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高血圧のための薬とは

更新日:2016/12/09 公開日:2014/09/26

高血圧の予防・改善方法

高血圧の薬物療法では、「降圧剤」という血圧を下げる薬を利用しますが、降圧剤には、たくさんの種類があります。そこで今回は、それぞれの降圧剤の特徴をご紹介していきます。また、降圧剤を利用するときの注意点も記載します。

降圧剤って何?

高血圧の薬物療法で使う「降圧剤」には、大きく分けると2つのタイプがあります。1つは、末梢血管を拡げて血管抵抗を少なくすることで血圧を下げるタイプ。そしてもう1つは、心臓から送り出される血液量を減らすことで血圧を下げるタイプです。

それぞれのタイプの降圧剤にも、いろいろな種類があり、効き方や副作用などが違います。そこで医師は、患者の年齢や高血圧の程度、合併症、生活習慣などに合わせて、使う薬の組み合わせなどを個別に判断します。

血管抵抗を少なくする降圧剤

カルシウム拮抗薬…血管の細胞内にカルシウムが多くなり過ぎると、血管が収縮して血圧が上がります。そこで、血管の細胞内にカルシウムが流れこむルートをブロックし、血管の収縮をやわらげて血圧を下げるのが「カルシウム拮抗薬」です。

ACE阻害薬…強い血管収縮作用を持ち、血圧の上昇に大きく関わっているのは、「アンジオテンシンⅡ」という物質です。この物質は、「アンジオテンシンI」が「ACE」という酵素の作用を受けることで作られます。そこで「ACE阻害薬」は、ACEの働きを阻害して、アンジオテンシンⅡが作られるのを防ぎ、血管を拡張して、血圧を下げる働きをします。

ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)…アンジオテンシンⅡの受容体の働きを封じて、血圧を下げる薬です。比較的に新しい降圧剤で、副作用が少ないという特徴があります。

α遮断薬…交感神経のα受容体に作用して、血管を拡張させ、血圧を下げる薬です。

心拍出量を減らす降圧剤

利尿薬…体内の水分が多いと、血液量が増えて、血圧が上がります。利尿薬には、腎臓に働きかけて血液中の余分な水分とナトリウム(塩分)の排泄を促し、血液量を減らして血圧を下げる働きがあります。

β遮断薬…交感神経のβ受容体に作用して、心臓から送り出される血液量を減らし、血圧を下げる薬です。

降圧剤を利用するときの注意点

降圧剤には、併用してはいけない薬があります。ほかの病気の治療で服用している薬はもちろん、市販の風邪薬などを利用するときも、必ず担当の医師に相談しましょう。

降圧剤の服用中には、副作用が起こることもあります。副作用と思われるような変調があった場合は、なるべく早めに担当医に伝えましょう。

降圧剤を飲んでいれば、血圧は安定してきますが、勝手に薬の量を減らしたり、服用を止めたりするのはやめましょう。服用をやめると、「リバウンド現象」と言って、血圧が急激に上昇することがあるので、大変危険です。

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