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帯状疱疹は再発するの?

更新日:2017/03/22 公開日:2017/03/22

帯状疱疹の基礎知識

帯状疱疹はウィルス性の病気ですが、免疫がつくられても再発する場合があります。痛みが長く続くこともあるので、再発を防ぐことが大切です。今回は、帯状疱疹の再発についてドクター監修の記事で解説します。

帯状疱疹は、過去に水痘(みずぼうそう)にかかったことがある人にみられる皮膚の病気です。症状は少し違いますが、帯状疱疹がすでに再発した病気だと言えます。帯状疱疹の再発の可能性や予防法について確認しておきましょう。

帯状疱疹は再発する?

帯状疱疹は、水痘の原因である水痘帯状疱疹ウィルスによって引き起こされます。一旦水痘にかかると、症状が改善しても、ウィルスが神経節に潜伏します。潜伏したウィルスは一生残り、免疫力の低下などを機会にウィルスが再び活性化して帯状疱疹を引き起こします。以前は60歳以上の方に多くみられましたが、最近ではやや低年齢化する傾向にあり、50歳代から発症数が急激に増えてきています。

また、以前は高齢で帯状疱疹になることが多かったため、一生のうちに一度しかかからないと言われておりましたが、近年では帯状疱疹に何度もなる患者さんも多くいらっしゃいます。

2014年に水痘ワクチンの定期接種化が始まったことにより、水痘の患者さんが減りました。これにより水痘・帯状疱疹ウィルスに対しての免疫力が下がりやすくなったため、帯状疱疹の患者さんは増加傾向にあります。

帯状疱疹が再発する誘因

免疫力の低下は、次のような場合に起こります。

・疲労の蓄積

・ストレス

・紫外線

・胃腸障害

・外傷

・加齢

・抗ガン薬

・免疫抑制剤

・副腎皮質ホルモン薬

疲労やストレスなどを受けていないにもかかわらず帯状疱疹を発症したのであれば、他の原因で免疫力が低下した可能性も考えられます。気になる症状がある場合は、症状に合った診療科を受診しましょう。

帯状疱疹の再発を抑えるためのポイント

帯状疱疹の再発を防ぐためには、免疫力を低下させない生活をおくる必要があります。気になる症状がある場合は、早めにクリニックを受診して原因を突き止め、病気だった場合は早期改善を目指しましょう。そうした上で、疲労やストレスを溜めない生活をおくることで、帯状疱疹の再発の可能性を下げることができます。

疫学的に50歳以上になると急激に帯状疱疹になる確率があがってきますので、当てはまる人は日常生活を見直してみるのもよいと思います。

ストレスの解消法

ストレスの解消法としては、さまざまな方法があげられます。まずは、十分な睡眠をとることを心がけましょう。睡眠不足になると、脳が正常な機能を保つことができなくなり、感情のコントロールや判断に支障をきたします。また、集中力や気力が失われます。同時に、ホルモンバランスや自律神経までもが乱れ、心身に不調をきたします。十分な睡眠をとることが、ストレス解消に繋がります。また、成長ホルモンを分泌させることで、ストレスの緩和が期待できます。

成長ホルモンは、入眠から3時間の間に多く分泌されます。眠りの深いノンレム睡眠のときに多く分泌されるので、寝つきやすい環境を整えることが大切です。就寝前にパソコンやテレビの画面などを診ると、交感神経が優位になるため、寝つきにくくなります。また、睡眠を誘発するメラトニンというホルモンの分泌も抑えるため、眠りが浅いレム睡眠になってしまいます。

就寝前1時間は照明を落として、眠る態勢を整えることがポイントです。入浴は就寝1時間前までに済ませましょう。入浴で一度上がった体温が下がるときに寝床に入っておくと、スムーズに入眠できます。また、疲労を避けようとするあまり、日中に活動せず体力が余ってしまうと、質のよい眠りにつくことができません。余力がある場合は、日中に軽い運動などをしましょう。

毎日、就寝時間と起床時間が異なる場合、睡眠のリズムをつくることができず、体調を崩しやすくなります。また、眠る前にアルコールを摂取すると、睡眠中にアルコールが分解されて、質のよい眠りの妨げになります。さらに、アルコールには利尿作用があるため、夜中にトイレに立つようになり、まとまった睡眠をとることが難しくなります。

次のようなストレス解消法を試してください。

・アロマテラピー

アロマテラピーで脳をリラックスさせることもストレス解消に繋がります。ラベンダーには、不安や緊張を和らげる効果が期待できます。また、ゼラニウムにはホルモンバランスを整えたり、イライラを鎮めたりする働きがあるといわれています。湯にアロマオイルを数滴たらして使いましょう。手や足に直接たらしたり、ベースオイルに混ぜてマッサージオイルとして使ったりするとよいでしょう。

・自然の音に耳をすます

川のせせらぎや波の音など、自然の音を聴くのもストレス解消になります。ゆっくりとしたテンポのやさしい音のヒーリングミュージックを楽しみましょう。実際に、山や川に出かけて自然と触れ合うのもおすすめです。

・腹式呼吸

腹式呼吸は、場所を選ばずに実行できるストレス解消法です。緊張や不安を感じている状態では、呼吸が速く、浅くなってしまいやすいです。腹式呼吸をして、呼吸のリズムを整えることで、緊張した心身を緩めることができます。腹式呼吸のポイントは、息をしっかりと吐ききることです。そして、下腹部を膨らませるイメージで3秒程度かけて鼻から息を吸いましょう。

自宅にいるときは、アロマテラピーやヒーリングミュージックを楽しみ、外出先では腹式呼吸をするなど、そのときの状況に合わせて選びましょう。

50歳以上の場合や帯状疱疹を過去に何回か繰り返している人には帯状疱疹のワクチンも効果的です。日本では水痘のワクチンを接種することになりますが、ワクチンの効果は認められておりますので、気になる方は皮膚科などでご相談されるとよいでしょう。

最後に、帯状疱疹は早期の発見と早期の治療がその後の強い痛みや不快感を予防するための一番大事なことです。少しでも帯状疱疹を疑ったらまずは病院で相談されることをお勧めします。

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