スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

子供でもかかる小児糖尿病とは

更新日:2017/03/28 公開日:2017/03/28

糖尿病が妊婦・子供に与える影響

糖尿病はいまや大人だけの病気ではなくなってきています。子供までもが食生活の乱れや生活習慣の悪化で小児糖尿病を患うケースも多くなってきました。ドクター監修のもと小児糖尿病について詳しく解説していきます。

糖尿病は中高年に多いイメージがありますが、最近は食生活の乱れや生活習慣の悪化などの原因により、子供での発症も増えてきています。子供の糖尿病では、ご両親の理解が治療の大きな助けとなることも多いといわれます。小児糖尿病について詳しくみていきましょう。

小児糖尿病とは

糖尿病には「1型糖尿病」と「2型糖尿病」が存在します。10歳未満の子供が発症する場合は、ほとんどが1型といわれています。しかし、昨今は10代に入ったあとに2型糖尿病になるという子供が、子供の糖尿病患者の約8割に達するとまでいわれるようになってきました。考えられる要因として、偏った食生活、運動不足、ストレス、そして遺伝的な異常によるもの、などがあげられます。

小児糖尿病の症状

1型糖尿病は急激に発症することも多いので注意が必要です。それに対し2型糖尿病はゆるやかに発症していき、無症状のまま学校での検尿検査などで発見されることが多いのが特徴です。いずれも主な症状としては、意識障害、体重の減少、のどの渇き、過剰な水分補給による多尿などがあげられます。

小児糖尿病の原因

特に現代の日本は飽食の時代と呼ばれているほど、多種多様な食べ物が簡単に手に入るようになっています。それらは子供にとって、多量に摂取すると健康状態に悪影響を及ぼす可能性があるものも多く含まれており、子供たちは日常的にそれらを口にしていることになります。

また、共働きなどの家庭が増え、食生活に偏りが出てきてしまっていることも原因のひとつとして考えられます。さらに、家の中で遊ぶ子供が増えてきているため、どうしても運動不足になってしまいがちなことも、原因としてあげられるでしょう。

他にも、最近は子供同士でも人間関係に気をつかったり、ひずみを生んだりすることが考えられるため、大人たちの想像以上にストレスを感じている子供も少なくないと考えられます。こういった環境での生活が、知らず知らずのうちに糖尿病へと繋がってしまっているという可能性もあります。

小児糖尿病の治療

小児糖尿病は1型、2型で原因が異なるため、治療内容も変わってきます。それぞれの治療方法を見てみましょう。

1型糖尿病の場合

家庭でインスリンの注射と血糖の測定が必要となります。厳しい食事療法を行う必要はありませんが、摂取カロリーを年齢標準のものに合わせるようにし、規則正しい食生活を行うように心がけましょう。インスリンによる治療は、小児糖尿病の治療経験が豊富なドクターの診断のもとに薬剤の種類、注射方法などをしっかり指導を受けたうえで治療を進めていくようにしましょう。

2型糖尿病の場合

基本的に食事と運動療法を行っていくことになります。体重を減らすことよりも現状維持を念頭におき、身体が伸びることで肥満の解消につながるのを目標にしましょう。バランスのよい食事を1日3食規則正しくしっかりとるようにします。もし頻繁に間食をしているなど改善を要する食習慣がある場合には、できるところから徐々に改善をはかっていくようにしましょう。

運動は必要ですが、いきなり強度の高いものをするのではなく、まずは30分間の散歩から始め、すこしずつ運動量を増やしていくようにしましょう。また、症状によってはインスリンの注射や経口血糖降下薬を使用することもあります。

小児糖尿病の予防

糖尿病の予防には、発症の大きな要因となる肥満を避けることが肝要です。そして、肥満を避けるには、食事と運動がカギになります。栄養バランスのとれた食事を3食規則正しく、ゆっくりよく噛んで食べること、外遊びなど日常生活の中で運動する機会を積極的につくること、これらは糖尿病の治療のみならず予防のためにも推奨されます。

糖尿病は、血糖値が高くなるほど、そして、その高血糖の状態が長く続くほど、発症するリスクが高くなるといわれています。したがって、予防のためには血糖値が高くならないようにすることが大切だとされています。カロリーの高い清涼飲料水や、脂肪や油脂が多く含まれる料理を飲みすぎたり食べ過ぎたりしないように注意が必要です。また、これらに加え、食事の時間が不規則になりがちで間食も多い、早食いをしてしまうことが多い、などの食習慣がある場合には、少しずつできるところから改善していくようにしていくことをおすすめします。

運動については、もし、普段から家で遊ぶことが多いお子さんの場合は、学校以外に運動時間を作ってあげられるようにするのもよいでしょう。休日には家族でハイキングに行くようにしたり、スポーツをやるようにしたりするなど、楽しみながら自然に身体を動かせるような方法を子供と一緒に考え実践するのも一案です。

ヘルスケア本