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オリモノが多いのは膣カンジダが原因?

更新日:2017/04/12 公開日:2017/04/12

カンジダ(性器カンジダ症)の基礎知識

オリモノの量が多いこととカンジダ症を患っていることは、実は関係があります。しかし、オリモノの量が多いのはカンジダ症だけが原因ではありません。ドクター監修の記事のもと、詳しいオリモノとカンジダの関係性についてご紹介します。

カンジダ症に感染していると、オリモノが変化するケースがあります。オリモノは発症している病気を、ある程度知ることができるバロメーター代わりにもなります。カンジダ病によるオリモノへの影響を中心に詳しくみていきましょう。

カンジダの症状

カンジダはカビの一種で真菌と呼ばれている菌のことを指します。もともと人間の身体に存在する常在菌の一種で、誰でももっている菌でもあります。健康な状態のときは免疫機能が働き、常在菌の増殖をおさえているため人体に害を及ぼすことはありません。しかし、風邪(かぜ)や寝不足を始めとした体調不良時は、免疫機能が低下してしまうため、常在菌の繁殖をおさえきれないことがあります。このとき、常在菌が皮膚や粘膜に感染することで、カンジダ症を始めとした感染症が発症すると考えられています。

カンジダ症に感染する原因

基本的に不衛生な環境や免疫機能が低下しがちな体調不良を始めとする状態・状況は、全般的に感染しやすいと考えられています。具体的には、寝不足などの不規則な生活、食生活の乱れ、病気やケガの療養中、糖尿病、抗生物質の使用後、妊娠中、生理前、過度なストレス、疲労、ステロイドの使用中、過剰な膣内洗浄、高温多湿、締めつけるような強さの下着や衣服、長期に渡って同じナプキンを使用する、性交渉といったものがあります。

特に膣内は、通常は雑菌などが侵入してこないように乳酸菌が防衛しています。しかし、免疫機能が低下してしまうと膣内の乳酸菌が減少したり、いなくなってしまったりすることがあり、その間は雑菌に対して無防備となってしまうと考えられています。

カンジダのときのオリモノの状態

カンジダにかかっているとき、オリモノは変化するケースが多いとされています。特にわかりやすい変化だと、単純に量が増えるといったものから、形状が粘度が増したクリームやチーズのような状態、甘粕のようにポロポロとした状態などがあります。いずれもにおいに変化はないとされますが、見た目が平常時とは違うために、ひとめで変化していることがわかりやすいでしょう。

オリモノと女性ホルモン

オリモノの量は、女性ホルモンと深く関係していると考えられています。卵胞(らんぽう)ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量が増えると、それにつれてオリモノの量が増加するとされています。月経と月経のちょうど中間あたりから卵胞ホルモンの分泌が増加するために、オリモノも量が増えるのが普通のことです。また、個人差はありますが、女性ホルモンはおおむね更年期になると減少傾向にあるとされています。

そして、閉経すると極端に減少すると考えられているため、それらを念頭においたうえで、平常時の自身の「オリモノの状態」を把握しておくようにしましょう。

カンジダ以外に考えられる病気

カンジダ以外のケースでも、オリモノの量が増えるといった変化がみられることがあります。卵管炎や子宮内膜炎など、子宮に異常をきたしている疑いがあるときは、オリモノの量が増えると考えられています。しかし、これらの病気を患っている場合、オリモノの色も変化していることがあり、一般的には黄色や緑色、黄白色といった色になっているケースが多いと考えられます。

カンジダ症の予防

カンジダ症の予防には、いくつかの基本的なポイントを守ることが有効と考えられています。

健康体を維持する

まずは健康体を保つことが大事です。ストレスや栄養の偏り、睡眠不足などは免疫機能だけではなく、身体全体の機能も鈍くなってしまい、慢性化することでなにかしらの疾患を抱えることになる可能性もあります。

清潔性を保つ

主に性器周りの清潔性と通気性を保つようにし、雑菌が繁殖しにくい環境をつくるようにしましょう。また、過度な膣内洗浄などはバリアとしての役割を果たしている乳酸菌なども、洗い流してしまう可能性があるため、免疫機能という面においては推奨されません。性器周りを清潔に保つため、力を入れてこすりすぎるのも、肌を傷つけるため避けるようにしましょう。基本的に、肌はソフトタオルに石けんをつけて、なでるように洗う程度で十分です。特に性器はデリケートな部分でもありますので、力を入れすぎて肌を傷めないように気をつけましょう。

要因の排除

免疫機能を抑制する薬剤や抗菌作用のある抗生物質、ステロイドやホルモン剤、ピルといった薬剤は、カンジダ症を誘発する要因になりえます。可能な限り使用を制限または中止するなどの対処をすることで予防につながると考えられます。ドクターの指示のもと、中断するなどの対処をしましょう。

他に感染源が存在する可能性

さまざまな方法を試しても改善がみられない場合は、パートナーか自身の体質に問題がある可能性があります。自身の体質による場合は、内服薬を使用して別の切り口から治療をつづけることで、効果がでる可能性があります。また、パートナーが感染源となっている可能性もありますので、検査をしてもらうように話をしてみましょう。

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