子供のうちは日焼けをしてもあまり影響がないように見えますが、ダメージは蓄積していくといわれています。子供の日焼け対策のために、日焼け止めを使用することは可能なのでしょうか。詳しく解説していきます。
子供にも日焼け止めは必要?
昔は子供というと元気に走り回ってこんがり日焼けしているイメージが多かったのですが、これはあまりよくないという認識が広まってきました。
適度な紫外線ならメリットも
紫外線を全く浴びないで成長することというのは難しいです。また、紫外線というのはあるのは適度な量であれば、子供にとって有用である場合も多いです。たとえば、紫外線を受けることで骨の形成に役立ったり、皮膚を殺菌してくれたりといったメリットもあります。とはいえ、あくまでもこれは適度に紫外線を受けた場合であって、過剰な紫外線を受けてしまうとデメリットが多いといわれています。
子供に必要な紫外線量とは
子供にとって成長や殺菌に必要な紫外線量というのは、1日10分程度あれば十分だといわれています。そのため、丸1日外で遊んでいる場合などは、しっかりと日焼け対策をした方がよいと考えられています。日焼け対策を行い将来的なリスクを少しでも減らすことができるようです。
紫外線が子供の肌に与える影響
子供のころから紫外線を浴びすぎると次のようなリスクがあるといわれています。
・皮膚の老化が促進され、シミやシワが多くなりやすい
・将来的に皮膚がんになる可能性がある
・白内障や翼状片、そして網膜のメラノーマなどの症状に悩まされる可能性がある
人というのは、18歳までに一生のうちで浴びる紫外線量の半分を浴びてしまうといわれています。そのため、子供のうちからしっかりと日焼け止めをしておかなければならないとされています。
子供用日焼け止めなら赤ちゃんのうちから使用可能
日焼け止めは、子供に使用しても大丈夫なのか不安になる人も多いといわれています。ですが、日焼け止めは子供用の日焼け止めを使用すれば、小さな赤ちゃんのうちから日焼け止めを使用してもよいといわれています。
子供の日焼け止めの選び方
子供に使用する日焼け止めの選び方や使い方について解説していきたいと思います。
子供専用の日焼け止めを選ぶ
病院などで子供用の日焼け止めなどを処方してもらうことはできないことが多いです。ドラッグストアなどに行くと、子供用と記載されている日焼け止めがありますので、その中から選ぶようにしましょう。
刺激の少ないタイプがおすすめ
子供用の日焼け止めを購入する際は、その中でも低刺激性の日焼け止めを選ぶようにしましょう。子供の肌は、敏感ですのでできる限りやさしい日焼け止めを使いましょう。
適切なSPFとPAの値とは
SPF値やPA値は、むやみに高いものを使用すると肌への負担が大きいです。用途に合わせて適切な指数の物を使用しましょう。日常生活の中の外出程度であれば、SPFは15から20、PAはPA++の日焼け止めを使用するようにしましょう。また、海や山へレジャーに行く際には、SPFは20~20、PAはPA++~+++程度の日焼け止めを使用するようにしましょう。
ウォータープルーフタイプ
子供は汗をかきやすい場合が多いです。すぐに日焼け効果が減少しない、ウォータープルーフタイプを使用するのがよいといわれています。
石鹸で簡単に落とせるもの
大人と違って、子供は大人しく顔を洗わせてもらえない場合が多いです。せっけんやボディソープで簡単に日焼け止めを落とすことができるものを選ぶようにしましょう。
子供の紫外線対策のポイント
子供の紫外線対策というのは、日焼け止めを含めてどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めを使用しても薄かったら効果が弱まってしまう可能性があります。クリーム状なら真珠1粒分、液状なら1円玉くらいの量を手のひらにとって、額や顎、頬、鼻に着けましょう。そこからしっかり伸ばすようにすると適切に日焼け止めをつけることができます。
外出する時間帯に注意
午前10時から午後2時の時間帯はもっとも紫外線の量が多くなります。その時間帯に長時間戸外にいないようにするとよいでしょう。
日陰で遊ばせる
できる限り日陰で遊ばせましょう。日陰がない場合は、パラソルなどで休憩する場所を作る方法も考える必要があります。
衣服や帽子でも紫外線対策を
最近では紫外線遮断効果の高い衣服が販売されています。そのような服を着せるか、紫外線を反射しやすい、白や淡い色の服を着せるようにしましょう。また、つばの広い帽子をかぶせることで頭部や顔への紫外線を減らすことができるといわれています。暑い時期に長袖を着せるのは少し可哀そうです。そういった場合は、日焼け止めをしっかり塗ってあげるようにしましょう。
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