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セラミドを美容液で補給する理由と選び方

更新日:2017.12.14
公開日:2016.11.30
ドクター画像
この記事の監修者
GLOW clinic 渋谷院 院長 楠山法子

ごわごわした感じの乾燥肌にはセラミド配合化粧品がよいといわれる理由が知りたいと思っている方に、セラミド美容液の効果とセラミド化粧品が肌にやさしい理由について、ドクター監修の記事でお伝えします。

年齢とセラミドの関係

角質層にあるセラミドの量は年齢と比例して徐々に減少してしまいます。それにともない、セラミドの働きも弱まるため水分保持機能が低下してしまいます。水分保持機能が低下すると皮膚表面の乾燥が進み、キメが粗くなったり、ハリがなくなったりします。また、乾燥肌を引き起こすことにもつながり、肌のトラブルを起こしやすくなってしまいます。

年齢にあわせてセラミドを補給する

そこで年齢にともなうセラミド量の変化に合わせて、セラミドを補うことが大事になります。セラミドを補うことで乾燥皮膚の改善にとってよい働きをすることが期待できます。さらに、角質層のコンディションがよくなれば、肌全体の健康もよくなってきます。

セラミド配合の化粧品がおすすめ

実際の手入れ方法としてはセラミド配合の化粧品を使うことがあげられます。単なる保湿剤では十分な保湿効果を得ることができないかもしれません。セラミド配合の化粧品を使って、スキンケアをすることでセラミドを上手に補うことができる可能性が高まります。

セラミドの肌の中での役割

セラミドはどこにあるのかというと一番外側の皮膚の角層わずか0.02㎜の厚さの中にあるのです。角層は、角層細胞と脂質の細胞間脂質(さいぼうかんししつ)によって、まるでブロック塀のように構成され、紫外線などの外からの刺激に対してのバリア機能と、内部の水分保持機能の役割を果たしています。細胞間脂質は、話題のセラミドなどの脂質層と水分層が交互に何層も重なったラメラ構造で角層細胞を支え、水分の発散を防ぐ役割もバリア機能も果たしています。

化粧品に配合されるセラミドの種類と特徴

化粧品に使われているセラミドは、動物から抽出された天然セラミド、酵母生成されるヒト型セラミド、植物から抽出される植物性セラミド、石油からの化学合成の安価なセラミドがあります。天然セラミドはヒト型セラミドに次いで効果が高いといわれています。ヒト型セラミドには効果によって番号がつけられています。セラミドのつけられている番号1がもっとも効果が高いと期待されるセラミドです。人の体になじみやすいセラミドはコストが高くなる弱点がありますが、肌に合わせたセラミドの選択と量によってセラミド配合の化粧品を選ぶとよいでしょう。

セラミド配合化粧品の美容液の使い方

基礎化粧品の美容液には肌の保護と修復の効果が望まれますが、多量の使用は濃度が濃いため、控え目の使用がおすすめです。また、シワが深い、くすみが気になるなどの部分使用する方法は効率的・効果的な美容液の使い方です。酵母生成のヒト型セラミドは、水分の保持の機能と肌内部の基底層といわれる部分に働きかけ細胞間質の生成を促すなどの本来人の肌が機能として持っている自治癒力の回復の効果も期待でき、肌にもやさしいセラミドといわれています。

セラミド配合化粧品の注意点

セラミド化粧品が肌によいとはいえ、一度にたくさん使えばよいのではなく、肌になじむようにむしろ控えめに使うように注意しましょう。また、購入の際は、どのようなセラミドが配合されているか分量など確かめ、自身の肌の状態にあったセラミド化粧品を選ぶように注意しましょう。

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