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乾燥肌の化粧品選び(7)日焼け止め

更新日:2017/09/14 公開日:2013/12/12

角質層がダメージを受け、外部からの刺激に弱い乾燥肌は、紫外線の影響をとても受けやすくなっています。

そのため、乾燥肌にとって紫外線対策は、スキンケアの一つのステップとして欠かせません。

当然、日焼け止め選びも重要になってきます。

ここでは、乾燥肌の方は、どのように日焼け止めを選ぶべきかを解説します。

日焼け止めによって起こりうる2つのダメージ

紫外線対策として、日焼け止めを塗ることはとても効果的ですが、一歩間違うと、お肌に悪影響を与えてしまい、さらに乾燥肌を悪化させてしまうことがあるのです。

日焼け止めを使用する際には、次の2パターンのダメージが考えられます。

(1)日焼け止めに含まれている成分によるダメージと、(2)日焼け止めを落とす時のクレンジング剤によるダメージです。

(1)日焼け止めに含まれている成分によるダメージ

最近は、最新技術の発達によって、日焼け止めも様々な種類のものが開発されており、お肌に優しいのにもかかわらず、日焼け防止効果が高いものも増えてきています。

しかし、一般的な日焼け止めの中には、お肌に悪影響を及ぼす危険のあるものが多いのも事実です。

ノンケミカルが一概に良いとはいえない

たとえ紫外線吸収剤不使用の“ノンケミカル”と呼ばれる日焼け止めでも、安心はできません。

紫外線吸収剤不使用でも、その代わりに使用されている紫外線散乱剤が、お肌を乾燥させることもあるからです。

また、紫外線散乱剤は、紫外線によって変質して活性酸素を発生させる、という研究結果の報告もされています。

さらに、ノンケミカルの日焼け止めでも、すぐに落ちてしまうのであれば、意味がありません。日焼け止めが簡単に落ちてしまい、強い紫外線にさらされれば、当然お肌が大きなダメージを受けてしまいます。

それなら紫外線吸収剤を使ったものを塗って、確実に紫外線をカットしたほうが、お肌のためには良いということもあります。このことからも、単純に“ノンケミカル”の日焼け止めが良いとは言い切れないのです。

使用感や仕上がりが良いものには注意

もちろん、品質の悪い日焼け止めは、使用感や仕上がりを良くするためにお肌に刺激の強い成分を使っていることがあるので、注意が必要です。

ベタつかない、長持ちするなどの使用感や仕上がりの具合、SPFの高さだけで、日焼け止めを選ぶのは避けるようにしましょう。

(2)日焼け止めを落とす時のダメージ

もう一つの日焼け止めによるダメージとして、日焼け止めを落とすために、強いクレンジングが必要になることで受けてしまうダメージがあります。

汗や水では簡単に落ちない、または、使用感の良い日焼け止めは、合成ポリマーやシリコンなどが入っているものが多くなっています。

このような日焼け止めをしっかりと落とすには、どうしても、強いクレンジング効果の得られるクレンジング剤を使う必要が出てきます。

強いクレンジング剤は、皮脂膜や角質層の細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)など、必要な保湿成分までも洗い流してしまい、乾燥肌を悪化させてしまいます。

この日焼け止めを落とす時のダメージを減らすという意味でも、合成ポリマーやシリコンがなるべく含まれていないものを選ぶようにしましょう。

日焼け止めはシーンに合わせて選ぶ

日焼け止めは、基本的にお肌に優しいものを選ぶのが大事ですが、日焼け止めが簡単に落ちてしまって日に焼けてしまい、紫外線によるダメージが直接お肌に及ぶほうが、デメリットが大きい場合もあります。

日焼け止めはシーンに合わせて適切に選ぶこと、またアフターケアをしっかりとすることが重要です。

日常生活で使用する日焼け止め

日常生活で浴びる紫外線をしっかりカットできるもので、なるべくお肌に負担が少ないものを選ぶようにしましょう。

お肌に優しくても、紫外線防止効果がなければ意味がありません。

そのためには、内容成分や処方などを、しっかり確認するようにします。よく分からなければ、自分で判断せず、日焼け止めを取り扱っている皮膚科などに相談し、自分のお肌に合ったものを紹介してもらうようにしましょう。

【普段使いの日焼け止めを選ぶポイント】

  • SPA値15~30程度、PA値++程度
  • 洗顔料や石鹸で落とすことができる
  • 紫外線防止剤として、紫外線散乱剤を使用
  • 配合成分の酸化や変質を防ぐ工夫がされている
  • 界面活性剤、シリコン、ポリマーなどがなるべく含まれていない

海やプールなど、屋外でのレジャーで使う日焼け止め

下記のような基準をクリアした上で、なるべくお肌に負担が少ないものを選ぶようにしましょう。さらに、レジャー中もなるべく小まめに塗り直すようにするのがコツです。

【レジャー用の日焼け止めを選ぶポイント】

  • SPA30~50、PA値+++〜++++程度
  • ウォータープルーフで落ちにくい仕様
  • 耐水テストの結果がきちんと表示されている
  • 抗酸化物質など、使用時の酸化や変質を防ぐ工夫がなされている
  • テクスチャーはクリームや乳液など、手で塗るタイプ(スプレータイプは塗りムラができやすく、塗れていないところが分かりづらいこともあります。)

お肌に問題がある場合は、日傘や帽子などで対策を

乾燥性敏感肌の原因の多くは、こすり過ぎや洗顔のしすぎ、ピーリングなどです。これらを止めることで、お肌が本来持つバリア機能が回復していきます。

バリア機能が回復すれば、日焼け止めで刺激を感じるということはなくなるでしょう。

しかし、アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など、皮膚疾患がある方は、日焼け止めが使えない場合があるので、自己判断で、安易に使用してはいけません。

皮膚科を受診し、もし日焼け止めを止められた場合は、ドクターの指示に従って紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めを塗る以外にも、日傘や帽子、服装など、対策は他にもたくさんあります。

日焼け止めを落とした後の保湿アイテムについて知りたい方は、「乾燥肌の化粧品選び(3)化粧水」をご覧ください。特に、水分保持機能があるとされているセラミドについて詳しく知りたい方は、「セラミド配合化粧水の正しい選び方・使い方」や「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご参照ください。

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