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頭痛から疑われる病気について

更新日:2017/11/29 公開日:2017/03/23

頭痛の種類と症状

頭痛は、日本人の多くが悩む国民病といわれていますが、命に別状ないものから死に直結する深刻な病気につながるものまで、その種類はさまざまです。今回はドクター監修の記事で頭痛について詳しく解説します。

頭痛は、直接命に関わることはないタイプと、死に直結する重篤な病気につながるタイプまで、その種類はさまざまで、いまや多くの日本人が悩む国民病といわれています。今回は、頭痛について詳しく解説します。

このような頭痛の場合は病院へ

何らかの病気にともなって起こる頭痛には、命の危険が存在するケースもあります。次のような場合はすぐに病院に行ってください。

  • 突然に起こる頭痛
  • 経験したことのない頭痛
  • いつもと様子の違う頭痛
  • 悪化傾向のある頭痛

などです。

けがによるもの、頭の内部の血管が傷ついたことによるもの、何らかの薬物などが関係したもの、感染症による頭痛などの病気が背景にある可能性があります。

頭痛から疑われる病気

頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。以下に2つのタイプそれぞれに分類される頭痛について説明します。緊急性が高いのは二次性頭痛である場合が多いです。

一次性頭痛

一次性頭痛は痛みが慢性的に持続し、ほかに病気をともなっておらず原因がはっきりとは特定されていない頭痛のことです。すべての頭痛のなかで、約8割がこのタイプに分類されるといわれています。

  • 片頭痛

片頭痛は、吐き気をともなったり、症状がひどい場合には嘔吐したりすることもある頭痛で、こめかみを中心にズキズキと脈を打つような激しい痛みを示す場合が多いとされています。音や光、においなどに過敏になることもあり、20代~40代の女性に多く発症します。発生頻度は人によって異なり、週に数回発症する人もいれば年に1~2回の人もいます。

  • 緊張性頭痛

緊張性頭痛は、後頭部が締め付けられるように痛み、肩から首筋にかけて硬く張ったように筋肉の緊張が広がるという特徴があります。緊張性頭痛は、慢性的に続く頭痛の中では、もっとも多い頭痛といわれています。

  • 群発頭痛

群発頭痛は目の周辺部や奥が激しく痛み、人により「えぐられる」ような痛みを感じる場合もあるとされています。男性に多い頭痛で、年に数回起こり、頭痛を起こした側の目が充血し涙が出たり、鼻水が出たりすることもあります。痛みは短くても15分程度、長いときで数時間続きます。

二次性頭痛

二次性頭痛は、特定の病気によって引き起こされる頭痛を指します。頭痛が病気を知らせるサインになっているので、頭痛が発症したときは要注意です。

  • くも膜下出血

くも膜下出血がこのタイプの代表的な病気で、くも膜下出血を起こすと、「バットで殴られたような痛み」と喩えられるように、経験のないほどの激しい痛みに襲われるといわれています。突然の頭痛に吐き気、嘔吐、めまい、視覚障害、せん妄(せんもう)と呼ばれる判断力の低下の症状などが出てきます。

  • 脳出血

脳出血の症状の代表的なものとしては、頭痛、嘔吐、めまいなどがあり、頭痛は後頭部から頭部全体に広がる激しい痛みで、手足がしびれて力が入らないなどの症状を現すこともあります。

  • 脳腫瘍

脳腫瘍は、くも膜下出血などと同じく後頭部から頭全体に広がる圧迫感や鈍痛が起きます。脳腫瘍による頭痛の場合は、起床時に痛みが強く徐々に治まっていくこともありますが、こういった症状を感じたときはすみやかに医療機関を受診するようにしてください。

  • 感染症による頭痛

ウイルスによる病気によって、頭痛が起きることがあります。

  • 外傷時の頭痛

頭を強く打った際に、頭痛が出るほか、時間がたっても頭痛が残ることがあります。

  • 副鼻腔炎による頭痛

鼻の奥にある副鼻腔で炎症を起こす副鼻腔炎があると頭痛が起きてくることがあります。

医療機関での早めのチェックが大切

日本人の多くが頭痛に悩んだ経験があり、頭痛になっても深刻に受け止めない人も多いといわれています。しかし、深刻な病が潜んでいる可能性もあるので、頭痛を発症したなら早い段階で専門の医療機関で診察を受けることをおすすめします。

参考文献

  1. [1]慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会. 慢性頭痛の治療ガイドライン2013. 日本神経学会・日本頭痛学会. 2013

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