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よく仕事を休んでしまう!その原因は病気にあったのかも!

更新日:2017/04/12 公開日:2017/04/12

メンタルヘルスのよくある質問

前日まで仕事に行こうと思っていても朝になると体調が悪くなり仕事を休んでしまうというとき、もしかしたら心の病気が影響しているかもしれません。仕事に行きたいのに行けない原因と対処法をドクター監修のもと詳しく解説していきます。

朝起きると調子が悪くて仕事を休んでしまった。しかし、いざ仕事を休んでしまうと体の調子がどんどんよくなってきて、普段どおりの生活を過ごすことができるという人がいます。そのような方の中には、体調がよいのに仕事に行けない罪悪感から思いつめてしまっている人も多いです。

仕事を休みがちになってしまう原因

仕事がしたいのに、いざ出勤の時間になると仕事に行けなくなるのにはどのような病気があるのでしょうか。考えられる病気としては心の病気であることが多いです。その心の病気とはどのようなものなのか、現れる症状と一緒に確認してみましょう。

考えられる心の病気

・適応障害

適応障害は、はっきりと確認できるストレス因に反応して3か月以内に発症するストレス因関連障害の1つとされています。そして通常のストレス反応を超える程度の重大な苦痛、あるいは社会機能の低下を引き起こします。

適応障害は臨床症状にもとづいて、抑うつ気分をともなうもの、不安を伴うもの、抑うつと不安の混合をともなうもの、素行の障害をともなうもの、情動と素行の混合をともなうものなど、感情あるいは行動上の問題をともなうもので、プライマリーケア領域では1~18%がこの病気に該当するとされています。

一方、診断は難しく、構造化面接ではうつ病と診断される可能性が高く、抗うつ薬や抗不安薬が過剰に投与されることが懸念されています。

治療はまず適応障害を引き起こした環境を調整することを、主治医と産業医との連携の中で行っていきます。同時にストレス対処法(コーピングスキル)を学び身につけていくことも大切です。

・うつ病

WHOの報告において、世界の1億2千万人から2億人の人がうつ病に悩まされているといわれています。うつ病の症状は、さまざまな種類の症状があることで知られていますが、もっとも顕著な症状は、気分が沈んで憂鬱な気分になるということです。

うつ病というのは、多くの場合ストレスによって引き起こされることが多いです。ストレスの重圧により、気分が落ち込んでなにもかもが嫌になってしまうようです。仕事のストレスによりうつ病になってしまった場合、朝起きると憂鬱な気分が強くなるのが特徴です。酷い場合は会社に近づくにつれて気分が悪くなったり、頭が痛くなったりする人もいるほどです。このような気分の低下は、夕方に近づくにつれて解消される傾向があります。

うつ病を治療するためには、ひとまず休養をとることが重要だといわれています。特に会社でのストレスによりうつ病になった場合は、一時的にでも会社を休むことがすすめられます。また、一時的に配置転換をしてもらうことも検討してもよいかもしれません。こうした対処のほか、薬による治療がすすめられることもあります。

・不安障害

不安障害にはパニック障害や社交不安障害などを含みますが、その原形は全般性不安障害ともいわれており、さまざまに不安を抱いて生活に支障をきたしてしまう状態のことを言います。この障害になる人は、一般的に女性が多いといわれています。イライラと落ち着きのない気分になって、緊張や身震い、めまいなどが起こってしまうこともあります。

このような不安障害は、否定的なライフイベントがきっかけではなく、日常の中でネガティブでコントロールできないと感じたでき事の蓄積で発症すると言われています。不安障害になると物事をさらに悪く考える傾向にあるだけでなく、不安を引き起こす考えや状況を避けようとすることで、どんどん悪化してしまう可能性があります。

不安障害の治療方法は、うつ病と同様に抗うつ薬の投薬治療とともに、認知行動療法など考え方と反応の仕方を自覚し行動を変えていく治療に効果があることがわかっています。

会社を休んでしまう自分を克服する方法

会社を休んでしまうような心の病気になってしまった場合は、次のようなことを意識して克服していくようにしましょう。

専門家の診断を受けて原因を解消する

2週間以上継続して、気分が落ち込んだり仕事に行ったりしない状態になったときには、精神疾患になってしまっているかもしれません。そのようなときには専門家である精神科や心療内科を受診するようにしましょう。うつ病などの精神疾患は、だれにでも起こりうるものです。早期に発見することができれば回復も早いといわれていますので、疑わしい場合にはすみやかに受診するようにしましょう。

なぜ会社に行きたくないのか、理由を考える

どうして会社に行きたくない気持ちが出てくるのかを考えて解決へと踏み出しましょう。精神疾患を治療しても、根本を解決しないと再発してしまう可能性があります。人間関係などにより、会社に行きたくないというのであれば、異動や転職を考えることも必要となるでしょう。

物事を悲観的にとらえないよう心がける

このような精神疾患を患った場合、色々なことを悪く考えてしまう傾向にあります。また、自身を責めるように悪く考えすぎる傾向にあります。仕事に行きたいのに行けないという状態になっているのは病気の可能性が高いので、すべてあなたが悪いなどとは考えないようにしましょう。心の病気になっているときにはそのことをきちんと認識して、前向きに考えていくことも重要なので、服薬治療だけでなくネガティブな考え方を変える認知行動療法などの専門的な治療を受けることがすすめられます。