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シミ(しみ)の種類と適したレーザー

更新日:2016.12.09
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
ノエル銀座クリニック 医局長 厚田幸子

原因や症状によっていくつかに分けられるシミ(しみ)の種類と、治療に適したレーザーについて、ドクター監修の記事でご紹介します。治療する際の注意点や、健康保険が適用されるかどうかについてもお伝えします。

シミ

シミにはどんな種類があるのでしょう。また、その種類に応じたレーザー治療にはどのようなものがあるのでしょう。

シミの種類とは?

原因や症状によってシミにはいくつかの種類があり、それぞれのシミ治療にオススメのレーザーを紹介します。

(1)老人性色素斑(日光黒子)

主に紫外線が原因のシミです。メラニンの排出が滞ることで顔や手、背中、前腕など紫外線を浴びやすい露出部分に多く表れます。

加齢に伴い40代以降に目立つのも特徴で、別名、日光性黒子や老人性色素斑とも呼ばれます。放置すると皮膚が盛り上がって、脂漏性角化症になる可能性もあります。

治療には、特定の色素にのみ反応するQスイッチルビーレーザーやYAGレーザーがオススメです。詳しくは『Qスイッチルビーレーザーによる治療の効果と注意点』、『YAG(ヤグ)レーザーによる治療の効果と注意点』をご覧ください。

(2)雀卵斑(そばかす)

頬や鼻の回りを中心に生じる、丸味のある茶褐色の色素斑です。遺伝性のものとそうでないものと2種類ありますが、どちらも主な原因は紫外線です。子どもから大人まで見られ、紫外線を浴びると濃くなったり数が増えたりします。

治療にオススメのレーザーは、優しい光を広範囲に照射するフォトRFや特定の色素にピンポイントに作用するYAGレーザーなどです。詳しくは『フォトRFによる治療の効果と注意点』、『YAG(ヤグ)レーザーによる治療の効果と注意点』をご覧ください。

(3)肝斑

薄い褐色で、頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴です。

妊娠やピルなどによって誘発されたり悪化する上、高齢者にはあまり見られないため、女性ホルモンが関与していると考えられます。

治療はトラネキサム酸内服療法やトレチノン外用薬を用いるのが一般的ですが、症状に応じて低出力でのレーザー照射(YAGレーザーなど)を組み合わせるケースもあります。

詳しくは『トラネキサム酸の美白・肝斑治療効果と副作用』、『ハイドロキノン・トレチノイン治療効果と注意点』、『YAG(ヤグ)レーザーによる治療の効果と注意点』をご覧ください。

(4)炎症性色素沈着

ニキビややけど、擦り傷や化粧品によるかぶれなどの炎症が治まった後にお肌に残る、褐色のシミのことです。年齢や性別に関わらずできて、時間の経過と共に薄くなる傾向があります。

治療にオススメのレーザーは、特殊な光で沈着したメラニンに作用するフォトフェイシャルやフォトRF、瞬間的に高いパワーでメラニンを除去するQスイッチルビーレーザーやYAGレーザーです。

詳しくは『フォトフェイシャル治療の種類と効果』、『フォトRFによる治療の効果と注意点』、『Qスイッチルビーレーザーによる治療の効果と注意点』、『YAG(ヤグ)レーザーによる治療の効果と注意点』をご覧ください。

健康保険は適用されるの?

レーザー・光治療は自由診療で、健康保険が適用されません。クリニックごとに料金設定が異なりますから、予約する際に確認しましょう。

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