女性の臭いは女性ホルモンやダイエット・貧血など、さまざまな原因によって発生します。こちらの記事では、女性特有の臭いの原因と対策について紹介します。
生理前~生理中のデリケートゾーンの臭い
女性ホルモンは汗腺や皮脂腺の働きをコントロールしています。生理前は女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になり、皮脂腺に脂が詰まるため、それが酸化して臭ってしまうのです。それに加え生理中は経血やナプキン、外陰部の汗で下着が蒸れ、雑菌が繁殖して臭いの原因になります。
対策
対策としては、シャワーなどで清潔に保ちましょう。また生理中は、ナプキンやタンポンを少なくとも3時間を目安にこまめに取り替えてください。下着は、綿やシルクなどの通気性のよい下着がオススメです。
更年期の臭い
更年期の症状として、最も多く一般的なものがホットフラッシュです。これは周囲の環境に関係なく、のぼせやほてり、発汗などの症状が突然出てしまう症状です。このホットフラッシュにより、自律神経のバランスが崩れて汗をかくと、アンモニア臭がすることがあります。
対策
こういった体臭を予防するには、脱ぎ着のしやすい洋服にし、体温調節をしやすくしましょう。また、半身浴などでゆっくりとお風呂につかり血行をよくすることも効果的です。突然の、のぼせやほてりなどで汗をかいたら、ゆっくり腹式呼吸をしてリラックスしましょう。
貧血による臭い
病気の種類によっては、体臭が発生するケースもよくありますが、貧血のときも酸っぱい臭いがする場合がよくあります。貧血になると酸素が不足し、汗を出すときに必要なエネルギーが不足してしまいます。そのときに、酸素を必要としない別のエネルギーが発生し、乳酸が作られるのです。この乳酸が臭いの原因になります。
対策
対策としては、鉄分を含む食事を心がけましょう。また、大豆などのイソフラボンを多く含む食品をとると、鉄分が外に流れにくくなるのでおすすめです。
ダイエットによる臭い
食事制限によって体臭、口臭が発生することがあります。臭いの原因としては、普段より、カロリーを抑えた食事をすると基礎代謝が下がり、エネルギーの燃焼がしにくくなります。その結果、身体の中で乳酸が作られ、この乳酸が汗や尿などで外に出されるとき、アンモニア臭がするのです。
対策
体臭がでてしまうダイエットはあまり正しいとは言えません。極端な食事制限は避けて、運動によって代謝を上げましょう。
臭いが気になる方は、上記の対策をぜひ試してみてください。臭い対策に香水を使うという手段もあります。自分のお気に入りの香りを身につけることはとても楽しいものですが、付けすぎることによってかえって不快な臭いになる場合もありますので、気を付けて使いましょう。
また、対策に効果がみられない場合は婦人科のドクターに相談することをオススメします。
振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!
クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。