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症状に応じて選択される歯周病の治療と予防方法

更新日:2018/03/06 公開日:2017/04/01

歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の予防と治療

歯周病の治療は、プラークコントロールが基本です。TBI(歯磨き指導)や歯石の除去だけで効果が得られない場合には、外科手術や抗菌療法が併用されることもあります。ここでは、歯周病の治療法と予防について、ドクター監修の記事で解説します。

歯周病の治療は、原因となる歯周病菌が含まれるプラークや、プラークが石灰化した歯石の除去が中心です。進行度別の治療法をみながら、予防方法についても解説します。

歯周病は細菌感染による病気

歯周病は、細菌の感染によって起こる病気です。歯周病菌の発する毒素によって、歯を支えている歯周組織が破壊されるため、重度になると歯が抜けてしまうこともあります。

歯周病の直接原因はプラーク

歯周病の原因は、プラーク(歯垢)にあります。プラークは歯周病菌をはじめとした細菌のかたまりで、歯周病菌が発する毒素によって歯茎の腫れや炎症、歯周組織の破壊などが引き起こされます。歯周病菌への感染は歯が萌える子供の頃までに起こりやすい傾向にありますが、口腔衛生状態が不良ならば大人になってからもキスや食器の共用など、唾液を介して感染することがあります。一緒に生活する家族や、恋人からの感染にも注意が必要です。

進行度別の歯周病治療

歯周病の治療は、プラークを除去して歯周病の症状を進行させないことが中心となります。進行度に合わせて治療が選択されます。

歯肉炎の治療

歯周組織の破壊が起こっていない歯肉炎の段階では、歯肉より上についたプラークや歯石を除去することで、元の健康な状態に回復させることができます。

軽度歯周炎の治療

軽度歯周炎の場合も、基本は歯肉より上のプラークや歯石を除去するスケーリングが中心です。また、きちんとプラークコントロールができるように歯磨きの指導も行います。

中等度歯周炎の治療

中等度歯周炎になると、歯肉縁上のスケーリングだけでなく、歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニングも行います。

重度歯周炎の治療

重度の歯周炎の場合、スケーリングやルートプレーニングだけでは症状が改善しないこともあります。その場合には、歯茎を切開して、ルートプレーニングでは届かない部分の歯石を除去する外科治療や、歯周ポケットに抗菌剤を注入する治療などが行われます。状態によっては、内服による抗菌療法や、GTR法やエムドゲイン法といった骨再生治療も選択可能です。

歯周病の予防の基本はプラークコントロール

歯周病の予防は、歯周病菌の原因となるプラークを除去し、口内の歯周病菌を減らすことが重要になります。日々のブラッシングだけでなく、定期的に歯科医でクリーニングを受けると効果的です。また、歯周病菌を持っていても、誰もが歯周病にかかるわけではありません。発症には免疫が関係してきますので、免疫を下げる喫煙やストレス、不規則な生活などを改善することも歯周病の予防につながります。

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