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肩こりが原因で起こる頭痛の解消法とは

更新日:2018/05/11 公開日:2017/03/23

頭痛の種類と症状

肩こりに悩む人の中には、頭痛を経験している人もいます。肩と頭はつながっていることから、互いに影響をあたえる関係です。ここでは、肩こりが原因で起こる頭痛の特徴と解消法を、ドクター監修の記事で解説します。

頭痛にはいろいろなタイプがありますが、肩こりが頭痛を引き起こすこともあるといわれます。肩こりはどのような状態で発生しやすく頭痛を招くのか、発症のメカニズムを詳しくご紹介します。

肩こりが原因で起こる頭痛の特徴

肩こりの多くは筋肉疲労で起こり、症状が悪化した場合には頭痛を招くこともあります。肩こりが原因の代表的な頭痛が緊張型頭痛です。緊張型頭痛は肩や首の筋肉が硬く張ってしまうことで、頭が締め付けられるような痛みを感じることが特徴です。緊張型頭痛の症状は、毎日のように痛みが現れて、30分~1週間もの持続時間があり、頭痛や肩こりの他にも倦怠感、眼精疲労、めまいをともなうことがあるといわれます。緊張型頭痛の根本的な原因である筋肉のこりは、身体的なストレスと精神的なストレスが引き起こすと考えられています。

緊張型頭痛の原因(1)身体的ストレス

緊張型頭痛を招く主な原因には、長時間同じ姿勢で過ごすことの多いデスクワークや車の運転、猫背などの悪い姿勢があげられます。特に長時間に渡りパソコン作業をするデスクワークでは、肩から首の筋肉が硬くなることに加えて眼精疲労も起こり、血液の流れが悪くなるため、肩こりと頭痛を招きやすいと考えられます。また、睡眠不足も肩こりと頭痛の原因の一つです。睡眠には筋肉の緊張をほぐして血流改善をする作用があるとされ、眠る時間が短い場合は、肩のこりが解消されず緊張型頭痛を引き起こす原因になります。

緊張型頭痛の原因(2)精神的ストレス

緊張型頭痛を引き起こすもう一つの原因は精神的ストレスです。精神的ストレスには、人間関係、仕事、学校の悩みなど、さまざまな原因が考えられますが、ストレスによる不安や恐怖は自律神経を乱して、肩こりや頭痛を招きます。自律神経は、交感神経と副交感神経が違った役割を持ち、バランスをとりながら機能をしています。ところが、精神的ストレスが溜まると、体の活動を活発にさせる交感神経が優位に働き、筋肉と血管を収縮させて筋肉の緊張が高まり、肩こりを発症して緊張型頭痛を引き起こしてしまうのです。

肩こりが原因で起こる頭痛の治療

頭痛の治療は、脳神経外科などを受診して適切に行うことが大切です。頭痛には肩こりが影響しているタイプの他にも、いくつか種類があり、中には脳血管障害などの病気が原因で頭痛を引き起こしていることもあります。そのため、病院を受診すると問診で頭痛の状態や発生頻度などを詳しく調べた後、必要に応じてMRI検査やCT検査、血液検査などでさらに詳しく調べることもあります。その結果、緊張型頭痛の診断が下されると、筋肉のこりを和らげる作用の筋弛緩薬、血流改善に働きかける循環改善薬、精神的ストレスが原因の頭痛には抗不安薬や抗うつ薬などを使用した、薬物療法が始まります。

肩こりが原因で起こる頭痛の療養のポイント

筋肉の緊張や肩こりが原因で引き起こす緊張型頭痛は、日常的な動作や生活習慣が影響をしているため、日常生活から見直していくことが大切です。肩こりが原因で起こる頭痛の療養ポイントは、以下になります。

筋肉を温めてこりをほぐす

筋肉の緊張はお風呂や温湿布で温めると、こりがほぐれます。特に湯船に浸かって体を温めることは、全身の血流促進につながり、硬くなった筋肉をほぐすことができます。ただし、のぼせてしまうほどお湯に浸かることは、かえって疲労感を増すためによくありません。お風呂は40度以下のお湯で10~15分ほど浸かり、体が温まる程度に済ませましょう。

運動の習慣をとり入れる

筋肉の緊張をほぐすためには、運動の習慣をとり入れることも改善法の一つです。デスクワークや長時間の車の運転などを行うときは、時々ストレッチを行うと肩のこりをほぐすとともに、眼精疲労の改善にもつながります。また、運動不足は血行不良の原因になるため、日頃からウォーキングなどの軽い運動を行うことも大切です。軽い運動は、肩の周囲の筋肉をほぐして全身の血行促進につながり、肩こりや頭痛の軽減に効果が期待できます。

マッサージで肩のこりをほぐす

肩から首にかけて硬くなった筋肉をほぐすためには、マッサージを行うことも方法の一つです。マッサージは筋肉の緊張を和らげることはもちろんのこと、筋肉の血流も改善して症状の緩和を助けます。

少量のアルコールを飲む

アルコールは全身の血流をよくする作用があることから、少量飲むと硬くなった筋肉の血行不良を改善するとともに、気分をリフレッシュする効果が期待できます。ただし、アルコールの飲み過ぎや寝る前の飲酒は、寝つきを悪くしたり、血管を拡張するなどし頭痛の原因になるため注意をしましょう。

睡眠をしっかりとる

肩こりからくる頭痛の改善には、十分に睡眠をとることが重要です。睡眠には筋肉の緊張を和らげる役割もあるといわれます。また、睡眠不足の体は自律神経のバランスが乱れて血流障害が起こり、肩こりや頭痛の症状を悪化させる場合もあります。生活のリズムを整えて、夜は体をしっかり休めることが肩こりと頭痛の改善につながるでしょう。

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