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インフルエンザの型と流行時期について

更新日:2018/05/14 公開日:2017/01/30

インフルエンザとは

日本では、例年12~3月頃にインフルエンザが流行します。気温が低く、乾燥している冬に流行しやすいといわれているインフルエンザについて、流行の時期と季節性インフルエンザの特徴を、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

日本では12~3月頃にインフルエンザが流行します。インフルエンザはなぜ夏ではなく冬に流行するのか、その理由と、インフルエンザの型ごとの特徴について見ていきましょう。

インフルエンザ流行の時期とは

日本では例年、11~12月にインフルエンザの流行が始まり、1~2月がピークで、3~4月に収束します。夏季におけるインフルエンザ流行の報告は、近年までほとんどありませんでした。夏季のインフルエンザ流行が注目されたのは、1998年5~6月に静岡県地方の小中学校で起きた、B型インフルエンザ集団発生です。インフルエンザは世界的に流行しており、地域によって流行時期が異なります。日本のような温帯地方での流行時期は冬ですが、南半球では6~9月です。インフルエンザが流行している地域から、渡航者によってウイルスが持ち込まれ、条件によっては夏季でも流行する可能性があると考えられています。

なぜ冬に流行するのか

インフルエンザの流行には、温度と湿度が大きく影響しているといわれています。インフルエンザウイルスにとっては、高温で湿度の高い日本の夏は過ごしにくく、気温が低くて乾燥している冬が活動しやすい時期です。特に、相対湿度の低い1~2月は気温も低く、インフルエンザが流行するのに最良の環境条件になっていると考えられています。

インフルエンザの型と症状の特徴

インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスはA、B、Cの3つの型に分類されますが、流行の原因となりやすいのはA型とB型です。飛沫感染や接触感染で、鼻や口から感染して発症し、発熱、頭痛、腰痛、だるさ、咳、鼻汁、粘膜の充血などの症状が現れ、肺炎を合併することもよくあります。それぞれの型には、以下のような特徴があります。

A型インフルエンザ

A型インフルエンザは、世界的大流行を起こすことが多い、警戒すべきインフルエンザウイルスで、3つの型の中でもっとも強い症状が現れるのが特徴です。さらに、A型インフルエンザは、ヒト、豚、鳥の間に感染が起こり、ウイルスが体内で変異します。他のウイルスと結合してさらに強力な新型のウイルスになる可能性があり、ワクチン予測が立てにくいとされています。症状としては、38度以上の高熱、強いのどの痛み、関節痛、筋肉痛が突然現れ、風邪の症状をともないます。合併症として、肺炎など重大な呼吸器系の病気、脳炎、脳症を引き起こすこともあります。検査方法としては、咽頭拭い液から開発されたインフルエンザA抗原検出用キットがあり、15分以内に感染の有無が判定できます。治療薬はタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタなどがあります。

B型インフルエンザ

A型インフルエンザほどではありませんが1940年に発生して以来、1~6月に定期的な流行が続き、最近では毎年流行しています。ヒトとヒト間のみの感染で、下痢や腹痛といった症状が特徴です。検査はA型と同様に抗原検出キットで行い、治療薬も同様にタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタなどがあります。

C型インフルエンザ

4歳以下の幼児が感染することが多く、大人はほとんどの場合免疫を持っており、感染しにくいとされています。感染しても鼻水程度の軽い症状なので、風邪と勘違いすることもよくあります。ヒトからヒトのみの感染で、検査キットはありません。

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