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焦らず楽しい食卓に!赤ちゃんが離乳食を食べない時は

更新日:2017/04/07 公開日:2017/04/07

離乳食

赤ちゃんが離乳食を食べないことに悩む親御さんも多いようです。食べる量が増えていかない原因がはたしてどこにあるのか、どのように対処すれば思うように離乳食を口にしてくれるのか、ドクター監修の記事で解説します。

赤ちゃんの成長と食習慣のトレーニングに欠かせない離乳食ですが、思ったように食べてくれない場合もあり、悩む親御さんも多いことでしょう。どのような原因が考えられるのか、どのような対応をすればよいのかを解説していきます。

赤ちゃんが離乳食を食べない理由と対処法

離乳食をあまり食べないという声は健診などでもよく聞かれる悩み事です。離乳食は成長時期、段階に応じて進行していくものですが1人1人成長の度合いは違うということを忘れてはなりません。スケジュールありきではなく赤ちゃんの反応や状態にも十分気をつけて、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。

調理方法が合っていない可能性もある

赤ちゃんの離乳食は、噛む力と食べる技術に合わせて硬さを変えていくことが基本となります。以下に時期ごとの食事技術と目安をあげてみます。

・離乳食初期(5~6か月頃)

舌を動かしてのどに送る動きがメインで、食物を潰すような動きはできません。液体に近いくらいのトロトロなものを与えます。

・離乳食中期(7~8か月頃)

舌を上下に動かして潰す動きをはじめます。前半は絹ごし豆腐、後半は木綿豆腐くらいが目安になります。

・離乳食後期(9~10か月頃)

舌を左右にも動かし、歯ぐきで押しつぶしたり歯ぐきで噛んだりする動きも見られます。指で軽く押しつぶせる程度、バナナや肉団子くらいの硬さを目安とします。

・離乳食完了期(12~18か月頃)

奥歯が生えないうちは後期と同様ですが、徐々に力は強くなっていきますので指で力を入れて潰せる程度の硬さを目安とします。

おおよそこのようになっていますが、時期に応じたものを与えていても吐き出してしまい食べてくれない場合は食べる技術が調理法、硬さに追いついていないことが考えられます。赤ちゃんは母乳・ミルクを飲むことは本能で行っていますが、離乳食を食べるということは手や口の複雑な連携作業を少しずつ学んでいくということなのです。食事技術が発達する段階をよく理解したうえで赤ちゃんがどのように食べているかをよく観察し、技術が追いついていないようであれば離乳食の硬さの段階を少し戻してあげると食べてくれるようになるでしょう。

母乳・ミルクで満たされていることも

母乳・ミルクで栄養が満たされている場合はそもそも食べる必要がないため食べたがりません。離乳食の直後に母乳・ミルクを与えるサイクルの場合は、離乳食を食べなくても母乳・ミルクが飲めると思い離乳食を食べる量が増えていかないというケースもありますので、少し時間を置いて与えてみたり、間食の時間に与えてみたりすることで食が進むこともあります。

発育が遅れるかもしれない、卒乳が遅れるかもしれないと心配が募る親御さんも多いと思いますが、母乳・ミルクを十分飲んで成長に問題ないようであれば神経質になりすぎなくても大丈夫です。無理強いすることは逆効果ですしいずれ必ず食べるようになりますので、離乳食はゆったりと進めればよいという気持ちで余裕を持って接しましょう。

新しい食材は何回も与えて慣れさせる

離乳食自体は食べるものの、新しい食材を食べることを嫌がって偏食状態となる場合もみられます。好き嫌いがあらわれ始める12か月頃など発達段階の一時的なものでもありますが、そのまま好きなものばかり食べさせていると他のものを食べなくなってしまいます。そのようなときは辛抱強く何回も与えて慣れてもらいましょう。形状や味つけを代えるなどするとスムーズに食べてくれることもありますので工夫してみましょう。

楽しい食卓で食べる意欲を引き出す

その日そのときの体調によって食欲に差があるのは大人だけではなく赤ちゃんも同じです。食べてくれないからといって必死に食べさせようとすると赤ちゃんにも緊張が伝わってしまい逆に食べることが嫌になってしまいかねません。食べてくれないことで落ち込んだり赤ちゃんを叱ったりする必要もありません。

親御さんや家族が味わって楽しく食事をしている姿に興味を持たせ、自ら食べたいという気持ちを引き出すことも有効です。食事を楽しいと感じてもらうことも離乳食期の大事なテーマなのです。

様子がおかしい場合は病院へ

1食、1日の食が細いと感じても、週単位などで見るときちんと食べているという場合もあります。身長体重の増加が順調であれば問題とはなりませんので食事ごとに神経質になる必要はありません。しかし、継続的に食べる量が少なすぎる場合や、普段と様子が違う場合などはドクターに相談することをおすすめします。赤ちゃんは自分で不調を訴えることはできませんので親御さんが日々注意深く様子を観察し、サインを見逃さないようにしたいものです。

離乳食に限らず、子育てに不安があるのはあたり前です。たくさんの赤ちゃんを診察している小児科医であれば状況に応じて的確なアドバイスが得られるかもしれませんので何か気になることや気づきがあるときは積極的に相談して不安を解消しておきましょう。