寒い冬から暖かい春を迎えると、気候だけでなく人々の生活も変化します。その変化がニキビなどの肌トラブルを引き起こすと考えられています。
[目次]
春先は肌トラブルが多い季節
春先は肌の変化やトラブルを感じやすい時期といわれています。季節の変わり目や環境の変化によって、肌が敏感な状態になることを「ゆらぎ肌」いい、春先の肌もこのゆらぎ肌になりやすくなります。
ニキビが春にできやすくなる原因
春になった途端にニキビが増えだしたと肌のトラブルを訴える人が多くなるようです。それまでニキビとは無縁だった人も、突然ニキビができるようになったという報告もあります。これは、春に迎えるライフステージの変化が原因ではないかと考えられます。多くの人が春になると引っ越しや結婚、就職など生活環境が変化するでしょう。環境の変化は、そのための準備や適応のために体力を使います。それは普段と違う生活習慣を送る要因となり、ひいては見えないストレスへと発展してしまう可能性があるのです。そのストレスがニキビとして体に現れることがあります。
ニキビを予防する角栓ケアのための生活習慣
毛穴をつまらせてしまう「角栓」というものが、ニキビの原因になると考えらえています。前述したストレスによって、この角栓が発生することもあります。日ごろから角栓対策を心がければ、ニキビの発生を減らすことが期待できます。
十分な睡眠で肌の健康を維持
人間の肌は、夜寝ている間に生まれかわる仕組みになっています。十分な睡眠の確保が、肌の健康状態の維持につながります。
野菜や果物からビタミンを摂取
肌によいといわれている種類のビタミンを、なるべく多く摂取するようにしましょう。多くのビタミンは野菜や果物に含まれているので、積極的に食べるようにしてください。しかし、生活スタイルによっては食事内容に制限がある場合もあると思います。その場合は、ビタミン剤やサプリメントなどから摂取することも手段のひとつです。
ストレスを避ける
根本的な原因であるストレスをできるだけ避けることで、ニキビの増加を抑制する効果が期待できます。
食物繊維を多く含む食べ物を摂取
便が腸に溜まると腸内の活性酸素が増えてしまい、ニキビが増えやすくなってしまいます。お通じを改善するために、食物繊維を摂るようにしましょう。ビタミンと同じく、多くの野菜や果物に含まれています。
食生活での角栓・ニキビ予防については『食べ物からニキビ対策をしましょう』をご覧ください。
春に角栓が詰まりやすくなる原因
春の環境変化によるストレスだけでなく、春独特の気候でも角栓がつまりやすくなると考えられています。寒い冬は人間の新陳代謝が弱くなりますが、暖かい春になるとその機能が活性化してきます。新陳代謝が促進されると、汗や皮脂の分泌も多くなります。それらは毛穴を通じて排出されるのですが、その流れがうまくいかずに毛穴に滞留してしまうと角栓として毛穴をつまらせる原因となってしまうのです。また、「春一番」といわれるほど強風が多いのも春の特徴であり、この強風がほこりや花粉を巻き上げて、それらが肌に付着してしまうことでも毛穴のつまりになる可能性があります。
毛穴つまりを予防する洗顔方法
新陳代謝による汗や皮脂の排出は人間の生理現象のため、止めることはできません。なので、その排出が滞らないように、毛穴つまりを解消することを意識しましょう。その手段として、メイクを落とすクレンジングと洗顔は重要なポイントです。
最近では、クレンジングと洗顔が一緒にできる化粧品もあり、混同して認識している人も多いのですが、この2つは目的が違うことを理解しましょう。種類にもよりますが、クレンジング剤はメイクを落とすために洗浄力が高く、間違った使い方をしてしまうと肌に大きな負担を与える可能性があります。メイクを落とすクレンジングの方法はさまざまあります。
詳しい方法については『間違ったクレンジングは、肌トラブルの元』をご覧ください。
洗顔では、たっぷりの泡を使い、手を肌が直接触れないようにしましょう。肌の上で泡を転がすようなイメージでやさしく洗い上げるようにすることが大切です。つい、さっぱりするまで洗いたくなってしまうものですが、洗い過ぎると肌に必要な油分まで落としてしまうため、肌をゴシゴシこすっていないか、泡で洗う時間が長くなっていないかなど、確認しながら調節していきましょう。
ニキビ肌改善のための洗顔方法については『顔ニキビを改善する洗顔方法とは』をご覧ください。
ニキビの予防はスキンケアによる保湿が重要
クレンジングと洗顔の後は、しっかりと肌にうるおいを与えて維持する保湿ケアが必要になります。
保湿ケアでは、化粧水や美容液、乳液、クリームを使うことが一般的なスキンケアの方法とされています。基本的には手でやさしく保湿ケアをするようにしたいところですが、指先が荒れていたり、絆創膏などをしてたりする場合は、皮膚を傷つけてしまうことがあります。そういったときは、化粧水や美容液をコットンに染み込ませて、肌にやさしくしみこませましょう。
コットンパッティングの手順
- 美容液をコットンにとります。
- 中指と薬指でコットンをはさみこみ、下から上へとリフトアップさせるイメージでパッティングします。
- コットンは叩き込むというより、染み込ませた液体を皮膚の奥に練りこむようなイメージで行います。
パッティングで注意したいのは、コットンで肌を叩くようにする行為です。こすったり叩きこむような使い方をすると、肌にダメージを与えることになり、シミやニキビの増加を招くおそれがあります。
間違ったパッティング方法に関しては『やり方を間違うと逆効果!コットンパックの注意点』をご覧ください。
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