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離乳食後期、10か月の赤ちゃんのおすすめ食材と食べ方

更新日:2017/04/07 公開日:2017/04/07

離乳食

離乳食の後期段階に入ってくるのが生後10か月頃となります。食べ方の特徴から適している食材や調理法について、また、この時期に身につけるべき食習慣と注意するべき点についてドクター監修の記事で紹介します。

生後10か月になると離乳食も後期の段階と言えるでしょう。食事の回数を増やし少しずつ食べる食材も増やしていく時期となりますので、この時期の離乳食で赤ちゃんが身につけるべき課題とともにおすすめの食材・調理法を紹介します。

10か月の赤ちゃんの離乳食の量・回数

後期にさしかかる時期ですが、適している食事の量と回数について解説します。

お茶碗に軽く1杯のお粥と同程度のおかずを

100cc程度の赤ちゃん用のお茶碗に軽く1杯のお粥と同量くらいのおかずを組み合わせましょう。上手に食べられる場合は柔らかいご飯を食べさせてもよいですが、食べにくく感じて食べる量が増えない場合もありますのでお粥が無難です。食べる量には個人もありますのであまり決めすぎないほうがよいですが、食べる量が少なすぎる場合はその量で慣れてしまわないようにドクターに相談することをおすすめします。

朝昼晩と1日3回の食事を

一般的に9か月頃から食事回数を1日3回に増やす場合が多くなります。3回に増やした当初は赤ちゃんの食べたがる頃合から始めてもよいのですが、10か月頃には徐々に朝昼晩の食事機会にし、大人と同じ時間帯に慣らしていきましょう。食べるものの内容だけでなく、生活リズムと食事を結びつけることも大事なことです。

ミルクは1日2回程度に

10か月から満1歳くらいの時期には寝る前の母乳・ミルクを与えずに済むようにしたいところです。午前10時と午後3時ころの1日2回程度を目安にするとよいでしょう。寝る前に母乳・ミルクを飲まずにすめば、夜のおむつを早く外すことにも繋がりますし、夜尿症を防ぐ要因ともなります。栄養バランスとしては離乳食から60%~70%を摂取できるよう目指すとよいでしょう。

10か月の赤ちゃんにおすすめの食材と調理法

この時期の食べ方に適した、食べやすいものを与えましょう。

歯ぐきで押しつぶすことを踏まえて

10か月の赤ちゃんの場合、前歯は生え始めていますがほとんどの場合奥歯は生えていません。食べ方としては舌を左右に動かして歯ぐきで押しつぶす動きや、歯ぐきで噛んで押しつぶす動きがメインとなります。食べやすい硬さとしては、指で軽く力を入れてつぶれる程度を目安にするとよいでしょう。

歯で噛み、すりつぶすことができませんので繊維質が残る生野菜、ぺらぺらした海藻類、硬すぎる肉類、弾力のあるものは避けたほうがよいです。柔らかすぎるものは押しつぶす動きに習熟できず、硬すぎるものは丸のみしてしまうこともありますので程よい硬さのものを与えましょう。

食材を徐々に増やしていく

少しずつ栄養源となるものを増やしていくようにしましょう。

・根菜と緑黄色野菜

初期から引き続き、野菜の摂取は重要です。徐々に種類を増やしていきましょう。キャベツ、レタス、白菜といった葉物に加えて大根、玉ねぎなどの根菜、人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜、じゃがいも、さつまいもといったイモ類とバリエーションを増やしていくとよいでしょう。生ものは与えず、刻んで湯通しして柔らかく煮込みます。徐々に切り方を大きしたり、少し硬めにしたりと、食べ方のトレーニングになるようにも工夫しましょう。

・青魚、赤身魚も摂取する

白身魚はもっと早い段階で食べ始めてもよいですが、青魚、赤身魚を取り入れてタンパク質の摂取源を増やします、刺身をレンジで加熱したり野菜スープで煮込んだりと、柔らかくして与えましょう。加工食品は味が濃いので使用せず生魚を使うのが理想的です。

・食べやすい赤身の挽肉

魚とともに肉類も取り入れていきましょう。脂の少なく、硬さもない赤身の部位の挽肉を選び、肉団子にして野菜スープで煮込むなどすると食べやすくなります。アレルギーがある場合もありますので合挽肉ではなく1種類ずつ試すほうがよいでしょう。

・乳製品をとりはじめる

離乳食後期用の粉ミルクに切り替える場合もありますので、それが大丈夫であればプレーンヨーグルト、バターを少しずつ与えてもよいでしょう。チーズは避け、ヨーグルトもフルーツやクリームの含まれないプレーンを使いましょう。アレルギーのある場合もありますので注意が必要です。

体のために薄味を徹底する

調味料を使ってもよい時期ですが、まだまだ赤ちゃんの腎臓は未発達です。薄味を心がけ濃くならないように注意しましょう。1食分の目安としては、塩0.16~0.3gか醤油小さじ1/3をもって塩分に、砂糖は3g、油分も3g程度となります。

離乳食を与えるときの注意点

この時期は食事を楽しみながら食習慣を身につけて自立の基礎とする時期でもあります。食べるものだけでなく与え方にも気を配りましょう。

手づかみ食べをやめさせない

大人の真似をしてスプーンやフォークなどを使いたがる子も多く、早くそちらに移行させたいと考えるかもしれませんが食器を上手く扱えるようになる時期でもありません。食物をフォークに刺して与える方もいるようですが口の奥に放り込む食べ方に繋がり、手指の感覚や口と手の協調を学ぶうえでよくない影響となる場合もあります。

手づかみ食べはこの時期の特徴でもあり、食の自立においての基本でもあります。汚れるからと手づかみをやめさせたりせずに汚れてもいい環境を作って見守ることも必要ですし、茹で野菜のスティック、茹でたイモなど手づかみで食べやすいものを与えるなど手づかみ食べをしやすい工夫も必要となります。

自分から食べることを促す

スプーンなどを使って食べさせる機会も多くなりますが、下唇のあたりに乗せて、自ら上唇を閉じて口に含むように促すとよいでしょう。無理に食べさせるのではなく自発的に食べることを習慣づけることが理想的です。

赤ちゃんはどんどん成長します。食習慣の基礎となるこの時期を大切に、食べやすい食事で楽しみながら離乳食の量を増やせるようにしたいものです。