妊娠中、女性の体にはさまざまな変化が起こります。その際に注意したいのが「授乳線」。授乳線とはどのようなもので、どのようなケア方法があるのかを、妊娠中のバストの変化とともに解説します。
妊娠中に起こるバストの変化
妊娠中のバストの変化は比較的早い時期に起こり、2か月目ぐらいから乳腺が発達してきます。個人差はありますが、平均的には妊娠5か月で1カップ以上、7か月目には2カップボリュームアップします。ピークは出産後2~3日。授乳から断乳の約1年間に、少しずつその機能を終えて乳腺と脂肪が減り始めます。
サイズ以外に見られる変化としては、乳首の黒ずみがあげられます。これは、女性ホルモンの急激な分泌増加によってメラノサイトが刺激され、メラニンが作られやすくなるためです。乳首だけでなく、ワキや陰部が黒ずむこともあります。
バストアップによりできる「授乳線」
妊娠すると、お腹に妊娠線ができることがありますが、バストも同様に妊娠線ができることがあり、これを授乳線とも言います。皮下脂肪が急激に増えるため、真皮に断裂が起こって、傷のような線ができてしまうのです。バストに対して放射線にできることが多く、早い方では妊娠4か月目ぐらいから現れます。
授乳線の予防・ケア方法
授乳線ができやすい方は、急激にバストが大きくなったり、もともと皮下脂肪が厚い方などです。また、加齢や日焼けによって肌老化が起こっている場合にも、皮膚の柔軟性が衰えているので、真皮の断裂が起こり、授乳線ができやすくなります。
皮下脂肪がたまっていると妊娠線ができやすいので、妊娠中は体重コントロールに気をつけることが、授乳線をできにくくする1つのポイントです。一般的には妊娠後の体重増加は7~10Kg以内に抑えるのがよいといわれています。また、クリームできちんと保湿して皮膚の乾燥を防いでおきましょう。皮膚がうるおっていれば、柔軟に伸びやすいので妊娠線ができにくくなります。毎日のお風呂上がりに、クリームを塗る習慣をつけましょう。授乳線ができる人は妊娠線も出やすいので、バストだけでなく、全身をケアするようにしてください。
妊娠線ができてしまった場合でも、保湿ケアやマッサージを行うことで、濃くならないようにすることが可能です。
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