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流産とは?症状や兆候、注意すべきこと

更新日:2017/04/13 公開日:2017/04/13

妊娠中の不安・トラブル

妊娠しても、不慮の事故として流産してしまうことがあります。そして、流産とにはいくつか種類があり、症状も違います。ここでは、流産の種類や症状や注意すべきことについて、ドクター監修の記事で解説します。

妊娠中の心配事のひとつに流産があります。そもそも流産とはどういう状態なのか、そして流産の症状や兆候、注意すべきことを詳しくご紹介しましょう。

妊娠してから不安になる流産とは

流産とは、妊娠が認められたのにもかかわらず、さまざまな理由によって妊娠の継続が難しい状態のことを言います。妊娠12週未満において流産は起こりやすく、流産全体の8割がこの時期に起こるといわれています。流産の症状としては、主に出血、下腹部の痛みや張りなどがあらわれるとされていますが、このような症状がほとんどあらわれないケースもあります。

妊娠初期に起こる流産の頻度は、妊婦全体の約8~15%ほどであり、つまり6~7人にひとりの割合で流産が起こりやすいです。また、流産が起こる確率を年齢ごとにあらわすと、20代が8~20%、30代が20~25%、40代が30%となります。この数字が示す通り、妊婦の年齢が上がるにつれて健康な卵子の排卵が難しくなり、仮に受精したとしても細胞分裂がうまくいかずに流産を起こしてしまうことがわかります。

妊娠期に流産してしまうケース

流産にはいくつか種類があり、原因や症状、進行具合などによって分類することができます。分類別の流産の種類や特徴をご紹介します。

原因による分類

人工流産、自然流産、化学流産があります。人工流産とは、いわゆる人工中絶のことを指し、母体保護法指定医によって母体を保護する目的で行なわれる手術のことを言います。自然流産とは、人工流産を除いた自然に起こるすべての流産のことを言います。そして化学流産とは、妊娠反応は陽性を示すものの、超音波において胎嚢などが確認できないまま起きた流産のことを言います。

症状による分類

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と進行流産があります。稽留流産とは、近年増加傾向にある流産で、ストレスが大きな要因になりやすいようです。胎児はある程度は成長しているものの心拍の確認はできず、出血をはじめ腹痛やつわりの症状などがありません。自覚症状があらわれないため診察で初めて稽留流産であることが判明するケースが多くなっています。流産の週数によって、子宮内用除去術を行なうこともあれば、自然な排出を待つ場合もあります。一方、進行流産とは、出血や腹痛の症状があらわれ、子宮内容物が排出されている状態のことを言います。

進行具合による分類

完全流産、不全流産、化学的流産があります。完全流産とは、子宮内容物がすべて自然に排出され、出血や腹痛が治まっている状態のことを言います。不全流産とは、子宮内容物の排出はすでに始まっているものの、まだ子宮内にも残っており、出血や腹痛の症状が続いている状態のことを言います。そして化学的流産とは、妊娠反応は陽性を示すものの、超音波において胎嚢などが確認できないまま起きた流産のことを言います。受精卵は通常の月経のように自然に排出されてしまい、自覚症状はほぼあらわれません。そのため、普段から生理不順である場合は特に、妊娠していたことにすら気づかない場合も多いとされています。

妊娠期に流産する原因

妊娠12週までの妊娠初期に起こった流産の原因は、その多くが胎児の染色体(遺伝子)異常によるものとされています。つまり、妊婦が妊娠初期に行なった行動が関係することはあまりありません。すでに受精卵の段階で、流産することが決まってしまっている場合が多いのです。

流産のリスクを避けるために必要なこと

流産のリスクを避けるためにできることとしては、激しい運動を避けること、そして重い荷物を持たないようにすることです。ただし、必要以上に体を動かさずにいることは、かえって子宮や卵巣内の血流を悪化し、黄体機能不全や子宮内膜機能不全を引きこしてしまいます。また、たばこやお酒、コーヒーなどのカフェインとった刺激物の摂取のも控えた方がよいでしょう。その他、下腹部の冷えを予防することも効果的であるとされています。

流産の兆候となる症状やサイン

流産の兆候とされるサインとしては、出血、下腹部痛、急につわりが楽になるといった症状があげられます。ただ、出血は着床時出血の可能性もあり、出血の有無のみで判断することはできません。何か気になる症状がみられた場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。

どのように注意していても、たとえ安静にしていても、流産を完全に予防することはとても難しいことです。ただ、兆候となるサインがあらわれたときにすぐに病院を受診することで赤ちゃんの命が助かる場合があります。異変を感じたらできるだけ早く受診するようにしましょう。

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