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乳歯の虫歯は予防が大切

更新日:2017/09/18 公開日:2016/12/27

子供の歯の基礎知識

乳歯は数年で生え変わるのもですが、乳歯の虫歯は永久歯にまでよくない影響を与えてしまう事もあるのです。乳歯の虫歯を予防、早期に発見し治療するためのポイントをドクター監修の記事で解説していきます。

乳歯は6~7歳頃から永久歯へと生え変わります。生え変わるから虫歯になったとしても、抜けてしまえば大丈夫と思っているかもしれません。しかし、乳歯の虫歯は、永久歯にも影響を与えてしまう事も大いにあるのです。乳歯の虫歯について、知っておいてほしい事を解説します。

乳歯が生え始める時期

乳歯が生え始める時期には、個人差がありますが、生後6~8か月くらいから生え始めます。下の真ん中の歯から生え始め、上の前歯、そこから奥の歯へと順番に生えそろっていきます。だいたい2歳半~3歳になる頃に20本のすべての乳歯が生えそろいます。

乳歯は虫歯になりやすい

乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすい傾向にあります。乳歯は歯の表面のエナメル質が永久歯よりも薄くて柔らかく、成人の歯の半分程度しかないといわれています。そのため、虫歯菌に侵されやすく、早く進行する事も多いので注意が必要です。

また、子供は大人に比べると痛みに鈍く、虫歯による痛みにも気づきにくい事が多いため発見が遅れる事もあります。

乳歯の虫歯を早期発見するために

乳歯の虫歯は黒くない

乳歯の虫歯は、永久歯の虫歯のように黒くならない事が多くあります。初期の虫歯では、白く濁ったように見えます。見た目でわかりにくいことで、気づかない間に進行してしまう事があるので、気になる場所があれば、早めに歯科で診てもらいましょう。

歯と歯の間は虫歯になりやすい

乳歯の虫歯で1番多いのが奥歯の歯と歯の間です。奥歯は特に磨きにくい場所でもあるので、注意が必要です。定期的にデンタルフロスで汚れを落とすようにしてください。また、デンタルフロスで引っかかりがある場所は虫歯になっている可能性がありますので、歯科で診てもらう事をおすすめします。

虫歯の治療

初期の虫歯や小さな虫歯の治療

初期の虫歯であれば、削らずにフッ素を塗って歯を強化します。

削る必要のある虫歯の場合は、虫歯の部分を削り取って、プラスチックを詰めます。子供の歯には詰め物がなじみにくい事も多く、詰め物が取れやすいので、詰めた箇所は定期的に確認するようにしてください。

虫歯になる原因が、食事やおやつにある場合は、日常での改善を促されるでしょう。歯磨き指導を受けて、正しい歯磨きを行う事も治療の一環です。

神経まで到達してしまった虫歯の治療

乳歯はエナメル質が薄いため、大人よりも虫歯が神経まで到達しやすくなっています。虫歯が神経まで広がってしまった場合には、神経をとる治療や神経を切断する治療が必要になります。虫歯が神経まで到達してしまうと、その後生えてくる永久歯の変色や、生えてくるときの歯並びにも影響する可能性があります。神経をとってしまうと、永久歯との生え変わりがうまくいかずに抜歯が必要になるケースもあります。永久歯は大人になってからも生え変わる事のない歯ですから、そういった事を避けるためにも、乳歯の段階から虫歯には十分に注意が必要です。

乳歯の虫歯を防ぐために

毎日の予防

子供の乳歯が虫歯にならないためには、保護者の意識も大切です。虫歯菌は誰の口の中にでも存在しています。その虫歯菌が、口の中に残った食べかすを使って酸を作り、健康な歯を虫歯にしてしまいます。虫歯を予防するためには、口の中に食べかすを残さず、清潔な状態にしておくことが大切です。そのためには、毎日の食生活と歯磨きが重要です。

ジュースやお菓子に多く含まれている糖は虫歯の最大の原因になります。なるべく食事は1日3食を規則正しく食べるようにし、お菓子やジュースなどの甘い物の摂りすぎには注意をして、朝晩の歯磨きもしっかり行う習慣をつけてください。食べかすは歯と歯の間に残りやすいので、歯磨きの際には最後の仕上げで保護者の方がチェックをしてあげましょう。その際に、乳歯の歯茎は柔らかく傷つきやすいので、ゴシゴシと磨きすぎて傷つけてしまわないようには気をつけてあげてください。また、歯の間のとれにくい汚れにはデンタルフロスを使う事がおすすめです。

虫歯菌は寝ている間に、特に活発に活動をします。寝る前の歯磨きは特に念入りにおこないましょう。疲れて歯磨きをせずに寝てしまうという事がように気をつけましょう。

虫歯予防にはフッ素を

歯磨き剤はフッ素の含まれたものを使うことをおすすめします。フッ素には歯の表面のエナメル質を強化する作用があります。歯磨き剤だけでなく、フッ素配合の洗口剤を歯磨きの後に使用するとより効果が期待できます。

歯科での定期健診を

虫歯の予防には、乳歯の時から歯科で定期健診を行うことがおすすめです。定期的に診てもらう事で、もし虫歯になってしまっても、早期の治療が可能です。毎日の歯磨きでは落とし切れない汚れのクリーニングもしてもらえます。また、必要に応じて虫歯の予防や治療のために、高濃度のフッ素を塗って虫歯になりにくいように歯を強化してくれます。あまりに虫歯になりやすい場合には唾液の検査を行って口内の環境を確認してくれる事もあります。

子供は自ら「虫歯にならないように」とはなかなか気をつけてくれないものです。保護者がある程度の知識を持って、根気強く、虫歯の予防と早期発見に努めてあげる事が大切です。

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