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生理前に体調を崩すという方は多いかと思います。そういった体調不良は、じつは女性ホルモンである「プロゲステロン」によって引き起こされているといわれています。そして、そのプロゲステロンが増える時期こそが「黄体期」なのです。さまざまな体調不良を引き起こすこの黄体期ですが、今回はこの時期をうまく乗り越える方法を紹介していきます。

妊娠の準備期間「黄体期」とは

本来生理期間というのは4つに区分けされます。「卵胞期」「排卵期」「黄体期」「月経期」の4つです。この中でも黄体期は、妊娠にとって非常に重要な時期となります。卵胞期はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が増え、子宮内膜を分厚くするための時期です。また、卵子の元となる「卵胞」の成長が始まる時期でもあります。そして、その卵胞から卵子が飛び出す「排卵」が起きるのが排卵期で、排卵後は黄体期へと向かいます。

黄体期では、女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増え、さらに子宮内膜を分厚くしていきます。もし卵子が精子と結びついて受精卵となれば、それが子宮内膜に着床することになり、プロゲステロンもそれに備えて子宮内膜を念入りに分厚くするのです。このように、妊娠のために大きな役割を担っている黄体期ですが、一方でさまざまな体調不良を引き起こす期間でもあります。

黄体期に起こる体の変化・症状

この黄体期は体にさまざまな症状が現れます。「卵胞期」には、体調的にも精神的にも非常に安定した状態が続くのですが、排卵が終わり「黄体期」が訪れると、非常に不安定な状態になってしまうのです。おなかや胸の張り、痛みが出てきたりします。さらに、イライラや倦怠感、吐き気など精神的な症状がでてくることも多いです。これらの症状は「月経前症候群(PMS)」とよばれています。

症状には個人差があり、どの症状が出てくるか、どれくらい激しい症状になるかは人それぞれです。ですが、ほとんどの女性は何かしらの症状に悩まされていることが多く、この黄体期の過ごし方は女性にとっての大きなテーマとなるでしょう。

PMSの原因

こういったPMSの原因はいまだにはっきりとは解明されていません。黄体期にはプロゲステロンの分泌量が増え、それにともなってPMSが引き起こされるというところまでは分かっているのですが、プロゲステロン自体は体にとって悪影響を与えるようなホルモンではありません。むしろ、体の水分量を整える働きなどにもかかわっている重要なホルモンです。しかし、黄体期でプロゲステロンが増加することによって体のいろいろな部分のバランスが崩れ、体の痛みや精神的な不安を引き起こしてしまうのではないかといわれています。

他にも、セロトニンという物質が急激に減ってしまうことが影響しているのではないかという説もあります。セロトニンはアドレナリンなどと同じく、脳内伝達物質として外部からの情報を脳に伝える役割を持っており、特にセロトニンはストレスや不安などに対して敏感に反応し、心を落ち着ける働きをもっています。しかし、黄体期にこのセロトニンが減少してしまうと、脳がストレスや不安に対処することができず、こういった症状が起きてしまうのではないかといわれているのです。あるいは、子宮内膜を分厚くするために栄養が使われているため、いつも以上にビタミンやミネラルが不足していることが影響しているという説もありますが、根本的な原因が何なのかというのは未だにはっきりとしていません。

黄体期の過ごし方

黄体期にはとにかく体調面も精神面も不安定になります。体を動かしたりすることはつらい時期なので、できるだけリラックスしながら過ごしましょう。お風呂に入って血行をよくしたり、アロマを取り入れたり、マッサージをしたりなど、ゆっくりと体を休める時期にしてください。特に、生理期間中は体がむくみやすくなるので、こまめにマッサージをすることをおすすめします。

黄体期が過ぎても症状がよくならない場合は

妊娠しなかった場合、黄体期が終わると「月経期」が訪れ、分厚くなった子宮内膜が経血として体外へと排出されます(これを月経と言います)。月経期が近づくにつれて、徐々にプロゲステロンの分泌量も落ち着き、PMSも治まっていくのですが、中には黄体期が過ぎてもこういった症状が収まらない場合があります。そういった場合は、早めに医療機関での診察を受けましょう。うつ病などほかの病気の可能性もあるからです。

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