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首に出る湿疹の原因とは

更新日:2018/06/13 公開日:2017/04/30

湿疹・皮膚炎

首に出る湿疹の原因は、汗疹(あせも)やアトピー性皮膚炎、強い刺激やアレルギー反応を起こすものが触れたことによる炎症などが考えられます。詳しい症状、治療、予防や改善法をドクター監修の記事で解説します。

首に出る湿疹で多いのは、汗疹(あせも)・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎によるものといわれています。それぞれの症状や原因、予防法などについて知り、適切な治療を行いましょう。

首に出る湿疹の症状

首の湿疹の症状は一般的な湿疹や皮膚炎と同様に、かゆみがあり、皮膚が赤くなったり小さなブツブツや水ぶくれができたりします。そのまま時間がたつと、皮膚はかさかさした状態や厚くでこぼこになるなど変化します。首に出る湿疹で多いのが、汗疹・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎の3つといわれています。

汗疹は、子供や多汗症を患っている人に発生しやすく、汗が皮膚内に溜まってしまうことで数ミリから数センチの大きさの赤い丘疹が現れます。アトピー性皮膚炎は、かゆみの強い湿疹が長く続くのが特徴で、顔や首、ひじやひざの裏内側に現れることが多いです。接触性皮膚炎は、「かぶれ」とも呼ばれるもので、皮膚にとって毒となるものに触れることで起こる炎症です。首に直接触れるだけでなく、刺激の強い物資が付着した手で首を触った場合にも、症状が現れることがあります。

首まわりのかゆみについて詳しくは『首まわりのかゆみ、湿疹(皮膚炎)、かぶれの原因と対処法』をご覧ください。

首に出る湿疹の原因

湿疹の原因としては、汗やさまざまな皮膚への刺激が考えられます。原因を知ることで、予防や改善につなげましょう。

汗疹の原因

汗疹の原因は、たくさん汗をかいたときに汗の通り道がふさがって皮膚の表面へ流れることができず、皮膚の中にたまってしまうことです。高温多湿の環境でたくさん汗をかいたときに起こりやすいと考えられています。

汗疹の原因について詳しくは『あせも(汗疹)ができる原因』をご覧ください。

アトピー性皮膚炎の原因

遺伝や食べ物、環境など原因はさまざまです。子供のアトピー性皮膚炎は、ハウスダストや食物のアレルギーがきっかけになることが多いといわれています。大人のアトピー性皮膚炎は、不規則な生活やストレスなどで皮膚を守る機能が低下することがきっかけのひとつと考えられます。そのような状態では、石けんや洗剤、汗なども皮膚への刺激となり、症状が悪化する原因になるといわれています。

アトピー性皮膚炎の原因について詳しくは『アトピー性皮膚炎の原因や症状、予防法について』をご覧ください。

接触性皮膚炎の原因

接触性皮膚炎は2種類に分類することができ、ひとつは触れたものの刺激が強いと起こる「刺激性接触皮膚炎」、もうひとつは刺激が弱くても身体がアレルギー反応を示して炎症を起こす「アレルギー性皮膚炎」です。アレルギー反応の強さは人によって違うので、同じものに触れても現れる症状には個人差があります。

原因となる物質には、薬剤やゴム、油があります。日常生活で触れるものでは、漆などの植物、アクセサリーの金属、衣類に使われている染料や洗剤などがあります。アクセサリーで湿疹ができるのは、金属アレルギーとしてよく知られているものです。

接触性皮膚炎の原因について詳しくは『接触性皮膚炎ってどんな病気?その原因と治療法』をご覧ください。

首に出る湿疹の治療

湿疹は日常生活の中で経験する人も多く、すぐに医師に相談せずセルフケアを試みる人も多いといえます。しかし、慢性化や二次感染を起こさないためにも、早期に医療機関を受診して治療することが大切です。治療はどの皮膚炎にも共通の方法で、ステロイド外用薬を塗って赤みやかゆみを抑えます。かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬を内服することがあります。これに加えて、アトピー性皮膚炎が治りにくい場合には、ナローバンドUVBなどを用いた紫外線治療を行うことがあります。

接触性皮膚炎については、原因を取り除かなければ何度でも症状が繰り返し現れて、治りにくくなってしまいます。問診やパッチテストなどで原因を特定し、接触を避けることが重要です。

首に出る湿疹の予防・改善法

発生や悪化の原因がわかっている湿疹は、日常生活での工夫によって予防・改善することができるといわれています。しかし、多くの湿疹(アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎以外)はその原因がわわからない場合も多く、これから解説する予防法を参考にして、湿疹の症状に対処していきましょう。

汗疹の予防法

汗を抑えるために、温度と湿度が高い環境を避けて通気性のよい服を選び、適宜冷却をすることが必要です。こまめに汗を拭いたり、汗で濡れた服を着替えたりすることも有効と考えられます。首にタオルを巻いて汗を吸わせることで汗疹になるケースもあるので、巻くより拭く方がよい効果が期待できるという考え方もあります。

アトピー性皮膚炎の予防・改善法

皮膚の乾燥を防いで清潔に保つことや部屋の掃除を行うことは、予防・改善の両方に効果があると考えられます。さらに、爪を短く切っておくことで、無意識のうちに湿疹を掻いてしまっても肌へのダメージを軽減することができます。また、ストレスをため込まないよう心がけ、食事や睡眠にも気をつかうようにすることも大切です。

アトピー性皮膚炎の治療について詳しくは『アトピーのケア&対策』にリストアップされている記事をご覧ください。

接触性皮膚炎の予防法

原因となる刺激因子を見つけて、触らないようにすることが第一です。原因となるアレルゲンに触れる可能性がある場合は、ゴム手袋やビニール手袋、予防クリームなどで皮膚を守ることも効果があるといわれています。

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