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帯状疱疹の症状とは

更新日:2018/01/17 公開日:2017/03/23

帯状疱疹の基礎知識

帯状疱疹は、身体の一部分や片側に発疹が現れる病気です。早期に治療が必要になるため、症状を正しく理解しておくことが大切です。帯状疱疹が起こる理由や症状、治療法についてドクター監修の記事で解説します。

帯状疱疹は、早期に治療を行うと、症状が軽くすみ、帯状疱疹後神経痛の予防にもなります。また、妊婦が発症すると胎児に悪影響が及ぶ可能性のある病気です。万が一、帯状疱疹を発症してしまっても早く気づけるように、症状を確認しておきましょう。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」と呼ばれるウイルスに感染して起こる皮膚病です。初めてウイルスに感染したときは、多くの場合「水ぼうそう(水疱瘡)」として発症するため、帯状疱疹は現れません。過去に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染している場合に、帯状疱疹を発症する可能性が生じるのです。水ぼうそうが完治しても、ウイルスは神経節に潜伏しており、過労やストレス、加齢などの要因で免疫力が低下すると、再びウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。

60歳代を中心に50歳代~70歳代に多くみられ、80歳までに3人に1人が経験すると推定されています[1][2]が、若い人に発症することも珍しくありません。

帯状疱疹の症状

帯状疱疹の症状は、身体の一部分の片側にだけ現れる、痛みをともなう赤みと水ぶくれです。これらの症状が現れる数日~1週間ほど前に、前兆として体の片側に違和感やピリピリとした感覚が出ることが多いといわれています。水疱は中央部がくぼんでいるのが特徴です。次第に水疱が破れてただれた状態になり、かさぶたになっていきます。しかし、神経は皮膚よりも回復が遅いため、皮膚症状が改善しても痛みが残る場合があります[1]。

帯状疱疹の出やすい場所

帯状疱疹は、全身のどの部分にも現れる可能性があります。身体の中心線をまたがず、片側に現れることが多いです。また、胸から背中などの上半身に現れやすいといわれています[1]。

帯状疱疹は再発する?

くり返し風邪をひくのは、風邪のウイルスはさまざまな種類があったり、免疫力の低下が起きたりするためです。同様に、帯状疱疹も免疫力が低下していると再発する可能性があります[1]。目立った症状がなくても、早めにドクターに相談することをおすすめします。

帯状疱疹の治療

最初は軽症と思われる帯状疱疹でも、免疫力が低下する病気などがあると、重症化するおそれがあります。そのため、早期に治療を開始する必要があります。

薬物療法

帯状疱疹の早期治療は抗ヘルペスウイルス薬です。抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬を早期に投与することによってウイルスが増えるのを抑えてくれるため、皮膚症状や痛みを軽減し、治るまでの期間を短くします。

さらに、皮膚症状が治ったあとも痛みが続く可能性がある帯状疱疹後神経痛や合併症を予防する働きがあります。また、痛みを軽減するために消炎鎮痛剤が使われたり、神経ブロックが行われる場合もあります。[1][2][3]。

帯状疱疹と水ぼうそうは同じウイルスが原因となります。水ぼうそうに感染したことがない乳幼児などが帯状疱疹の方に接触すると、水ぼうそうを発症させることがあります。近くに妊婦がいる場合は、特に注意すると良いでしょう。

参考文献

  1. [1]国立感染研究所. “帯状疱疹ワクチン ファクトシート” 国立感染症研究所. http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000184909.pdf_(参照2017-11-1)
  2. [2]U.S. National Library of Medicine. "Shingles" MedlinePlus.
    https://medlineplus.gov/ency/article/000858.htm(参照2017-11-1)
  3. [3]U.S. National Library of Medicine. "Shingles" MedlinePlus. https://medlineplus.gov/shingles.html(参照2017-11-1)

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