新しい靴を履いて数日のうちに靴擦れで悩む人はいらっしゃるでしょう。ここでは、靴擦れを起こさないための対策や予防法について見てみましょう。
[目次]
靴擦れの原因
靴擦れとは、なんらかの原因によって足のかかとや足の裏などに擦り傷が発生することをいいます。靴擦れの原因は、以下のようにさまざまです。
- 靴の形とサイズが合わずに摩擦によって靴擦れが起きる場合
- 靴そのものの素材が固い場合
- ハイヒールなど靴の先端が細くなっている場合
また、外反母趾も例外ではないようです。幅広くいえば、誤った姿勢を保ち続けた状態で歩くことは、足に負担がかかってしまうためと考えられます。
靴擦れの主な症状は、摩擦によって皮がめくれ痛みが生じることです。また、症状が進むと水ぶくれが発生することがありますが、傷口に雑菌などが入ることによって、化膿や壊死などを引き起こす危険があります。靴擦れだからと思わずに、適切に対処するか、皮膚科を受診するようにしましょう。
自宅でできる靴擦れ対策とは
靴擦れを起こして、つねに痛みが襲ってくる場合は、適切な対策をとる必要があります。その対策方法をいくつかご紹介します。
靴擦れ用の絆創膏を使用する
靴擦れの対策としては、靴擦れ用の絆創膏を使用する方法があります。普通の絆創膏でも代用は可能ですが、靴擦れ用の絆創膏としてドラッグストアなどで販売されているのものを使用するとよいでしょう。また、種類も豊富にあり、サイズや絆創膏の特徴などで選ぶとよいでしょう。
靴擦れ用の絆創膏のメリットは、患部だけでなく、靴に貼ってもパットとしての効果が期待できます。また、かかとや足の裏に当たる部分に絆創膏を貼ることで、クッション代わりとして足への負担を軽減する効果にも期待できます。ただし、絆創膏は使用したその日のうちに取り替えることを忘れないようにしてください。絆創膏は消耗品のため、誤った使い方をしなければ基本的にデメリットは少なく、手軽にとれる対策方法といえます。
絆創膏を使用するもうひとつのメリットは、新しい靴に合わせて自分で靴擦れしないように調整できることです。つまり、靴を調整するわけではないので、手軽に試すことができます。たとえば、新しい靴を買う際、絆創膏を使わず、靴を履いて感触を確かめてみましょう。かかとに摩擦してしまったり、その他の部位に摩擦してしまったりすれば、摩擦部分に靴擦れ用絆創膏を貼りクッションにすることで、新しい靴でもフィットさせることができます。
靴を調整する
靴にはさまざまな種類がありますが、靴擦れしやすいのは革靴やハイヒールなど固い素材でできた靴でしょう。とくに、新品の靴の場合は、まだ自分の足に馴染んでいないため靴擦れになりやすいと考えられます。対策としては、固い素材の靴にストレッチャースプレーなどをかけてやわらかくすると、靴擦れ防止に期待ができます。
全体にかけるのもいいですが、かかと部分など、摩擦が起きやすい部分を中心にかけるとよいでしょう。とはいえ、やわらかくし過ぎると靴としての形が崩れてしまうおそれがあるため注意が必要です。
歩き方の姿勢を整える
靴擦れは、歩く姿勢を整えることで改善に効果が期待できるでしょう。歩き方には、人それぞれクセがありますが、知らずに誤った歩き方をしている場合があります。普通であれば靴と接触しない部位に摩擦が起きてしまい、靴擦れが起きる可能性があります。しかし、正しい姿勢で歩くことは簡単ではありません。日常生活で、歩き方を意識して習慣づけることが求められるでしょう。
正しい歩き方については、『太ももが細くなる方法!歩き方の見直しで理想のスリム美脚』をご覧ください。
靴擦れの予防
靴擦れを予防するためには、まず、自分の足に合った靴を選択することから始めましょう。サイズが合っていても、なじむまで時間がかかり靴擦れを起こすかもしれません。その対策には、絆創膏などで皮膚を保護して靴擦れを防ぎましょう。また、日常生活においてもつねに正しい歩き方を習慣づけることが求められます。
必ずしも改善効果が現れるわけでもないようですが、そのように色々な面で注意して足の皮膚に負担をかけないことが、重要だといえるでしょう。
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