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子供の帯状疱疹の症状や原因とは

更新日:2017/04/13 公開日:2017/04/13

帯状疱疹の基礎知識

帯状疱疹は、主に大人がかかる病気です。しかし、子供でも帯状疱疹を発症する可能性があるので、症状や原因について確認しておくことをおすすめします。今回は、帯状疱疹にともなう頭痛についてドクター監修の記事で解説します。

子供の帯状疱疹は、大人がかかった場合と比べて軽症であることが多いです。そもそも、子供が帯状疱疹にかかる可能性はあるのか、どのような治療法があるのか確認しておきましょう。

子供も帯状疱疹になるの?

帯状疱疹は、老若男女問わず発症する可能性がある病気です。ただし、過去に水疱瘡を発症していなければ、帯状疱疹を発症することはありません。帯状疱疹の初期段階では、神経に沿って紅斑が帯状に現れます。次第に水疱が形成されていき、自然に破れてかさぶたがつくられます。その1週間後ぐらいにかさぶたが自然にはがれます。全身のどこにでも現れる可能性がありますが、痛みをともなうことが多いため、普段見ない部位にできても気づきやすいことが特徴です。

大人の帯状疱疹は、激しい痛みをともなうことが多いですが、子供の場合は痛みが比較的弱いことが特徴です。痛みがほとんどない場合は、子供が痛みを訴えないことで気づくのが遅れる可能性があります。

好発部位は、顔面や胸から背中にかけて、腰から足にかけてなどです。身体の片側に現れることが多いことが特徴です。また、顔面に現れた場合は、顔面神経麻痺を起こすおそれがあります。また、近くの三叉神経にウイルスが拡大すると、髄膜炎や脳炎など重篤な病気を引き起こす場合があります。目の中に帯状疱疹が現れた場合には、結膜炎や角膜炎が同時に起こり、最悪の場合は失明するといわれています。

帯状疱疹の原因

帯状疱疹の病原体である水痘帯状疱疹ウイルスに感染すると、水疱瘡を発症します。水疱瘡が治癒しても、ウイルスは神経細胞へと入りこんでしまうことがあります。そのまま神経細胞内で潜伏し続け、免疫力が低下したときに活性化して帯状疱疹を引き起こします。免疫力の低下は、風邪や疲労、ストレス、ガン、免疫抑制剤の使用、副腎皮質ステロイド薬の使用などが原因で起こります。

子供が帯状疱疹を発症することは稀で、主に免疫不全をわずらっている子供にみられます。しかし、健康な子供でも加齢とともに帯状疱疹のリスクが増していきます。園児や学童期に発症することが多いですが、同じヘルペスウイルスが原因の単純ヘルペス感染と比べて、帯状疱疹を発症する子供は非常に少ないといわれています。

子供の帯状疱疹の治療法

帯状疱疹の治療法は、薬物療法や神経ブロック療法などです。帯状疱疹で懸念されることは、皮膚症状が改善しても神経痛が和らがない帯状疱疹後神経痛です。早い段階から、抗ウイルス薬による治療や神経ブロック療法を受けることで、帯状疱疹後神経痛のリスクを低減できるといわれています。しかし、子供の場合、帯状疱疹後神経痛になる可能性が大人ほど高くないため、大人ほど治療を焦る必要はありません。

しかしながら、子供の場合においても抗ウイルス薬の早期投与が早期改善に繋がるので、帯状疱疹が疑われた場合は早めにクリニックを受診することが大切です。

痛みが強い場合は、鎮痛薬や抗うつ薬、抗けいれん薬などを使用します。薬によっては、量を減らしたり飲む頻度を少なくしたりする必要があるので、ドクターの指示に従って服用しましょう。

帯状疱疹の人は子供に近づかないのが大切

すでに水疱瘡を発症したことがある子供には、帯状疱疹が伝染することはありません。しかし、水疱瘡を発症したことがない子供には、帯状疱疹ではなく水疱瘡として伝染する可能性があります。そのため、帯状疱疹を発症したら、子供には近づかないようにすることが大切です。外見から病歴を推測することはできないので、子供が多い場所への外出は避けましょう。

また、水疱はガーゼや包帯などで保護しておくとよいでしょう。伝染を防ぐだけではなく、水疱が破れて二次感染するのを防ぐことにも繋がります。

帯状疱疹は、水疱に触れることによる接触感染が主な感染経路です。しかし、全身に帯状疱疹が拡がった状態では、空気感染のように水疱に触れていなくても伝染することがあります。

また、子供が帯状疱疹を発症したときに、近くに妊婦や赤ちゃんがいる場合は、近づけないようにしましょう。妊婦が水疱瘡を発症すると、胎児に悪影響が及ぶ可能性があります。重度の新生児水痘や胎児奇形など、重篤な症状が現れるといわれています。

このようなポイントを押さえつつ、免疫力を高めるために栄養バランスに優れた食事を与えましょう。そして、十分な睡眠をとらせ、学校はできれば休ませましょう。免疫力は、疲労やストレスが原因で低下するので、無理に学校へ行かせてしまうと、症状の悪化を招くおそれがあります。なお、帯状疱疹は、かさぶたが形成された段階で人に伝染する心配がなくなります。学校が出席停止を求めない場合は、かさぶたができてから行くようにしましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

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