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貧血によいとされるサプリメントについて

更新日:2018/03/22 公開日:2017/03/22

貧血の基礎知識

女性にとって貧血の悩みは尽きないものです。冷えや肌荒れ、爪割れなど美容にも悪影響を及ぼしてしまうため、なるべく日頃から対策しておくことが重要です。貧血におすすめのサプリメントについて、ドクター監修の記事で解説します。

女性にとって貧血は常に悩みの種です。また、男性も消化器系の疾患により貧血に悩む方は多いようです。そのような貧血によいといわれるサプリメントについて、詳しく解説します。

貧血によいとされるサプリメントとは

貧血によいサプリメントを知るために、まずは貧血がなぜ起きるのかを解説します。

貧血の原因

鉄欠乏症の多くの方には貧血まで至っていません。しかし、鉄欠乏症の多くの人は貧血まで至らずに諸症状が出ているので注意が必要です。

貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが不足している状態を指します。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ働きがあり、これが不足してしまうと疲れや動悸、頭痛などの貧血の症状が現れてしまう可能性があります。

原因はさまざまですが、多くは鉄分が不足することでおきる「鉄欠乏症」がさらに進んで起こる「鉄欠乏性貧血」です。鉄は体内で生産することができない栄養素ですので、偏食や欠食、食事制限のダイエットなどで食べ物から摂取する鉄分が不足すると、最終的には鉄欠乏性貧血になってしまうのです。また、女性であれば出産や授乳期、思春期などの体が変化するタイミングで鉄分が不足しやすく、男性であれば痔やがんなどの消化器系の病気による出血が増えることも原因になる場合があります。

サプリメントの選び方

忙しくてなかなか食事に気をつかうことができなかったり、生理などで特に鉄分が必要になったりしたときなどはサプリメントで補うこともよいでしょう。ただ、鉄を含むサプリメントであればどのような物であってもよいというわけではありません。最近では、コンビニなどでも手軽に買うことができますが、原料の表示や成分が明確に書いてあるものや、鉄分の種類や配合率などに注意して購入するとよいでしょう。

貧血のときに摂取したい栄養素とは

貧血の時に摂取したい栄養素としては、まずは鉄分が大前提です。酸素を運ぶヘモグロビンは鉄分が原料であるため、鉄分が不足してしまうとヘモグロビンが不足してしまい貧血になってしまいます。

また、ビタミンB6,B12も重要な栄養素です。ビタミンB12は造血効果が期待できる成分の1つで、胃酸がある状態で吸収されやすくなる栄養素です。したがって、胃の切除などによって胃酸の分泌が減ってしまうと、ビタミンB12の吸収も減ってしまい、結果として血液不足になり貧血になってしまいます。その他、葉酸と呼ばれる成分も血液を作るために重要な働きをしていますので、この栄養素も不足すると貧血の症状が出るといわれています。

鉄分の摂取の方法

鉄分には、肉や魚などに含まれている「ヘム鉄」と野菜などに含まれている「非ヘム鉄」と呼ばれる種類があります。この2つの栄養素の違いとして、ヘム鉄の吸収率が圧倒的に高いことがあげられます。たとえば、牛肉などに含まれているヘム鉄の吸収率は20%程度なのに対し、大豆や小麦に含まれている非ヘム鉄の吸収率は5%程度、ほうれん草などの非ヘム鉄に至っては2~3%程度の吸収率となっています。つまり、鉄分を摂取する方法としては、ヘム鉄を効率的に摂取し、あわせて非ヘム鉄で補うような摂取方法がおすすめです。

鉄分吸収を阻害する成分

鉄分の吸収を阻害する成分としては、食物繊維やタンニンと呼ばれる成分が代表的です。神経質になり過ぎなくてもよいですが、貧血が気になる方は食後の牛乳やお茶、コーヒー、赤ワインなどの摂取を控えたほうがよいでしょう。食後でなければ、たとえば食事の前後30分くらいの時間を空けて飲めば大丈夫といわれています。

逆に鉄を摂取する際に一緒に摂ると良い成分としては、CPP(カゼインホスホぺプタイド)、ビタミンC、タンパク質があげられます。CPPは小腸下部に働きかけ、鉄の吸収率が上がります。

サプリメントを利用するときの注意点

サプリメントで含まれている鉄分は、ヘム鉄の種類と非ヘム鉄の種類の2種類あります。そのため、表示を見て吸収率がいいヘム鉄が含まれているものを選ぶとよいでしょう。原料や原産地などが記載されていれば、自分が日ごろこだわっているような選び方をしてみるのも1つです。その他、たとえばビタミンCなどは鉄分吸収効率を高める効果が期待できますので、それらが含まれているものがあれば積極的に選ぶのもよいでしょう。

サプリメントの飲み方ですが、基本的には説明書きにあるような用法、用量を守って正しく使うようにしてください。目安としては個人差がありますが、便が黒くなる少し手前くらいの状態がいいとされています。