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目の奥の激しい痛みと頭痛の原因は

更新日:2018/06/22 公開日:2017/04/08

頭痛の種類と症状

頭痛に悩まされている人は少なくありません。今回は、その中でも目の奥に強烈な痛みをもたらす頭痛について、その特徴や原因、改善法などをドクター監修の記事で詳しく解説します。

目の奥が痛む頭痛は、日常生活に支障をきたすことがあります。この目の奥に激しい痛みをもたらす頭痛について詳しく見ていきましょう。

目の奥が激しく痛む頭痛とは

多くの人が悩まされる頭痛は、大きく分けると病気を原因としない「一次性頭痛」と脳腫瘍や感染症などの病気を原因とする「二次性頭痛」の2つのタイプがあります。頭痛に悩まされる患者の約90%が前者にあたります。目の奥の強い痛みをともなう頭痛はその中の「群発頭痛」によく見られる症状です。

目の奥の痛みの多くが群発頭痛によるもの

群発頭痛は、主に男性によく見られる頭痛で、目の奥に強烈な痛みを発生させます。多くの場合が頭の片側です。この頭痛は、左右どちらかの目の奥を突き刺すような痛みやえぐられるような痛みが特徴で、10~15分の間に痛みを増幅し、1時間程度続くケースが多いです。発生頻度は、半年から2~3年に1回という場合が多く、一度痛みが始まると1~2か月間決まった時間に毎日痛み、発作は1日1回以上起こるようです。就寝中に引き起こしやすいのも特徴です。前触れとして、首こりなどが見られることもありますが、アルコールを摂取したことがきっかけで頭痛を引き起こすこともあります。

頭痛以外にも、目の充血や片側の目から涙が出るといった目の周辺の異変や、鼻が詰まるなどの症状をともなうことがあります。

群発頭痛の原因

群発頭痛のメカニズムにはさまざまな説がありますが片頭痛と同じで頭の中の血管が拡がり、炎症することが大きく関係しているとも考えられています。また、決まった時期や時間に起こるという点から、体内時計の狂いが引き起こしている可能性もあるといわれています。しかし、はっきりとした原因はいまだ解明されていません。

このほかにも、昼寝や飛行機による急激な気圧の変化や時差も頭痛を誘発するといわれています。

群発頭痛の検査・治療

目の奥が痛む頭痛を治療するために医療機関を受診すると、次のような検査や治療が行われます。

実施される主な検査

まず、その頭痛が命にかかわるものがどうかをチェックします。主な検査内容は、痛みに関する問診や病気によるものではないかを確認するための身体チェック(神経学的検査)です。必要な場合はMRIを行って脳の状況を見ます。もしMRIで異常が見られると、入院となるケースもあります。

群発頭痛の治療法

診断やMRIで異常もなく、病気の可能性も低いと判断されると、目の奥の激しい痛みという特徴などから群発頭痛と判断されて、それに応じた治療を受けることになります。このタイプの頭痛は、トリプタン製剤という片頭痛に用いられるのと同じ薬を服用して治療するケースが一般的です。

トリプタン製剤とは、イミグランやマクサルト、ゾーミックなどの片頭痛の治療に使用される薬の総称です。これらは、頭痛が始まってから内服しても、皮下投与後15分ほどで頭痛が約74%弱まり、約30分後には頭痛が約77%寛解した(完治には及ばないが病状が治まった状態)という報告もあり、目の奥が激しく痛む頭痛の治療にも用いられるようになりました。

ただ、頭痛は多種多様な原因が複雑に絡んで生じます。そのため、治療が難航することもあります。その場合は、酸素吸入など、さまざまな治療法を試しながらの治療が行われます。

群発頭痛の予防

目の奥がえぐられるような痛みが続くのはとてもつらいことですので、その頭痛を誘発するような行為に注意して、予防や、再発防止のために薬をうまく服用することが大切です。

まず、群発頭痛患者には喫煙者が多くみられませす。頭痛持ちでヘビースモーカーという方は禁煙から始めましょう。また、アルコールの摂取にも注意が必要です。アルコールの摂取がきっかけで頭痛を引き起こすことがあるため、頭痛がある期間は飲酒しないようにしましょう。頭痛が起きている間も、アルコールを飲むことで症状を悪化させてしまいますので、その間は飲酒を控えるのが望ましいです。

ほかにも、血管を拡張させることで頭痛を引き起こしたり、悪化させたりすることがあるため、頭痛があるときは、ゆっくりと湯船に浸からずシャワーで済ませるなどの工夫も必要です。

また、血管を広げる働きのある薬を服用している方は、それを内服することで目の奥が痛む頭痛を引き起こす可能性があるといわれています。医師には服用しているサプリメントや薬を伝えましょう。

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