スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

歯槽膿漏の治療方法について

更新日:2017/04/04 公開日:2017/04/01

歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)の予防と治療

歯周病が進行した状態である歯槽膿漏は、基本治療のプラークコントロールとスケーリングだけでは改善が難しく、複数の治療を組み合わせて行うのが一般的です。ここでは、歯槽膿漏の治療について、ドクター監修の記事で解説します。

歯槽膿漏は、歯周病のうち歯周炎と同じ意味で使われる病名ですが、特に進行した重度の状態を示すことが多いです。歯槽膿漏になると治癒は難しいといわれますが、可能な限り歯を残すには治療が不可欠です。

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏は、歯茎が腫れ、血や膿が出るだけでなく、歯がグラグラと揺れるようになり、歯の根が露出し、最終的には歯が抜けてしまうこともある状態をいいます。歯周病の程度の中でも、重度歯周病とされるものが歯槽膿漏にあたります。

歯槽膿漏の原因

歯槽膿漏の直接の原因はプラーク(歯垢)です。プラークは細菌のかたまりであり、プラークの侵襲により作られた歯周ポケットが深くなると、プラーク内での歯周病菌の増殖がさらに進みます。歯周病菌は毒素を産出し、歯周組織を破壊します。また、歯周組織の炎症によって作られるサイトカインなどの伝達物質も、歯周組織の破壊に作用してしまいます。また、間接的な要因として、免疫力の低下もあげられます。糖尿病等の全身疾患他、ストレス、不規則な生活、喫煙といった環境によって、歯周病菌が増殖しやすくなります。

歯槽膿漏の場合に行われる治療方法

歯槽膿漏の治療は、口腔内の歯周病菌の量を減らし、症状の改善を図るものと、歯槽膿漏によって受けてしまった歯周組織の破壊を修復するものの大きく2つに分けられます。

歯周病菌を減らす治療

歯周病の治療には、歯茎の上の部分の歯石を除去するスケーリング、下の部分を除去するスケーリング・ルートプレーニングが行われます。しかし、歯槽膿漏のように重度になってしまった場合では、十分に効果が得られないこともあります。その場合には、歯周ポケットの掻爬では届かない歯周ポケットの奥の部分にある汚れを取り除くために、歯茎を切開してアプローチする歯周外科治療(フラップ手術等)が行われます。また、歯周ポケット内に抗菌剤を使用したり、内服薬を用いて歯周病菌をコントロールしたりする治療もあります。

歯周組織の破壊を修復する治療

歯槽膿漏と呼ばれる重度の状態では、歯を支えている歯槽骨が大きく吸収されてしまっています。歯の動揺が大きく、正常に咬むことが難しい場合には、歯周補綴治療により歯を連結して咬む力を取り戻すことができます。また、GTR法やエムドゲイン法、骨移植といった、骨の再生をめざす治療も行われます。

あなたの悩み、歯科医に質問してみませんか?

関連Q&A

ヘルスケア本