スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

妊婦の肩こりの原因と対処法

更新日:2017/04/16 公開日:2017/04/16

肩こりの基礎知識

妊娠することで体にはさまざまな変化が起こります。そのため、不調が起こりやすくなります。そのひとつが肩こりです。妊娠中に起こる肩こりの原因と効果的な対処法をドクター監修のもと紹介します。

肩こりは筋肉が緊張し、血流が悪化することで発症します。特に、妊娠初期は血流が悪くなりやすいため注意が必要です。また、不安や心配からくるストレスも肩こりを悪化させる原因となります。

妊婦の肩こりの原因

肩こりの症状を抱えている女性は多いといわれていますが、妊娠することで初めて肩こりを感じる人もいるといわれています。特に、妊娠初期には肩こりに悩む人が多く、その原因として次のようなことがあげられます。

ホルモンバランスの変化

妊娠すると女性ホルモンのバランスが大きく変化します。これにより、体の健康を維持している自律神経のバランスが崩れやすくなり、筋肉が緊張している状態が続き肩こりを引き起こします。

体型の変化

背骨は、椎骨といわれるたくさんの骨から形成されています。背骨は自然なS字型のカーブを描くことで、体を支えています。妊娠するとお腹が大きくなり、背骨に負担がかかるため神経が圧迫されやすくなります。その結果、神経の伝達が弱くなり筋肉の働きが低下するといわれています。また、妊娠することで乳房が大きくなり、その重みで肩に負担がかかりやすくなることも肩こりの原因のひとつです。

不安やストレスによるもの

妊娠初期や初めての妊娠は、不安や心配ごとが多く、ストレスを抱えこみやすくなります。私たちの体は活発に活動しているときに優位となる交感神経と、睡眠時やリラックスしているときに優位となる副交感神経がバランスよく働くことで心身ともに健康を維持しています。しかし、ストレスを溜めることでこのバランスが崩れて筋肉が緊張している状態が続きます。その結果、血流が悪化してしまい肩こりを引き起こしやすくなります。

運動不足によるもの

妊娠が発覚すると体調不良で安静にしていることが増えたり激しい運動を控えたりするため、運動不足になりがちです。その結果、血流がとどこおり肩こりが起こりやすくなります。

妊婦の肩こりの症状

妊娠中は体の変化により、さまざまな不快症状が起こります。肩こりは、妊娠による不快症状のひとつです。肩こりといっても、痛みや重苦しさ倦怠感など人により感じる症状が異なります。肩こりの症状がなかなか改善しなかったり続いたりする場合は、医師に相談してみるといいでしょう。

妊娠の肩こりの解消法

肩こりを解消するには次のようなことを心がけるといいでしょう。セルフケアではなかなか改善しない場合は、疾患がひそんでいる場合もあるため医師に相談するようにしましょう。

肩こりを解消するストレッチをする

体に負担をかけない程度に、肩や首の血流を促進するストレッチをとり入れるといいでしょう。簡単にできるものを毎日続けることで、血流の改善や筋肉の緊張の緩和が期待できます。

肩回しストレッチ

座ったままの状態で、ひじを曲げて両肩の上にてのひらを乗せます。そのままひじを後側から前に向かって回します。数回くり返したら、反対回しも同じように行います。

首回しストレッチ

座ったままの状態で頭をまっすぐにし、軽くあごを引きます。頭の頂上で大きな円を描くようにゆっくりと首を回します。

首の筋肉のストレッチ

両手を組んで頭の後側にあてます。頭に力を入れて、後頭部に置いたうでを押します。次に、後頭部の手をくずして額に手のひらをあてます。額に力を入れて手のひらを押します。

ストレスを溜めこまない

ストレスは、肩や首の血流を悪化させる原因となります。不安や心配でストレスを抱えこまないように友人や医師に相談できるようにしておくといいでしょう。また、体に負担をかけない程度に趣味やお出かけを楽しみリフレッシュしましょう。

体を温める

体を冷やすことは肩こりだけでなく、胎児にもよくないといわれています。シャワーやお風呂で体を温めて血行を促進することは、肩こりの緩和にも効果的です。ただし、体調がすぐれない場合は長風呂はしないで、ホットタオルや湯たんぽで体を温めるといいでしょう。

適度な運動をとり入れる

急激な運動は、体の負担となるため医師と相談しながら運動をとり入れるといいでしょう。

妊娠中に湿布を使用する際の注意点

妊娠中は、経口薬に気をつけている人は多いですが、貼り薬の湿布も同じように注意が必要です。湿布には、非ステロイド性抗炎症剤などの痛み止め成分が含まれています。この成分は、母親の皮膚から吸収されて、筋肉まで届き胎盤を通って胎児へと届くといわれています。そのため、安易に湿布を貼ると胎児に悪影響を与える場合があります。肩こりがつらく湿布を使用したい場合には、必ず医師に相談しましょう。

妊娠中の肩こりにはセルフケアを

妊娠中は、体にさまざまな変化がおこるため、肩こりを始め体調不調が起こりやすくなります。ストレスを溜め込まず、ストレッチなどできる範囲のセルフケアを心がけましょう。どうしても肩こりの症状がつらい場合は、医師に相談することをおすすめします。

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科

ヘルスケア本