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足(脚)のむくみの解消方法(2)自分でできるツボ押し・ツボマッサージ

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
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この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 吉澤智子

足のむくみを解消するために、自分でできるツボ押しやツボマッサージについて、ドクター監修の記事にまとめました。足のむくみを解消するには、どこにあるどのような効果のあるツボを押せばよいのか、具体的にお伝えします。

足(脚)のむくみの解消方法(2)自分でできるツボ押し・ツボマッサージ

足のむくみを緩和するための効果的な方法のひとつに、足裏や足首にあるツボ押し・ツボマッサージがあります。足裏にはおおよそ70ものツボがあり、それぞれが身体の各パーツや内臓に対応しています。

ツボを刺激することで、身体の中にもともと備わっている自然治癒力を高めて、身体を正常な状態にリセットする効果が期待できます。

足のむくみを解消する4つのツボ

足のむくみ解消に関わるツボはどのようなものがあるのでしょう。主なツボの種類と刺激を加えるポイントを解説します。

(1)腎臓の働きを正常化する「足心(そくしん)」

足裏の中央にあるツボです。水分量を正常化する腎臓の働きを活発にします。

痛みを感じる程度まで親指で強めに押してから、ゆっくりと離すことを左右とも10回ほど繰り返して刺激します。

(2)血行を促進する「心臓」というツボ

左足の中指と薬指の間からかかと側へ5cmほど下にあるツボで、右足にはありません。血液の循環を促進し、下半身のむくみを解消します。

親指を心臓に当てて、足の甲側から残りの指で支えて挟み込み、押しほぐします。

(3)筋肉疲労を緩和する「湧泉(ゆうせん)」

足裏の中指の下辺り、足を丸めた際に中心より上にくぼみができる場所にあるツボです。血流を改善するとともに、筋肉疲労の回復にも効きます。

手の親指の腹を使って強めに3秒間押し続け、指をゆっくり離して3秒間待つという動作を湧泉が温かくなるまで、左右とも5回ぐらい繰り返します。

(4)水分の代謝を助ける「水泉(すいせん)」

足首にある内くるぶしの斜め下、内くるぶしとかかとのちょうど間にあるツボです。身体の水分代謝を促進します。ホルモンバランスを整える効果も期待できるので、生理中に足がむくみやすい方にオススメです。

両手で包み込むように足首を抱え、親指を水泉に当て軽めにやさしく押しもみほぐします。1分程度押し続け、ゆっくり離す動作を左右とも5回ほど繰り返します。

効果的なツボ押し・ツボマッサージのコツ

ツボの効果を最大限に引き出すためのコツを押さえておきましょう。

床に座ってマッサージする方の足を反対側の太ももにのせる

しっかり力を入れてツボ刺激ができるように、安定した姿勢をとりましょう。

ツボを押すときは息を吐きながら

リラックスした体勢をとったら、息をゆっくりと吐きながらツボを押し、力をゆるめるときに息を吸いましょう。

身体が温まった状態で行う

ツボを刺激すると血行を良くする働きがありますが、入浴後など、身体が温まった状態ですることでより高い効果が期待できます。

自分のツボは自分で探す

お伝えしたツボの場所はあくまでも目安です。ツボのある位置は人それぞれ異なるため、ツボ周辺を自分で揉んだり触ったりして見つけていくしかありません。

冷えていたり、凹んでいたり、痛みがあるポイント、それがあなたのツボです。

足裏を刺激する際の注意点

ツボ押しは身体の状態によっては悪影響になることもあります。以下にあてはまる方は足のツボ押しを控えましょう。

妊婦さんや子ども、お年寄り

妊娠中の方や、子ども、お年寄りには刺激が強すぎることがあります。

飲酒後や足に怪我がある人も要注意

アルコールが入っている方や、足に捻挫や骨折などの怪我を負っている方は足ツボ刺激をしてはいけません。

ご自分の身体と相談しながら、いろいろなツボを探して足のむくみを解消してみましょう。

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