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インフルエンザの予防接種はいつ受ける?効果はいつまで?

更新日:2017/01/31 公開日:2017/01/31

インフルエンザの予防について

インフルエンザは予防接種を受けることで未然に発症を防いだり、軽症で済ませることが可能です。予防接種を受ける時期や期待できる効果、受ける場合の注意点などについて、ドクター監修の記事で解説します。

インフルエンザは、重症化すると死に至ることもある危険な病気ですが、予防接種を受けることでそのリスクを下げることができます。予防接種を受けるタイミングや効果について、解説します。

インフルエンザの原因

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する病気です。感染には3つのルートがあります。

・接触感染

人の手や指に直接触れることで感染します。

・飛沫感染

1回の咳でおよそ100万個のウイルスが飛び出すインフルエンザでは、咳やくしゃみなどによって拡散し、飛散したウイルスを直接浴びることで感染します。

・飛沫核感染

空気感染ともいいます。飛沫粒子が空気の乾燥などにより、水分が蒸発して軽くなることで空気中を浮遊、感染するルートです。

インフルエンザの症状

インフルエンザは、ウイルスが体内に侵入することで発症します。潜伏期間は1~3日で、発症すると38~40度ほどの高熱が2~3日続き、強い頭痛や悪寒、倦怠感や関節や筋肉の痛みなどの、重い全身症状が現れます、熱が下がり始めると動き回れるようになり、同時に咳や鼻水、くしゃみといった症状に変わり、増殖したウイルスを拡散します。

インフルエンザの種類

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3つに分けられ、大きな流行の原因となるのは、A型とB型です。A型は144種類に分けられ、そのうち人の間で流行するのは、A/H3N2(香港型)と、A/H1N1(ソ連型)の2種類です。B型は、山形型とビクトリア型の2種類に分けられます。A型、B型ともにそれぞれが細かい型に分かれ、年ごとに小さな変異も起こります。このため、同じシーズンにA型に2度感染したり、A型とB型に感染したりすることがあります。

インフルエンザの予防

インフルエンザの予防には、栄養をしっかりとり、身体の抵抗力を落とさないことが大切です。また、インフルエンザワクチンを接種することで、ウイルスに抵抗力をつけることもできます。

予防接種の効果

予防接種の効果は、65歳以上の健康な高齢者の例で発病を45%阻止し、死亡率を80%抑制するといわれています。

効果の持続する期間

接種後、2週間程度で効果が出現し、およそ5か月間持続します。12~3月に流行期のピークを迎えるので、12月の上旬までに済ませれば、4月までの効果が期待できます。

予防接種の種類

予防接種の効果を得るためには、流行するインフルエンザの型とワクチンの型が一致しなければなりません。新型ウイルスが出現すると対応するワクチンがないので、爆発的に発症することが予測されます。

予防接種を受ける際の注意

予防接種は生後6か月から受けられます。

予防接種が受けられない人

  • 体温が37.5℃以上ある
  • 重篤な急性疾患に罹っている
  • 以前にインフルエンザ予防接種を受け、その成分にアナフィラキシーを起こしたことがある
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合

医師との相談が必要な人

  • 基礎疾患がある
  • 薬や食事で異常を感じたことがある
  • 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある
  • 過去にインフルエンザの予防接種を受け、2日以内に発熱、全身性の発疹、じんましんなどのアレルギーを疑う症状が出た
  • 過去に免疫状態の異常を指摘された、もしくは、近親者に先天性免疫不全症者がいる
  • 気管支喘息がある
  • 妊娠している
  • 未熟児で生まれ、その後の発育が芳しくない子供
  • 発育不良で、医師、保健師の指導を受けている子供

接種後に注意すること

  • 接種してから30分間はアレルギー反応が出る場合があるので、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきましょう。
  • 発熱やけいれんなどの副反応は、約24時間以内に現れます。接種後24時間は体調に注意しましょう。異状が現れた場合は、すみやかに医師の診察を受けましょう。
  • 接種後、接種部位が腫れたり、痛む場合がありますが、通常4~5日以内で治まります。体調に変化があった場合は、医師の診察をを受けましょう。
  • 接種後は通常通りの生活で大丈夫ですが、接種部位を直接触らないように清潔に保ち、当日は激しい運動や大量の飲酒は避けます。

接種は6か月以上の乳児から可能

生後6か月~13歳未満:2回

13歳以上:1回または2回

高齢者は定期接種

65歳以上の高齢者と60歳~64歳の基礎疾患を有する人は定期接種となっていて、公費で受けられます(一部自己負担あり)。接種は1回です。

インフルエンザの情報

インフルエンザは、抵抗力の弱い子供や高齢者が感染すると悪化し、重症化する傾向にあります。そのため、予防接種を受け、未然に防ぐことが大切です。各市区町村では、WEBサイトでインフルエンザの予防接種が受けられる期間や料金、医療機関などを告知しています。なるべくピークの12月を迎える前に予防接種を受けられるよう、情報を確認しておきましょう。

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