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チョコレートでアレルギーが起きるって本当?

更新日:2018/06/26 公開日:2017/04/05

食物アレルギーの基礎知識

「バレンタイン症候群」とも呼ばれる「チョコレートアレルギー」は、金属アレルギーの一種です。チョコレートに含まれる金属成分が原因だといわれる「チョコレートアレルギー」について、ドクター監修の記事でご説明します。

チョコレートを食べることで発症するチョコレートアレルギーは、チョコレートに含まれる成分によって引き起こされます。それまでチョコレートを食べてもなんともなかった人でも、突然アレルギーを発症することがあります。ひどい場合にはアナフィラキシーショックを起こすこともあるといわれるチョコレートアレルギーについて見てみましょう。

チョコレートアレルギーとは

チョコレートアレルギーとは、チョコレートを食べることで起こります。2月14日のバレンタインデー後にこの症状で病院へ駆け込む子供が増えることから、バレンタイン症候群と呼ばれることもある食物アレルギーの一種です。それまでチョコレートを食べても特に何の症状もなかった人に突然、アレルギー症状が出ることもあります。重篤な場合はアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので注意が必要とされています。

主な症状

チョコレートアレルギーを発症した際に現れる、主な症状は以下の通りです。

  • じんましん
  • 気管支喘息
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • 湿疹
  • 鼻血
  • 頭痛

カカオポリフェノールや食物繊維などの効果で、適量の摂取であれば健康によいとされるチョコレートですが、場合によってはアレルギーを引き起こすことがあります。

チョコレートアレルギーの原因

チョコレートの原料であるカカオ豆には、興奮作用や利尿作用を持つテオブロミンやカフェインが含まれていたり、まれにカビ毒の一種であるアフラトキシンが検出されたりすることがあります。これらがアレルギー症状を引き起こすとされていますが、それ以上に気をつけなければならない物質が以下のものです。

ニッケル

触れることで金属アレルギーを引き起こすとして知られるニッケルが、チョコレートには含まれています。ニッケルは接触するだけでなく、経口摂取によってもアレルギーが引き起こされます。ニッケル製のアクセサリーなどに触ることでかゆみやかぶれなどの金属アレルギーが現れる人は、チョコレートを食べることでその症状を悪化させる可能性があります。

チラミン

チラミンを摂取することによって血管の収縮が起こり、その効果が切れると血管を拡張させる作用があるといわれています。チラミンの作用によって収縮した血管が拡張する際に血流が急激に増える関係で、頭痛が引き起こされたり粘膜が腫れたりするなどの症状が出ることがあります。チョコレートを食べると鼻血が出るといわれるのはチラミンの作用によるものとています。

金属アレルギーが原因

チョコレートアレルギーの原因の一つには、チョコレートに含まれるニッケルなどの金属が原因となって引き起こされる「金属アレルギー」が考えられます。肌に触れた金属が汗などに触れて溶け出し、それがイオン化してタンパク質と結合することでアレルギー源ができます。そのアレルギー源によって、かゆみやかぶれなどのアレルギー症状が引き起こされるのが金属アレルギーです。

パッチテストなどで金属アレルギーの反応が見られた場合は、アレルギー源と考えられる金属との接触を断ちます。それでも回復しない場合は、チョコレートやココア、香辛料などのように金属を多く含む食品の摂取を制限することで回復がみられることがあります。

チョコレートアレルギーになりやすい人

チョコレートアレルギーは、なりやすい人となりにくい人がいます。一度にチョコレートを大量に食べてしまう人や、金属アレルギーを持っている人がチョコレートアレルギーになりやすいといわれています。

チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれていることから健康維持やダイエットに効果があるといわれていますが、同時に脂質や糖質も多く含まれています。ダイエット効果を期待して多量に摂取しても逆効果になる上に、チョコレートアレルギーを引き起こしてしまう事にもなりかねませんので、適量を心がけるようにしてください。

日ごろから気をつけるべきこと

カカオポリフェノールが健康によいといわれていることから、チョコレートを摂取することは体によいとされています。しかし、チョコレートは脂質や糖質の含有量が多く高カロリーな嗜好品です。食べ過ぎるとカロリーオーバーとなり、場合によってはチョコレートアレルギーを引き起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。

また、チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインなどの効果によって、夕方以降にチョコレートを食べると睡眠の質が低下することも考えられます。摂取量や時間に気をつけて食べるようにしてください。