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夏と冬、季節で何が違う?インフルエンザの感染経路と症状

更新日:2018/05/14 公開日:2017/04/01

インフルエンザの症状

冬場に流行するインフルエンザは、人間とある程度共存しているとも考えられます。しかし、最近は夏場に流行する新型のインフルエンザも見られます。夏のインフルエンザについて、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

                                     

通常、インフルエンザは冬場に流行するものと考えられていますが、近年になって夏場に流行するインフルエンザも見られるようになりました。夏のインフルエンザとその対処法について、詳しく解説します。

夏に流行するインフルエンザとは

夏に流行するインフルエンザは、通常は冬に流行するインフルエンザウイルスと同じものであることがあります。亜熱帯地方においては一年中インフルエンザが流行することが知られており、流行地域からの旅行(東南アジアや冬の南半球からの旅行者など)との関連性なども考えられます。

夏場の感染経路とは

空気感染を起こす可能性は否定できないものの、通常のインフルエンザ同様、飛沫感染や接触感染が主な感染経路として推測されています。新型のインフルエンザは大半の人が免疫を持っておらず、通常のインフルエンザよりも爆発的な感染、流行を引き起こすことがあります。また、その場合の致死率も通常より高くなっています。

冬のインフルエンザとの症状の違い

38℃以上の発熱、悪寒、全身のだるさ、頭痛、関節や筋肉の痛みなどの全身症状は冬のインフルエンザと共通していますが、インフルエンザは冬に流行るものという先入観を持っていると夏のインフルエンザに気がつかず、治療が遅れて重症化する可能性があります。

夏風邪や熱中症との見分け方

インフルエンザの場合は、突然の38~40℃の発熱や頭痛、関節痛などの全身症状が強く、その後、2~3日して咳や鼻水、くしゃみなどの呼吸器症状が目立ってきます。夏風邪の場合は、はじめに咳や鼻水、くしゃみが起こり、その後に微熱が出てくることが多いでしょう。また、熱中症はめまいや大量の汗、筋肉痛、発熱、意識障害などが時間経過とともに変化しやすく、「とくに暑そうな環境下で具合が悪くなった場合」に考えます。

抵抗力が落ちていたり持病を抱えている人は特に注意

インフルエンザは、糖尿病や透析患者、呼吸器などに持病を抱えている人などの免疫力や体力が落ちている人の場合に症状が悪化しやすい傾向にあります。また、合併症も引き起こしやすくなってしまうので注意が必要です。特に、高齢者は若年者よりも免疫力や体力が落ちており、インフルエンザにかかりやすいとされています。症状としては、

・高熱からの脱水症状(意識障害や認知症状の悪化など)

・合併症としての肺炎による症状(咳などの呼吸器症状や全身倦怠感、食欲低下など)

高齢者がインフルエンザを発病した場合は、上記の症状などに対して特に注意すべきです。快適で安全な環境を整え、ゆっくりと養生できるようにしましょう。

夏のインフルエンザの治療

夏のインフルエンザの治療であっても、抗インフルエンザ薬の使用が考えられます。症状が出始めてから、なるべく早期に服薬を開始する必要があるため、病院のインフルエンザ外来を早めに受診しましょう。病院では、インフルエンザに感染しているかどうかや、どのような薬が適しているのかが診断されます。

夏のインフルエンザの感染対策

夏場でも、冬のインフルエンザと基本的な対策は同じですが、まずは夏にもインフルエンザに感染する可能性があるという認識を持ちましょう。インフルエンザは予防がもっとも重要です。インフルエンザは飛沫感染や接触感染など、人と人との接触によってうつる感染症です。予防接種を行い、日常的に手洗いやうがい、マスクの着用などを行いましょう。また、インフルエンザを発症している人との接触を避けることも、大切です。インフルエンザの流行が発表された場合は、繁華街などの人ごみにはなるべく近寄らないようにしましょう。

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