。対象は世帯単位でみられます。したがって、それぞれ次の条件に満たす世帯が対象となります。

・低所得世帯…当該制度を利用することで生活することができると認められる世帯

       他から生活資金を借りることができない世帯であること(市町村民税非課税程度)

・障がい者世帯…身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を持っている方がいる世帯

・高齢者世帯…65歳以上の高齢者がいる世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)

借りる資金によって申請方法が違う!「生活福祉資金貸付制度」の申請手順

生活福祉資金貸付制度の資金は、借りるものの種類によって申請手順が違うので注意が必要です。

<福祉費、教育支援資金、不動産担保型生活資金の場合>

1.地域の社会福祉協議会に相談し、申込む。

2.申込者が提出した申請書類などをもとに、審査が行われる

3.貸付決定通知書または、不承認通知書が送付される

4.貸付決定となった場合、都道府県社会福祉協議会に借用書を提出する

5.貸付金が交付される

<総合支援資金、緊急小口資金の場合>

※この2つの資金借入の場合、自立相談支援事業を利用することが前提となります。

※自立相談支援事業は生活困窮者自立支援制度の一環です。

1.地域の社会福祉協議会に相談する

2.相談ののち、自立相談支援機関の利用手続きをする

3.自立相談支援機関で申込者の状況に応じて、自立に向けた支援プランを立てる

4.資金が必要と判断された場合、借入額や償還計画などについて相談する

5.必要書類を申請する

6.提出した書類の審査が行われる

7.貸付決定となった場合、都道府県社会福祉協議会に借用書を提出する

8.貸付金が交付される

借りたら返す「生活福祉資金貸付制度」

生活福祉資金貸付制度は、その名の通り、資金を貸付けしてもらえる制度です。生活保護費のような支給制度ではないので、後日、必ず返済をしなければなりません。返済期間は据置期間から10年から20年となっており、借りる資金によって違いがあるため注意が必要です。

「生活福祉資金貸付制度」の相談は地域の社会福祉協議会へ

貸付けを希望する場合、まずは住まいの社会福祉協議会へ相談しましょう。社会福祉協議会は全国にあり、市区町村規模でもある地域もあります。来所のほか電話やメール、FAXでも相談可能としている地域もありますので、都合に合わせて利用するとよいですね。