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UVカットアイテムで紫外線ケア!正しい使い方と効果

更新日:2017.12.21
公開日:2017.03.29
ドクター画像
この記事の監修者
銀座禅クリニック 院長 コッツフォード 良枝

常日頃からUVカットを意識した生活をすることは、肌にシミやシワを作らないためだけでなく、生涯の健康を守っていくうえでも大切です。そのような健康にも役立つUVカットアイテムについて、ドクター監修の記事で解説していきます。

最近では、さまざまなUVカットアイテムが売られています。紫外線による悪影響を受けたくない人にとっては必需品のようになっていますが、それらのアイテムを正しく使えていない方もいるでしょう。UVカットアイテムは、正しく使わなければ効果を発揮することはできないといわれています。UVカットをする目的から順番に、UVカットアイテムについて解説していきます。

UVカットアイテムによる紫外線ケアの目的

必要以上に紫外線に当たり続けることは、肌に悪影響を与えることになりかねません。そのため、必要以上のUVは、カットしたほうがいいでしょう。UVカットをするというと、シミやシワ対策などの美容について考える人が多いかもしれません。しかし、UVカットの目的はそれだけではありません。もっと大切な、生涯の肌の健康についても考えていくことが大切です。

美容への効果だけが目的ではない

現在UVカットを意識している人の多くは、シミやシワなどを増やさない、いわゆる美容のために対策をしているでしょう。それも大切なことではあります。しかし、UVカットを意識し続けることの効果はそれだけではありません。

生涯の肌の健康を守る

長い年月、必要以上に紫外線を浴び続けると、肌の細胞はうまく修復ができなくなってきます。これはすなわち、肌に腫瘍やがんなどを作ってしまうリスクを増やすことになると考えられています。このような問題が起こってからでは、対処も難しくなってしまいます。生涯の肌の健康を守るためにも、常日頃からUVカットを意識した生活をしていくことが大切になります。

UVカットアイテムの寿命

帽子や日傘、手袋など、UVカットアイテムはさまざまなものがあり、とても便利です。しかし、UVカットアイテムは、洗濯や汗などによる影響で、UVカット効果が落ちることがあるといわれています。

光に当たり続け、効果の落ちるものがある

光を60時間あてた実験によると、黒以外の色の日傘や白い手袋でUVカット効果の低下がみられています。黒以外のアイテムを使っている場合には、光によって効果が低下している可能性を意識しなければなりません。より長くUVカット効果を持続させるためには、黒いアイテムを選んだほうがいいでしょう。

洗濯で効果が落ちるものも

UVカットアイテムも、使い続ければ汚れるので洗濯をします。洗濯を30回繰り返した実験によると、白色の帽子や手袋でUVカット効果の低下がみられています。このことからも、何度も洗濯を繰り返したアイテムは、効果が低下している可能性があると意識しておく必要があります。また、手洗いすべきものを洗濯機で洗ってしまうことでも効果は落ちるので、洗濯に関する表示を気にしておくことも大切です。

汗も効果を落とす原因になりうる

紫外線を多く浴びる季節は汗もかきます。帽子では、どのようなものでも汗によってUVカット効果が低下することはほとんどありませんが、白い手袋では多少低下することがあるようです。汗による影響はあまり気にする必要はありませんが、ものによっては多少の影響があることを知っておきましょう。

日傘は摩擦に強い

日傘は使うたびにこすれます。摩擦によってUVカット効果が低下することも考えられますが、基本的にその心配はありません。日傘に使われている生地は丈夫なものなので、よほどおかしな使い方をしない限りは問題ないでしょう。

上記のようなことから、UVカットアイテムをより長く効果的に使うには、黒いものを選ぶほうがいいと言えます。黒以外のアイテムを使う際には特に、ある程度の期間で新しいものに変えていくほうがいいでしょう。

UVカットアイテムを正しく使う重要性

UVカットアイテムを正しく使ってきちんと紫外線を対策していくことは、長期的なリスクを考えるうえでとても重要です。天気予報を見る際には、UVインデックスも確認して対策をしていくようにしましょう。

日焼けだけではない長期的なリスク

紫外線の対策を続けることは、皮膚がんなどのリスクを下げることにつながると考えられています。そのことからも、適切な紫外線の対策は、子供のころからしておくほうがいいと言えます。

UVインデックスを確認して対策

最近では、天気予報とともにUVインデックスも表示されるようになってきました。これは、その日の紫外線の強さを数字で表したもので、数字が高ければ高いほどより紫外線に気をつけたほうがいいということになります。

中程度より上から対策を
UVインデックスが中程度より上を示しているときには、UVカットアイテムを活用して対策する必要があるといわれています。外を歩くときにも、できる限り日陰を通るようにするといいでしょう。
非常に強いときにはよりきちんと対策を

UVインデックスが非常に強いときには、できる限り外出を控えたほうがいいでしょう。どうしても外出しなければならないときには、UVカットアイテムをきちんと使用し、しっかりと対策をしてから出かけましょう。

アイテムだけでなく日焼け止めとの両立を

紫外線の対策をする際には、UVカットアイテムを使って物理的に避けることはとても有効であり重要といわれています。しかし、これらのアイテムも完璧ではありません。これらのアイテムの素材や色によっては紫外線が透過してくることもありますし、建物や地面などから反射してくる紫外線もあります。

これらのことを考えると、UVカットアイテムだけでなく日焼け止めも活用することが、より理想的ということができます。肌に直接日焼け止めを塗り、さらにUVカットアイテムを使用することで、強い紫外線からも健康的な肌を長期的に守ることができるでしょう。

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