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結膜炎でも保育園の登園はOK?

更新日:2018/06/27 公開日:2017/03/27

結膜炎の基礎知識

結膜炎には、人へ感染するものと感染しないものが存在します。ウイルス性結膜炎などは感染力が強いとされ、登校や登園などに制限がかかります。結膜炎の感染に関する知識を、ドクター監修のもと解説します。

結膜炎には、感染源によって人へと感染しやすいものと、感染しにくいもの、そして感染することがないものに分かれます。結膜炎の種類ごとに、その原因や症状をまとめました。

注意すべき結膜炎とは

子供はなにかと手を汚しやすく、その手でほとんど無意識に目をこすってしまう場合があります。抵抗力が十分でないと考えられる子供にとっては、感染力の強いウイルス性結膜炎だけに注意すればいいというわけではありません。感染力があまり強くないブドウ球菌などの常在菌を原因とする、細菌性結膜炎(さいききんせいけつまくえん)にも注意をする必要があります。

また、ウイルス性結膜炎にはプールから感染することもありますので、特にプールに入ったあとは目を十分に洗うように伝えることも大事です。

ウイルス性結膜炎

ウイルスを原因とするこの結膜炎には、3つの種類があるとされています。一つめは「流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)」、二つめは「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」、そして「急性出血性結膜炎(きゅうせいしゅっけつせいけつまくえん)」です。いずれも感染力が強く、人混みへの外出や登校などに制限がかかるうえに、二次感染を防ぐためにも家族の協力を必要とする場合があります。

『ウイルス性結膜炎とは』もご覧ください。

うつらない結膜炎もある?

結膜炎には感染しないものも存在します。さまざまなアレルギー反応を起こす物質、アレルゲンを原因とするアレルギー性結膜炎がそのひとつです。代表的なアレルギー性結膜炎としてあげられるのは、花粉やハウスダストを原因とするものでしょう。また、ペットの毛やコンタクトレンズによる発症も多いとされています。人へと感染することはありませんが、いずれも、患者からアレルゲンを遠ざけることが必要です。

また、アレルギー性結膜炎には、特定の時期に発症する「季節性アレルギー性結膜炎」と、一年をとおして発症する「通年性アレルギー性結膜炎」とに分かれます。花粉などは前者、ハウスダストやコンタクトレンズを原因とするものは後者となります。

結膜炎の症状が出ているときの注意点

結膜炎にはいくつかの共通する症状として、めやにが出やすい、充血、かゆみ、まぶたの腫れ、涙が出やすい、まぶしく感じる、といったものがあります。しかし、これら以外にも結膜炎の症状がそれぞれ異なるものも存在します。

細菌性結膜炎

黄色く粘度の高いめやにが特徴です。特に朝起きたとき、めやにで目が開かないといった場合、細菌性結膜炎の疑いがあります。原因菌は黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌などの常在菌とされ、体内の至るところに存在する菌です。抵抗力が十分な健康な大人であれば感染しにくい病気なのですが、乳児や高齢者、病気やケガの患者といった抵抗力が不十分と予想される方は、感染する可能性があるので注意が必要です。

しかし、「学校保健安全法」によるガイドラインには含まれていないため、人混みへの外出、学校への登校などには制限がかかっていません。ですが、保育園となるとまだ抵抗力が十分ではない子供もいる可能性があります。登園させるまえにドクターの指示を仰ぐようにしましょう。

流行性角結膜炎

まず、ドクターの指示があるまで「学校保健安全法」により登校などができません。集団感染に発展する可能性があるため、人混みへの外出も制限するように求められます。むくみは腫れをともなうこともありますが、症状で見極めるのは難しいかもしれません。感染している場合は、家族の方も予防処置をとる必要があるため、すみやかに眼科へいくようにしましょう。

咽頭結膜熱

通称「プール熱」と呼ばれ、プールで感染する可能性が高い、夏にかかりやすいとされる病気です。こちらも「学校保健安全法」により規定されているため、登校や登園にはドクターの指示が必要となります。症状としては結膜炎のものだけではなく、高熱、咳、のどの痛み、頭痛など風邪(かぜ)の症状をともなうのが特徴です。

特に高熱は40度近い熱が、5日以上もつづくケースが多く、注意をしていないと脱水症状となることも考えられます。発熱のこともありますので、体力の低下が心配です。お子さんがかかった場合は、急いで病院へつれていくようにしましょう。

急性出血性結膜炎

こちらも同様です。登校や登園にはドクターの判断が必要となってきます。白目に出血がみられますが、結膜炎自体が充血を共通の症状としているため、見慣れていたり、比較してみないことには見極められない可能性があります。素人が自己判断するのではなく、ドクターに相談するようにしましょう。

いつから登園できる?

基本的にドクターが「感染力がなくなったとドクターが判断するまで」ですので、症状が治まったからといって、感染しないと自己判断できるわけではありません。ウイルス性のものは、症状がおさまっても体内にウイルスが残っていることが多いと考えられています。完全に体内から排出するまで、長いもので30日近くはかかるものも存在します。結膜炎だからといって軽視せず、長期的に治療、予防に努めるように心がけましょう。

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