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「頭痛外来」がないときに行くべき診療科は?

更新日:2018/06/26 公開日:2017/03/22

頭痛の種類と症状

頭痛は医学的に病気として分類されており、「頭痛外来」を標榜しているクリニックや病院もあります。しかし、身近に頭痛外来がない場合はどの診療科を受診すれば良いのでしょうか。ドクター監修の記事でお届けします。

頭痛とは風邪(かぜ)や二日酔いのときだけ発生するものではなく、持病として片頭痛などを持っている人が頻繁に発症するものでもあります。それ以外にも、頭痛は危険な病気を知らせるサインともいわれていますが、市販の薬で抑えるだけできちんとした対処をしない人も多くいます。原因を見極めて処方薬で治した方がよいですし、市販の頭痛薬を使い続けることが頭痛を引き起こすということもあるので、「頭痛外来」を受診することをおすすめします。しかし、身近な場所に「頭痛外来」がないときはどの診療科を受診すれよいのでしょう。ドクター監修の記事で解説します。

頭痛の治療とは

頭痛は医学的にもれっきとした病気であり、治療方法が存在しています。そのため、病院やクリニックにも「頭痛外来」という専門の診療科を設置しているところがあります。

頭痛を専門とする「頭痛外来」

頭痛外来では、市販薬などで収まらない頭痛や、持病でずっと治らない頭痛について相談に乗ってくれます。頭痛の原因となる病気を診察とMRIやCTスキャンなどで探し出し、頭痛の改善方法や内服治療について説明してくれます。

「頭痛外来」がないときは?

頭痛外来が身近にない場合は、脳神経外科や神経内科が主に診療を担当します。

脳疾患の早期発見・予防を目的に、MRIやCTスキャンでの検査を用いた脳・脊髄ドックを行っている病院もあります。脳神経外科は、基本的に手術が必要な疾患を扱っていますが、一般的な頭痛診療も行っています。

頭痛の原因・症状によって治療方法は異なる

頭痛は風邪を引いたときにも発生しますが、片頭痛のように長く悩まされる頭痛もあります。風邪による頭痛は風邪が治れば頭痛も治りますが、片頭痛の場合は内服薬や生活習慣を改善することが必要になります。頭痛と一口にいってもさまざまな種類があり、治し方も通り一遍というわけにはいきません。

頭痛外来、脳神経外科、脳神経内科では、こうしたさまざまな頭痛診療に慣れた医師が担当しており、それぞれの原因に合わせた治療を行っていきます。頭痛を自覚する病気の中には、命に危険を脅かす場合があるので、今まで経験したことのないような激しい頭痛や、症状がひどくなっていく頭痛のときは医療機関を受診して下さい。

検査方法について

それぞれの頭痛の症状に合わせて適切な治療を施すために、診察と検査を行います。ここでは、頭痛診療のなかで一般的に行われる検査についてご紹介しましょう。

問診

まず患者の頭痛について知るために問診が重要です。問診では、主に以下のような内容について聞かれることが多いようです。

・頭痛の発生時刻と時期について

・痛みの程度や持続時間

・頭痛が起こる頻度

・痛みが出る部分

・頭痛とともに出てくる諸症状

・飲んでいる薬はあるか

・家族に頭痛持ちがいるか

MRIとCTによる検査

頭痛の診察の中で大きな役割を果たすのがMRIやCTスキャン検査です。これらの検査によって頭蓋内に大きな病気があるかどうかをチェックします。CTスキャンでは放射能を利用しますので妊婦さんには向かない検査です。MRI検査では磁力を用いた検査方法なので、心臓ペースメーカーなどの体内に金属がある人には向かない検査方法です。

疑う病気によってCT検査やMRI検査を使い分けますが、ときには両方検査をする場合もあります。

その他の検査

その他に、脳脊髄液を採取する腰椎穿刺、採血検査、血圧測定、脳波検査などを追加することもあります。

頭痛の治療方法

頭痛診療では、通常の診察に加え、必要な検査を加えて原因を突き止め適切な治療を提案します。ここでは、代表的な頭痛の治療法にはどのようなものがあるのか解説いたします。

片頭痛と診断された場合

片頭痛は一般的な頭痛の代表的なものですが、今ではトリプタン製剤という薬を痛くなったときに使い、痛みを和らげる治療が中心です。痛みの回数が多い場合(目安としては月に10回以上、頭痛薬を使用する場合)は、定期的に内服が必要なこともあり、抗てんかん薬や安定剤などを組み合わせて治療することもあります。

緊張型頭痛と診断された場合

緊張型頭痛の場合は、デスクワークなどによる姿勢の乱れや肩こり、ストレスが原因です。この頭痛を抑えるためには、ストレッチやマッサージが効果的なので取り入れてみましょう。また、ストレス軽減のための生活習慣の見直しとともに、頭痛がひどい場合は緊張を和らげる内服薬を使用することも。

二次性頭痛と診断された場合

くも膜下出血など危険な頭痛であると判断された場合は、至急、専門病院での治療が必要となります。くも膜下出血の原因は80%以上が脳動脈瘤という血管のコブが破裂することなので、緊急に手術治療を行わなければならないことがほとんどです。

たかが頭痛と言わず、このような危険な頭痛を見逃さないためにも、頭痛を放置せず診察をうけることが重要です。

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