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蕁麻疹の発症には肝臓が関係する?

更新日:2017/11/15 公開日:2017/04/13

蕁麻疹・痒疹・皮膚掻痒症

皮膚上に赤みが出て、ときにかゆみもともなう蕁麻疹。肝臓と関係はあるでしょうか。肝炎やアルコールを飲んだ時の関連を含めて、蕁麻疹がどのように起こるのかを、ドクター監修の記事で考えていきます。

蕁麻疹は肌が赤くなって盛り上がってくる皮膚の症状を言います。肝臓やアルコールとの関係を含めて、蕁麻疹の背景を確認していきましょう[1][2][3]。

蕁麻疹とはどのようなものか

蕁麻疹とは赤みを帯びてふくらんでくる皮膚の症状のことです。形は円形であったり、地図のような形であったりとさまざまで、周辺の皮膚と境界のはっきりしたぶつぶつが特徴です。発症すると、短ければ数分~長いと数時間、症状が続きます[1]。最も起こりやすいのは20代です[3]。

蕁麻疹の原因

蕁麻疹の多くは原因不明です。原因がはっきりしている場合は、果物、カニやエビなどの甲殻類、魚、乳製品、チョコレート、ピーナッツなどを食べたとき、さらに、花粉や動物の成分、カビの吸入や接触が問題になることもあります。このほかに関係するのは、感染症、花粉、寒冷、温熱、日光、運動です[1][3]。

蕁麻疹と肝炎との関係

蕁麻疹の原因として、感染症が原因になることもあります。その一つが、ウイルス性肝炎で、急な蕁麻疹の発生が見られます[1]。

蕁麻疹とアルコールとの関係

蕁麻疹と肝臓が関係している?と思われる要因のひとつとして、アルコールも挙げられるかもしれません。肝臓とは直接関係ありませんが、アルコールを飲んだ時にも、蕁麻疹が起きてくることがあります。アルコールに対するアレルギーが原因になるのです。

さらに、「コリン性蕁麻疹」と呼ばれる蕁麻疹も関係していると考えられています[1][4]。コリン性蕁麻疹は、コリン作動性神経と呼ばれる神経が関係して、皮膚に赤みのあるふくらみが出てくるものです。体温の上昇、運動、ストレスが関係すると考えられています。アルコールを飲んだ際に蕁麻疹を出てくるときにも、体がほてって、体温が上昇することが関係してくると考えられています。

蕁麻疹のくわしいメカニズムや対処法については、『慢性蕁麻疹のメカニズムと対処法』をご覧ください。

参考文献

  1. [1]DermNet NZ. "Urticaria – an overview" New Zealand Dermatological Society
    https://www.dermnetnz.org/topics/urticaria-an-overview/ (参照2017-10-16)
  2. [2]DermNet NZ. "Cutaneous adverse effects of alcohol" New Zealand Dermatological Society
    https://www.dermnetnz.org/topics/cutaneous-adverse-effects-of-alcohol/ (参照2017-10-16)
  3. [3]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学 第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016;
    370-375, 2169-2171
  4. [4]DermNet NZ. "Cholinergic urticaria" New Zealand Dermatological Society
    https://www.dermnetnz.org/topics/cholinergic-urticaria/ (参照2017-10-16)
ヘルスケア本