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副鼻腔炎(蓄膿症)はどんな病気?

更新日:2018/06/26 公開日:2017/03/30

副鼻腔炎(蓄膿症)の症状と治療法

鼻風邪(はなかぜ)を放置していると副鼻腔炎になるかもしれないといわれていますが、副鼻腔炎がどのような病気なのかわからないという方もいるでしょう。副鼻腔炎について、ドクター監修の記事で詳しく紹介します。

蓄膿症とも呼ばれている副鼻腔炎(ふくびくうえん)の症状や原因について、詳しく解説していきます。

副鼻腔炎(蓄膿症)とは

まずは、副鼻腔炎(蓄膿症)についての基本的な知識を解説します。

副鼻腔とは

医学用語で、鼻の中を鼻腔と呼びます。そして、目で確認することはできませんが、鼻の左右の所に副鼻腔と呼ばれる空洞の空間があります。イメージとしては、副鼻腔は上頬の裏側にあたる場所に存在しています。

副鼻腔炎の炎症

通常の副鼻腔は表面を粘膜で覆われており、それ以外の空間は空気が詰まっています。そして、この部分が炎症を起こしてしまうことを「副鼻腔炎」と呼びます。副鼻腔炎には、一時的にかかる「急性副鼻腔炎」と、炎症状態が長く続いてしまう「慢性副鼻腔炎」などに分類されます。一般的には、急性鼻炎や慢性鼻炎から副鼻腔炎へと悪化してしまうことが多いようです。

副鼻腔炎(蓄膿症)の症状

副鼻腔炎の症状としては、主に次のような症状が見られることが多いです。

粘り気のある鼻水

病気のときに分泌される鼻水というのは、大きく分けて2種類あります。さらさらの鼻水と、ねばねばの鼻水です。さらさらの鼻水は、アレルギー性鼻炎や風邪(かぜ)のひき始めなどのときに出ます。一方で、ねばねばの鼻水は風邪の治りかけのときや副鼻腔炎のときに出るとされています。副鼻腔炎のときには、さらに鼻水が濃い黄色のような色になっていることが多いです。

後鼻漏症状(こうびろうしょうじょう)

鼻水には鼻から体外にでる鼻水だけでなく、のどに流れていく鼻水もあります。これを後鼻漏といい、副鼻腔炎のときに出やすいとされています。

鼻づまり

副鼻腔炎により粘膜が腫れることで、空間が狭くなって鼻づまりが起きやすくなります。また、粘り気のある鼻水によって鼻腔が塞がることによっても起こります。

副鼻腔の痛み

副鼻腔に炎症がおこることで、痛みを感じることがあります。

においを感じない

においを感じることができる粘膜やその通り道の粘膜が腫れてしまうことでにおいを感じることができなくなることがあります。

副鼻腔炎(蓄膿症)の原因

副鼻腔炎が引き起こされる原因というのはどのようなものがあるのか、解説します。

単体で発症しない

副鼻腔炎というのは、それ単体で発症することはないとされています。多くの場合、鼻風邪をひくなどの鼻の病気になってから悪化します。風邪の原因である細菌やウイルスが鼻腔内で増殖・炎症をすすめ、副鼻腔内に進入した際に急性副鼻腔炎が引き起こされることがあります。

長引くこともある

急性副鼻腔炎であれば、通常の風邪薬などの対処により短期間で回復する場合が多いです。ですが、副鼻腔粘膜の炎症が長期化してしまった場合、粘膜の働きが鈍ってしまい、さらに炎症が広がってしまうことがあります。この悪循環に陥っている状態を、慢性副鼻腔炎と呼びます。慢性副鼻腔炎になると、一般的には蓄膿症という名前で呼ばれるようになります。

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療

急性副鼻腔炎の場合、特に治療を要せずとも自然治癒を期待することもできるようですが、まずは病院に受診することをおすすめします。診断結果によっては、次のような治療が行われることが多いです。

マクロライド系抗菌薬の投与

近年もっとも効果的だと考えられている治療法です。慢性副鼻腔炎の治療としてマクロライド系の抗菌薬は有効性が高いとされています。ただし、急性副鼻腔炎の原因菌などに対して、薬に対する耐性化が問題となっているようです。

手術による膿の排除

古くからおこなわれている手術です。ですが、薬物治療のほうが簡単でデメリットも少ない傾向があるため、近年では治療で用いられることは少ないようです。

副鼻腔炎(蓄膿症)の予防

副鼻腔炎の予防法について解説します。

ほとんどが急性副鼻腔炎

副鼻腔炎になってしまう患者のうち、多くの患者は急性副鼻腔炎であることが多いようです。この場合の急性副鼻腔炎になる原因としては、多くは鼻風邪が原因であるため、風邪を予防することが副鼻腔炎の予防法となります。基本的な手洗い、うがい、マスクに加えて、下記も気をつけてみましょう。

栄養バランスの整った食事

日々の風邪予防に食生活は重要です。栄養バランスを考えた食事をすることで、免疫力の向上が期待できます。

適度な運動

適度に運動をして筋力をつけておくことで、風邪予防が期待できます。

ストレスを溜めこまない

適度にストレス解消をすることもおすすめです。ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまい、体に不調をきたしてしまう可能性があります。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足になると自律神経が乱れてしまい、体力も低下して体調不良につながります。

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