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頭痛が続くことで考えられる病気は?

更新日:2018/04/19 公開日:2017/03/23

頭痛の種類と症状

長く続く頭痛は「慢性頭痛」と呼ばれています。風邪や二日酔いなどによる一時的な頭痛であれば過度な心配は不要ですが、慢性頭痛の場合は頭痛を起こす他の病気の有無を確認するのが大事です。ここでは、頭痛が続くときに考えられる病気についてドクター監修のもと解説します。

日本人の3人に1人は「頭痛持ち」であると言われています。頭痛自体はよくある症状なのですが、これが続くようだと、いったい何の病気になってしまったのかと不安になりますよね。

風邪や二日酔いなどによる一時的な頭痛であれば過度な心配は不要ですが、長く続く頭痛は「慢性頭痛」と呼ばれており、頭痛を起こす他の病気があるかないかを確認するのが大事です。また、薬局で買った頭痛薬を飲み続けていることが、かえって頭痛を引き起こしてしまうということもあり得ます。ここでは、頭痛に長く悩まされている場合に、どんな病気が考えられるのか、ドクター監修のもと解説します。

なお、1か月間のうち15回以上も頭痛が起きている場合は『毎日起こる頭痛は何の病気?』をご覧ください。また、頭痛に加えて吐き気がある場合は『吐き気をともなう頭痛!症状から考えられる病気とは』もご参照ください。

頭痛は一次性と二次性で分けられる

頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。

一次性頭痛

一次性頭痛は、頭痛そのものとそれにともなう症状が主体の頭痛で、他に原因となる病気はないものです。これで多いのは、緊張型頭痛や片頭痛であり、生活に支障をきたすほどつらい症状が出る場合があるものの、基本的に命にかかわることはありません。

二次性頭痛

二次性頭痛は、なんらかの病気が原因で、その症状のひとつとして頭痛が現れているものです。感染症、頭部の外傷、くも膜下出血、脳腫瘍などにより引き起こされる頭痛であり、この中には命の危険がある病気が含まれています。とはいえ、多くは風邪や副鼻腔炎、低血糖や酸素不足による軽度の頭痛であり、重大な病気であることはめったにありません。

一次性の慢性頭痛

頭痛そのものとそれにともなう症状が主体の頭痛で、他に原因となる病気はない一次性の頭痛の中で、代表的な慢性頭痛の病気を3つ紹介します。

緊張型頭痛

慢性頭痛の中で最も多いのが緊張型頭痛です。10〜50歳代の女性に多く見られ、締め付けられるような圧迫感のある鈍痛が起こるのが特徴です。精神的・身体的ストレスによる首や肩の筋肉のこり(肩こり)によって血行が悪くなることで起こると考えられており、俗に「ストレス頭痛」とも呼ばれます。

頭痛の程度は軽度~中等度で、日常生活に支障をきたすほどではありません。療養のポイントとしては、体と心のストレスを溜めないようにし、デスクワークや車の運転などの合間には、軽いストレッチなどをしてリフレッシュしましょう。それでも頭痛が続く場合は、病院で筋肉の緊張をとる薬や精神を安定させる薬が処方されることがあります。

片頭痛

10〜20歳代で始まることが多く、女性に多い頭痛です。脈を打つようなズキズキした痛みが、数時間から数日間続きます。吐き気・嘔吐が出ることもあり、身体を動かすと痛みが増し、寝込むほど重くなる人もいます。音や光、においに敏感になることもあります。頭痛の前兆として特徴的な症状(周囲が輝いて見える、視野の半分が見えない)が現れるタイプがあります。

片頭痛は月経周期や睡眠不足・過多、空腹などが誘引となることが知られています。詳しくは『片頭痛を誘発する食べ物・やわらげる食べ物』をご覧ください。病院では、頭痛発作が起きたときに使う薬と、頭痛を予防する薬を使って治療を進めていくことが一般的です。片頭痛かなと思ったら、我慢しすぎずに病院へ行きましょう。

群発頭痛

緊張型頭痛や片頭痛より患者数は少ないですが、最も強烈な痛みが出るといわれているのが群発頭痛です。青年から中年男性に多く、年単位の周期で一定期間、毎日の同じくらいの時間にまとまって起こるので、群発という名前が付いています。片眼の奥がえぐられるような痛みとともに、充血や涙、鼻水などが出て、とてもじっとしていられないような状態になります。痛みは15分~3時間続きます。頭痛が群発している時期に飲酒をすると確実に頭痛が起こります。病院では酸素吸入や血管を収縮させる薬などで治療を行います。

頭痛で病院にかかるなら、「頭痛外来」があるところがベストですが、近くにない場合は『「頭痛外来」がないときに行くべき診療科は?』をご覧ください。

二次性の慢性頭痛

長引く頭痛では緊張型頭痛や片頭痛が多いといわれていますが、中にはなんらかの病気が原因で、その症状のひとつとして頭痛が現れている二次性の慢性頭痛というケースもあります。

二次性の慢性頭痛を起こす病気にはさまざまなものがありますが、まれに命にかかわるような病気が原因になることがあります。例えば、脳の血管が破裂して出血が起こる脳出血、なかでも脳の表面を包むくも膜の下で出血が起きるくも膜下出血は命に関わるため一刻も早く病院に行く必要があります。また、脳腫瘍があると数週間から数か月かけて頭痛が強くなっていくことが多いです。

こんなときは急いで病院へ!

くも膜下出血のような命にかかわる頭痛の場合は、下記のような症状が現れるといわれています。毎日のように起こる頭痛に加えてこのような症状があれば、すぐに医療機関(脳神経内科、脳神経外科、一般内科、救急外来など)を受診してください。

  • 突然発症した頭痛(いつ頭痛が起きたか明確に分かる)
  • 今まで経験したことがないくらい激しい頭痛
  • 痛くて寝ていられないほどの頭痛
  • 起床直後に起こり、吐くと楽になる頭痛
  • いつもと様子が異なる頭痛
  • 手足の麻痺や言語障害がある
  • 項部硬直がある(首の後ろが硬くなり、首を前に倒すことができない)
  • 精神症状(不安、焦燥感、錯乱など)がある
  • 頭を押すと痛みが増す場所がある
  • 目が激しく痛む
  • 50歳以降に初めて起きた頭痛
  • 嘔吐が数週間続いた後に頭痛が起こった場合
  • 身体を曲げたり、物を持ち上げたり、咳によって誘発される頭痛
  • 数日~数週間にわたり、じわじわと頻度や程度が重くなっていく頭痛
  • がんや免疫不全を引き起こす病気にかかっている

薬物乱用頭痛

最後に、二次性の慢性頭痛の原因として見逃せない「薬物乱用頭痛」を紹介します。この病気は名前の通り、薬物の使いすぎによる頭痛のことです。頭が痛いからといって市販の頭痛薬を長期にわたり飲み続けていると、その薬が原因で頭痛が起きたり、悪化したりするようになります。頭痛薬を3か月以上続けて飲んでいたり、それでも頭痛が起きたり悪化したりするようなら、薬を飲むのを止めるか、病院に行って適切な対応を教えてもらいましょう。

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