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水いぼのかゆみへの対処法とは

更新日:2018/06/06 公開日:2017/03/31

水いぼの診断・治療法

水いぼは、ウイルスによる感染症で、抵抗力の弱い7歳以下の子供に多いとされています。また、水いぼができるとかゆみをともなうこともあります。水いぼのかゆみの対処法についてドクター監修の記事でお伝えします。

水いぼができても、それ自体がかゆみをともなうことはありませんが、皮膚の摩擦が起きやすい場所にできたものや治りかけのときに、かゆみが生じることがあります。かゆみが生じるか否かは、個人差がありますが、かゆみが生じたときに適切ではない方法を取ってしまうと、よりかゆみが激しくなることもありますので注意が必要だと言えるでしょう。

水いぼの症状

水いぼは、人の皮膚と皮膚の直接的な接触や間接的な接触により起こるもので、その見た目は光沢があり、いぼの中に水分が含まれているかのように見えるのが特徴です。特に、自覚症状がないケースがほとんどですが、皮膚の摩擦が起きやすいワキやひざの裏側などに水いぼができたり、アトピー性皮膚炎と合併したりすると、かゆみが現れることがあります。また、水いぼが治りかけたときに、その周囲に赤みとかゆみが生じる場合があり、それを我慢できずに掻きむしってしまうと、他の部分にも感染してしまい、かゆみがより激しくなってしまうケースもあります。

水いぼのかゆみの症状と間違えやすい病気

水いぼは水泡ができ、かゆみをともなうこともあることから、ときには他の病気と間違ってしまうこともあり得ます。水いぼと間違えやすい病気のひとつに「とびひ(伝染性膿痂疹)」があります。とびひは、水いぼと同じく水泡ができ、かゆみや痛みをともなうケースもあるため、そのような症状が現れたら自己判断をせず、医師に相談することが重要です。

水いぼの診断

水いぼの診断の基本は、主に視診です。水いぼの形状は半円状で出っ張っており、光沢感とともに、いぼの中に水が含まれているかのように見えます。大きさは、直径約1mm~5mmが多いとされています。さらに、表面上はなめらかで白色やピンク色をしている場合が多いです。ですが、初期の頃はまだ水いぼが小さくわかりずらい可能性があるため、そういうケースでは拡大鏡やマイクロスコープなどを使用します。そのような視診を経て、「水いぼ」だと思われたら、いぼを専門のピンセットでつまみ、中身を確認します。中身に粥状の物質が存在した場合には、水いぼだという確定判断がなされます。

水いぼの治療とかゆみへの対処

水いぼの治療とかゆみへの対処法としては、以下のようなものがあります。

水いぼの治療について

水いぼの治療で一般的な方法は、水いぼの除去法です。この治療はその名の通り、専門のピンセットなどで患部をつかみ、除去する方法です。確実な方法ではありますが、ピンセットでつかみ取るという性質上、痛みをともなうことは避けられません。また、患者の状態によっては他の外科的治療が施される場合もあります。

たとえば、「液体窒素冷結法」や「電気焼均法」という治療法があげられます。「液体窒素冷結法」は、アメリカで水いぼの治療をする際に主に行われている方法です。液体窒素を使った治療で、綿棒などをそれに浸し、水いぼに押し当てることで細胞外水分を冷却し、細胞を脱水状態にさせたうえで、それを壊死させる方法です。ピンセットで除去する方法よりも痛みは少ないですが、完全に除去できるまで数回程度の時間がかかることがあります。

また、「電気焼均法」はレーザーや電気メスを使用し、いぼを焼き切る治療法とされています。これは激しい痛みをともなうため、いぼの場所によっては、局所麻酔を用いたうえで治療を行います。ピンセットで除去する方法に比べれば、ウイルスが皮膚の周囲に飛び散り、感染を広げてしまう確率が低くなります。

水いぼがかゆいときの対処法

水いぼをかきむしって湿疹ができてしまい、かゆみがともなう場合はつらいでしょうが、そっとしておくことが最善の方法です。もしも、我慢できずに患部を掻きむしってしまうと、逆にウイルスが患部周辺に広がってしまい、ますますひどい状態に陥ってしまうことがあります。まずは、病院などで水いぼをピンセットで除去した後、患部に保湿剤やステロイド剤を使用したり、かゆみ止めの薬を服用することでかゆみを抑えることがよいでしょう。

特に、患部周辺への保湿は大変重要となってきます。なぜなら、水いぼを除去した後も潜伏期のウイルスが残っていたり、再度ウイルスに触れてしまう危険性もあるからです。十分な保湿は肌の乾燥を防いでくれるため、肌のバリア機能を効果的に保ち、水いぼの発生を防いでくれます。

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