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水虫を放置するとどうなるの?悪化の原因と治療法

更新日:2017/08/16 公開日:2017/03/29

水虫のよくある疑問

水虫を放置すると、治りが遅くなったり、爪水虫に発展してしまったりするなどといったさまざまなリスクが大きくなります。水虫を放置することによる影響や水虫の早期治療の大切さについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ菌の一種が足などの皮膚に侵入することで起こる病気です。水虫にかかると、水ぶくれやかゆみ、赤みなどの症状が出ますが、角質が分厚くなるタイプの水虫など自覚症状がない水虫も存在します。

足の裏は頻繁に目視で確認するような部位ではないので、自覚症状がない場合は発見が遅れてしまうことも多いです。また、水虫に気付いても、大した病気ではないからといって治療を行わずに放置してしまうケースもあります。この機会に、水虫を放置するリスクや水虫の早期治療の大切さについて知っておきましょう。

水虫を放置するリスク

水虫を放置することで、症状が悪化したり、水虫以外の病気にかかってしまったりするリスクが高まります。

水虫が治りにくくなる

水虫を放置すると白癬菌の浸食箇所が広がってしまい、治療を始めたとしても治りが遅くなってしまいます。また、きちんと治療して一旦は症状が収まっても再発してしまう可能性が高まる場合もあります。冬に治したはずの水虫が夏になってから再発してしまうケースなどは、水虫を放置してしまったことが原因になっていることも多いです。

爪水虫になる

皮膚に侵入した白癬菌を放置すると、爪にまで侵入されてしまうこともあります。爪には皮膚に使用するような塗り薬が浸透しにくいので薬の効果が出にくく、治療は長期戦になります。また、爪が生え変わるスピードは皮膚が新しくなっていくスピードよりも遅いため、水虫のせいで変形してしまったり、崩れてしまったりした爪が元通りに生えそろうまでには、半年以上もの時間がかかってしまうこともあります。

周囲の人に感染させてしまう

水虫の患部からはがれ落ちた角質に含まれる白癬菌が床やバスマットなどに落ちて他の人の皮膚などに接触すると、人から人へと感染が広がっていきます。水虫を放置するということは、ずっと白癬菌に侵入されている状態のままで生活するということですので、一緒に生活している家族に水虫をうつしてしまう機会を増やし、感染のリスクを自ら高めてしまうことにもつながります。

二次感染のリスクが上がる

水虫に感染してしまった患部は皮膚のバリア機能が弱っているため、水虫以外の病気になってしまうなど、二次感染のリスクが上がります。水虫を放置したことによる二次感染で起こりやすい病気に、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という感染症があります。蜂窩織炎は、皮膚の深部で黄色ブドウ球菌が増殖してしまうことによって起こる病気で、痛みや発熱、リンパの腫れなどを引き起こします。

アレルギー反応が起こる

水虫を放置して悪化させると、白癬菌に対するアレルギー反応が起こることがあるといわれています。その結果、水虫になっていない部位にまで発疹が出ることがあります。白癬菌に対するアレルギー反応が起こると、白癬菌が侵入していない部位に発疹(白癬疹)が出ます。足に水虫があるのに手に発疹ができるようになった場合などは、白癬菌へのアレルギー反応が原因になっている可能性があります。

水虫は早めの治療を

前述の通り、水虫を放置することにはさまざまなリスクがあります。症状が悪化し、爪水虫や二次感染、アレルギー症状を引き起こしてしまうことに加え、周囲の人に白癬菌をばらまき続けてしまうことになります。自分や周囲の人の体を大切に思うなら、早めに治療を受けた方よいでしょう。

水虫の初期症状の中でもっとも認識しやすいのはかゆみですが、かゆみの症状が出ない水虫も存在します。かゆみがなくても足の裏や足の指に水ぶくれや皮のめくれがあったら、皮膚科などの医療機関を受診するか、市販の薬を使用するなどして対策をとりましょう。

日常生活の中で改善すべきポイント

水虫の治療では、薬などでの治療と並行し、白癬菌が繁殖しづらい生活環境を作っていくことが大切です。白癬菌の増殖を防ぐため、足などの患部を清潔に保つよう心がけましょう。靴や靴下・スリッパなどをまめに履き替え、帰宅したら足を洗って水気をよく拭き取るようにするなどして、白癬菌が増殖しにくい環境を整えましょう。

一緒に住んでいる家族に水虫をうつさないためには、患部から散らばる白癬菌を含んだ角質が部屋にたまらないよう、こまめに掃除を行うことも大切です。家族共用のバスマットなども、できれば毎日洗濯したほうがよいでしょう。

自分以外にも水虫に感染している家族がいる場合は、一緒に治療を行うことが大切です。1人だけが治療を行っていても菌の保有者が家に一人でもいれば、家庭内での感染のリスクは下がりません。また、1人水虫の人がいれば、せっかく治療を受けて症状がよくなっても再度白癬菌をうつされ、再発してしまう場合もあります。徹底した治療を行い、水虫に感染しにくい環境を作りましょう。

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