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青汁の素材と成分(6)長命草の栄養素と特徴

更新日:2016/12/09 公開日:2014/08/01

青汁の基礎知識

血行を良くして動脈硬化を改善する他、脂肪燃焼によるダイエット効果もあると言われる長命草。なぜこのような効果がもたらされるのか、その理由や野菜としての特徴について、ドクター監修のもと解説します。

長命草

美肌効果やダイエット効果など、女性に嬉しい効能が多いとされる長命草。このような効能がもたらされる理由をはじめ、野菜の特徴や栄養素ついてまとめました。

長命草とは?

長命草は沖縄県などの温暖な地域で海岸沿いに自生する多年草の一種で、別名「牡丹防風(ぼたんぼうふう)」「サクナ」とも呼ばれます。ビタミンやミネラルを豊富に含み、古くから食材や民間薬として健康に役立てられてきました。

近年の研究により高い抗酸化作用をはじめ排尿促進、血流改善作用もあることが明らかになっています。これだけを見ても、沖縄県民の健康・長寿の秘訣のひとつに「長命草を食べていること」が挙げられるのも、うなずけると思います。

長命草に含まれる栄養素と効能

ルチン、イソサミジン-(1)動脈硬化の改善、(2)冷え症・むくみ改善

長命草に多く含まれるルチン(ポリフェノールの一種で蕎麦に多く含まれる成分)は、血液をサラサラにして動脈硬化を改善する作用があると言われています。また、イソサミジン(排尿を促す成分)には高い血管拡張作用があるため、血流が改善され冷え性やむくみの改善も期待できるとされています。

ルチン、クロロゲン酸-活性酸素を除去

長命草に含まれるルチンやクロロゲン酸などのポリフェノールには、日常生活で発生した活性酸素を除去する働きがあります。その含有量は蕎麦やコーヒーの2倍以上であるため、より強力な抗酸化作用が期待できるとされています。ストレスや紫外線により過剰に発生した活性酸素は細胞を傷つけ、さまざまな病気や老化の原因となるため、酸化を防ぐことは健康を保つことに繋がると言えます。

β-カロテン、カルシウム、ビタミン、ミネラル-美肌効果

長命草にはβ-カロテンやカルシウム、ビタミン・ミネラルをはじめとする、肌を美しく保つために必要な栄養素が豊富に含まれています。なかでもビタミンEやポリフェノールの抗酸化作用は紫外線などによる活性酸素から肌細胞を守ってくれますし、ビタミンCにはシミを防ぐ効果があるため白く美しい肌を保つのに役立ちます。

イソサミジン-排尿を促す効果

長命草に含まれる特殊成分のイソサミジンには、過剰に収縮した膀胱や前立腺の筋肉を緩める働きがあります。そのため、残尿感や夜間頻尿の症状をやわらげる効果が期待できます。ラットによる実験では、排尿回数の抑制と1回あたりの排尿量の増加が見られました。

クロロゲン酸、プテリキシン-ダイエット効果

クロロゲン酸は継続飲用することで脂質を分解・燃焼しやすくする効果があるため、ダイエット効果も期待できるとされています。また近年では大学の研究により、長命草に含まれる成分「プテリキシン」が生物の細胞に直接働きかけ、中性脂肪の合成を抑え肥満を抑制するということも分かりました。