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食後に痰(たん)が絡む原因と対処法

更新日:2017/03/08 公開日:2017/02/28

痰の基礎知識

食後に痰が絡むことが多い人にはどのような問題があるのか、ドクター監修の記事で解説します。食事をした後に限って痰が出やすい場合には、ある病気が関係している可能性があります。対処法もあわせてご紹介します。

食後に痰(たん)が絡むといった症状に悩まされている人もいるでしょう。食事をした後に痰が絡みやすくなる原因として、どのようなことが考えられるのか見ていきます。また、食後の痰を防ぐために心がけるべきことも知っておきましょう。

痰の特性

気道は鼻からのどにかけての上気道と、のどから気管にかけての下気道に分けられます。痰は体内の異物が下気道に入り込まないよう、気道の粘膜から分泌されている液で、異物を包み込んだものです。この気道分泌液は日常的に分泌されており、痰として出てこなくても気づかないうちに飲み込んでいます。痰は粘液のかたまりなので、のどが乾燥するほどのどに貼りつきやすいという特性があります。

食事をした後に痰が絡む理由

湯気の出る食べ物を口にすると、反対にのどの粘膜が乾燥しているのではないかと感知されて痰が作られることがあります。また、辛いものなど刺激の強い食べ物がのどに影響を与えて痰が出やすくなる場合も多いです。この他に、食後の痰には次の原因が考えられます。

逆流性食道炎

食道の筋力が低下して胃液や十二指腸液が逆流する病気です。食後の胸やけや胸の痛み、すっぱいものがこみ上げてくるといった症状の他、逆流した胃液がのどや気管支を刺激して痰が出やすくなります。脂っこい食事を控え、運動不足を解消するなど生活習慣を見直す必要があるでしょう。H2ブロッカーをはじめとした薬の服用も有効です。また、寝る直前の飲食を控え、就寝時には上半身を高くするとよいでしょう。

食後の喫煙

喫煙者は食後に一服する場合が多いですが、タバコに含まれる有害物質は身体にとっては異物になるので、痰が出やすくなるのは当然の現象です。また、タバコの刺激により気道をおおっている線毛の機能が低下して肺や気管に有害物質がたまり、それを排出しようと痰の量が増えます。痰が出やすい人は、食後に限りませんが禁煙することをおすすめします。喫煙者で痰が長期に渡って絡んでいる人は、すでになんらかの重大な病気にかかっている可能性もあるので注意が必要です。