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首の痛みを伴う頭痛の対処法

更新日:2018/03/16 公開日:2017/03/23

頭痛の種類と症状

首の痛みを伴う頭痛の多くは「緊張型頭痛」であると考えられます。これは、悪い姿勢のままの状態で長時間同じ作業をすることなどによって生じる首や肩の緊張(こり)で起こる頭痛です。この緊張型頭痛についてドクター監修のもと解説します。

悪い姿勢のまま長時間にわたって同じ作業をすると首や肩に緊張が生じて頭痛が起こることがありますが、これは「緊張型頭痛」と呼ばれています。今回は、しばしば首の痛みを伴う「緊張型頭痛」についてドクター監修のもと解説します。

首の痛みを伴う「緊張型頭痛」とは

緊張型頭痛の痛みの特徴は、頭をしめつけられるような痛みが持続的に起こるということです。片頭痛では、発作的に強い痛みが突然襲ってきますが、緊張型頭痛では、痛みがいつのまにか始まり継続的に数日間にわたって続く場合がほとんどです。緊張型頭痛は女性に多いと分かっています。その原因はよく分かっていませんが、肩や首の筋肉の緊張(肩こり)やストレスと関連していると考えられています[1][2]。

緊張型頭痛を引き起こす肩こりの対処法

姿勢の悪さから肩こりを起こし、脳への血流が滞ることが頭痛につながるという仕組みが考えられています。姿勢としてはうつむきの姿勢がこのタイプの頭痛を引き起こしやすく、具体的には朝から晩までうつむき姿勢でパソコンに向かいデスクワークをしているケースなどが該当します。

このタイプの頭痛では、なんといってもこれまで続けてきた悪い姿勢を矯正し、正しい姿勢を身につけることを第一に心がける必要があります。正しい姿勢の基準としては、頭に文庫本などの本を載せても落ちない状態が保てることだといわれており、できるだけそのような姿勢を心がけるとよいでしょう。

肩や首の筋肉をほぐす体操やマッサージは、緊張型頭痛をやわらげる効果が期待できます[1][3]。また、肩こりを起こしにくい柔軟な体を手に入れるために、ヨガなどの動きを生活の中にとり入れることや、腕立て伏せなどで肩の筋肉を鍛え、筋力をアップさせることもよいとされています。

緊張型頭痛を引き起こすストレスの対処法

精神的なストレスや過労が続くことによって身体が緊張し、肩や首の筋肉がこわばり、血流が滞って緊張型頭痛を発症するという仕組みも考えられます。その頭痛がさらなるストレスにつながるという負のスパイラルに陥る恐れもあります。このタイプの頭痛には、日常的にストレスをため込まないような工夫が必要です。生活にメリハリをつけ疲労が蓄積しないように定期的にリフレッシュし、ゆっくり休んでリラックスできる時間をとりましょう。ストレスの原因が分かっているのなら、精神面での健全性を保つためにもできるだけ(短時間でも)それから離れられるようにしましょう。

市販薬で頭痛を治すときの注意点

頭痛の症状をやわらげるためには、薬局で売っている市販薬を利用することもできます。さまざまな商品があるので、薬剤師にアドバイスをもらって選びましょう。

ただし、頭が痛いからといって薬に頼ってばかりいると、その薬が原因で頭痛が起きたり、悪化したりする「薬物乱用頭痛」になってしまう可能性があります。頭痛薬を3か月以上続けて飲んでいたり、それでも頭痛が起きたり悪化したりするようなら、薬を飲むのを止めるか、病院に行って適切な対応を教えてもらいましょう。

病院を受診するなら何科?

肩こりや頭痛の症状がつらい場合や、うまくセルフケアできない場合、市販薬を長期的に使っている場合は、一度病院へ行ってみてはいかがでしょうか。肩こりについては整形外科が対応してくれますし、ストレスが肩こりや頭痛の大きな原因になっている場合は、心療内科に相談してみてもよいでしょう。

頭痛そのものを診てもらうなら「頭痛外来」がおすすめです。また、脳神経内科、脳神経外科を標榜しているクリニックなら頭痛に詳しい医師がいる可能性が高くなります。もちろん、かかりつけの一般内科でも対応できます。

参考文献

  1. [1]慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会. 慢性頭痛の治療ガイドライン2013. 日本神経学会・日本頭痛学会. 2013.
  2. [2]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学.第5版,福井次矢ほか監修.
    メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016; 2649-2657.
  3. [3]MedlinePlus. “Managing tension headaches at home” NIH.
    https://medlineplus.gov/ency/patientinstructions/000421.htm(参照2017-11-20)

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